理科(からだ・気象)

理科  

からだ

【血液と循環】

赤血球 血液細胞の1つで血液循環によって体中を回り、肺から酸素を取り込み、体の隅々の細胞に供給する。血球中もっとも数が多い。赤血球の内部には鉄を含む赤いたんぱく質ヘモグロビンが充満しており、ヘモグロビンに酸素を取り込む。
白血球 血液細胞の1つで、 外部から体内に細菌や異物が侵入すると、それらを自分の中に取り込み、殺菌したり処理する働きがある。 形態的に分類すると、好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球の5種類がある。
血小板 血液細胞の1つで、 血栓の形成に中心的な役割を果たし、血管壁が損傷した時に集合してその傷口をふさぎ、止血する作用を持つ。
肺循環 右心室肺動脈肺の毛細血管肺静脈左心房
体循環 左心室大動脈全身の毛細血管大静脈右心房
動脈血 動脈と肺静脈中を流れる血液。酸素を多く含んでいて、鮮やかな赤色をしている。
静脈血 静脈と肺動脈中を流れる血液。二酸化炭素を多く含み、暗い赤色をしている。

【からだ】

酵素 生体で起こる化学反応に対して触媒として機能する分子。基質特異性(決まった基質にしかはたらかない)を持ち、最適温度(30〜40℃)、最適pHがある。
デンプンの分解 デンプンー(アミラーゼ麦芽糖ーマルターゼブドウ糖
たんぱく質の分解 たんぱく質ー(ペプシン)→ポリペプチドー(トリプシン)→ペプチドー(ペプチダーゼ)→アミノ酸
脂肪の分解 脂肪ー(リパーゼ)→脂肪酸+グリセリン
栄養分の吸収 ブドウ糖とアミノ酸は小腸の柔毛の毛細血管から、脂肪酸とグリセリンは小腸の柔毛のリンパ管から吸収される。
肝臓のはたらき ブドウ糖などからグリコーゲンを合成して蓄える。胆液を生成する。熱を発生して体温を維持する。解毒作用。血液やビタミンを貯蔵する。アンモニアを尿素に変える。
膵臓のはたらき トリプシン、アミラーゼ、リパーゼなどの消化酵素を含む膵液を分泌し、腸内での消化活動をスムーズに行う。また、ランゲルハンス島と呼ばれる特殊な細胞の集まりがあり、そこからインスリンとグルカゴンという正反対の性質のホルモンを分泌し、血糖値を一定濃度にコントロールする。
腎臓のはたらき 糸球体からボーマンのうへたんぱく質、脂肪以外の血しょう成分をろ過する。ろ過したものを原尿といい、原尿のうちブドウ糖や無機塩類、水は細尿管から毛細血管へと再吸収される。

【病気】

胃潰瘍/十二指腸潰瘍 潰瘍(かいよう)は、粘膜や皮膚が壊死(えし)したあとにできた、組織のただれ。胃潰瘍と十二指腸潰瘍は消化性潰瘍とよばれ、粘膜の防御因子と攻撃因子のバランスがくずれて生じるとされている。防御因子には、粘膜の血流、粘液、粘膜細胞の増殖などがあり、攻撃因子には、胃酸、タンパク分解酵素のペプシン、ピロリ菌、ストレス、薬物などがあげられている。
自覚症状は痛みおよび出血で、みぞおちのあたりが食後または空腹時に痛む。出血は、胃潰瘍では吐血と下血の両方、十二指腸潰瘍ではほとんどが下血となる。
アルツハイマー病 脳の働きが衰えていき痴呆(ちほう)になる、原因不明の病気。1906年にドイツの神経病理学者A.アルツハイマーがはじめて報告した。中高年以上で多く発症するが、年をとることが原因ではない。根本的な治療法はないが、対症療法が効果をあげている。ふつう発病から5〜10年で死亡する。
エイズ Acquired Immune Deficiency Syndromeの略称で、後天性免疫不全症候群ともいう。ヒトがHIV(ヒト免疫不全ウィルス)に感染すると、免疫不全状態となり、感染抵抗力が低下、やがて、肺炎、真菌感染症など、エイズに特有の日和見(ひよりみ)感染症や癌などを生じ、ついには死亡する。
悪性腫瘍、悪性新生物ともいう。細胞が無制限に増殖して、周囲の組織を侵し、リンパ管や血管を通じて他臓器に転移し、増殖する病気。
結核 結核菌の感染によって起こる伝染病。肺以外の組織にも感染するが、最初に感染するのは肺で、発病するのも肺がもっとも多い。患者の咳や、くしゃみ、痰(たん)、だ液とともに結核菌が空気中に飛び散り感染する。初期症状はあまりなく、進行してくると発熱、疲労、寝汗、食欲不振、体重減少が見られ、さらに咳や胸痛、血のまじった痰など呼吸器の障害もあらわれる。
高血圧症 動脈の血圧(血流が血管壁にあたえる圧力)が異常に高くなった状態。中高年に多く、自覚症状がない場合がほとんどだが、放っておくと、心不全や、脳卒中、腎臓病などがおき、また眼底出血(目の網膜に出血)を発症することがある。
C型肝炎 ウィルスによる肝炎で、血液をとおして感染し、輸血後に起こるのがほとんど。症状は軽いが、慢性肝炎になることが多く、さらに肝硬変、肝癌へと悪化する可能性が高い。
糖尿病 すい臓から分泌されるインスリンの不足からくる糖代謝の異常によって起こる病気。血液中のブドウ糖が多くなる高血糖状態が続く。
 糖尿病には大きく分けて、インスリン依存型糖尿病とインスリン非依存型糖尿病の2種類がある。インスリン依存型はおもに子供に起こり、発病と進行がはやい。インスリン非依存型はおもに40歳以上の人に起こり、進行はおそい。糖尿病の影響は目、腎臓、心臓、手足などにおよび、さまざまな合併症が起こる。
生活習慣病 食習慣、喫煙、飲酒、運動などの生活習慣が関与して発症・進行する病気。高血圧、アルコール性肝炎、糖尿病、高脂血症など。

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気象

気圧 大気の圧力のこと。1気圧=1013hPa(=760mmHg)で、10m上昇するごとに約1.2hPaずつ低くなる。
気団 停滞性の高気圧により、気温や湿度などの性質が水平方向に広範囲にわたり、一つの塊とみなせるようになった状態。多くの気団は、季節の変化に伴って勢力と勢力圏を変える。
日本の気象に影響を与えるものとして、シベリア気団、オホーツク海気団、小笠原気団、揚子江気団がある。
前線 気団の境界面を前線面、前線面と地表面の交線を前線という。前線には、温暖前線、寒冷前線、停滞前線、閉塞前線がある。
冬の天気 西高東低型(西にシベリア高気圧、東に温帯低気圧)。
北西季節風が吹き、日本海側は雪、太平洋側は晴れる。
夏の天気 南高北低型(小笠原高気圧におおわれる)。
全体に天気がよく、高温。
台風 熱帯から亜熱帯の西太平洋上で発生した熱帯低気圧が勢力を増し、最大風速が17.2m/秒をこえたもの。気圧がもっとも低い位置を気圧中心といい、その位置と勢力で定義される。
国際的には、地域によってタイフーン、ハリケーン、サイクロンと呼び分けている。
地球上の風系 地球上では特定の地域で、一定の方向に風が吹いている。
貿易風・・・ほとんど1年を通じ、亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯に吹いている。
偏西風・・・亜熱帯高圧帯から寒帯低圧帯へ吹く、西寄りの風。北半球に比べて南半球のほうが強い。
季節風(モンスーン)・・・大気の循環や海陸分布の影響で、冬には気圧の高い大陸から海へ、夏には海から大陸へ吹く風。
ジェット気流 中緯度地域の成層圏の下部付近を吹く、強い西風。風速100m/秒に達することもある。

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一般常識のまとめ

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