名作のあらすじ〜童話

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名作のあらすじ〜童話  

童 話

青い鳥 〜メーテルリンク

 貧しい木こりの子どもの、チルチルとミチルの兄妹が、クリスマス前夜に夢を見る。兄妹は、魔法使いの老婆から、病気の娘のために青い鳥を探してきてくれと頼まれる。そして、犬、ネコ、ほかに光や水などの精をつれて、思い出の国や未来の国を訪ね歩く。しかし、青い鳥は見つからず、むなしく帰ってくる。
 二人が夢から覚めると、何と、自分たちが飼っている鳥が青いことに気がつく。

赤ずきん 〜グリム兄弟

 病気のおばあさんのお見舞いにいく少女赤ずきんは、途中でオオカミに出会う。オオカミは赤ずきんをだまして先回りをし、おばあさんを食べたうえ、おばあさんに化けて、やって来た赤ずきんをも飲み込んでしまう。通りかかった猟師が寝ているオオカミを見つけ、おなかを切りさいて二人を救い出す。腹に石を詰め込まれたオオカミは、その重さでたおれて死んでしまう。

ある母親の話 〜アンデルセン

 わが子を死神に連れ去られた母親が、自分の美しい黒髪や目をも犠牲にして、その後を追い、神に委託されてすべての人間の命を象徴する花や木を保管している大温室にたどり着く。母親は死神と争い、わが子を返してくれなければここの草木を引き抜いてしまうという。しかし、死神から、わが子の死だけを悲しみ他の母親たちの悲しみにたいして無関心な心をさとされ、また生も死もすべて神の御心(みこころ)のままであると説き聞かされる。母親は頭(こうべ)をうなだれて「主よ、どうぞ御心のままに」といい、死は彼女の子どもを運び去る。

家なき子 〜エクトル・マロゾラ

 イギリスの名門の家に生まれながら、盗まれて棄てられた少年レミは、養い親にも見放され、旅芸人のピタリス老人とフランス各地を旅して歩く。ピタリス老人の死後は、花つくりの一家に助けられてしばらく暮らすが、その家が没落しふたたび旅に出る。炭坑の町で事故に遭い、九死に一生を得て養母のもとにもどると、生みの親の所在が分かる。だが、その生みの親とは、レミを盗んだ張本人であり、しかもレミが旅の途中しばらくいっしょに暮らした、遊覧船「白鳥号」のミリガン夫人だった。レミは「白鳥号」を追い求めてようやく母に再会し、二人は幸福な日々を送る。

北風と太陽 〜イソップ

 北風と太陽が力くらべをすることになり、旅人が着ているオーバーを早く脱がせたほうが勝ちと決めた。まず北風から始めたが、北風が強く吹けば吹くほど、旅人はオーバーをしっかりとおさえこんだ。つぎに太陽の番になり、すこしずつ熱をふやしたところ、旅人はオーバーを脱いだ。無理強いをするより、やさしく説得するほうがよほど効果的だという話。

ジャックと豆の木 〜イングランド地方の民謡

 怠け者のジャックが、自分の牛と交換に豆を手に入れる。そしてその豆は芽を出し、一晩のうちに空高く伸びてしまう。豆の木を登ったジャックは、空の国にたどり着き、巨人が父親から奪った竪琴と金の卵を産むニワトリと金の袋を奪い返す。そして、巨人を退治する。

白雪姫 〜グリム兄弟

 白雪姫は王妃の継母にひどく妬まれていた。殺されそうになって、森に逃れて7人の小人たちといっしょに暮らす。白雪姫が生きているのを知った王妃は、とうとう白雪姫を殺し、魔法の鏡にたずねて、自分がいちばんの美女であることを知って安心する。死んだ白雪姫は、お棺に入れられてある王子に贈られた。運ばれている途中で白雪姫は生き返り、王子とめでたく結婚する。

ちびくろさんぼ 〜バンナーマン

 ちびくろさんぼが、父親のジャンボと母親のマンボから贈られた赤い上着と青いズボンと紫のクツを身につけ、緑のこうもり傘をさして、ジャングルを散歩していた。すると、四頭のトラが次々に現れて、両親からの贈り物を奪ってしまった。しかし、やがてトラたちは仲間げんかをしたあげく、溶けてバターになり、さんぼは持ち物を取り返した。

人魚姫 〜アンデルセン

 深い海の底に人魚たちがすむ宮殿があった。王様には6人の姫があり、姫たちは15歳になると海の上に浮かび出ることを許された。心やさしい末娘がようやく海に浮かび出たとき、船に乗っていた人間の王子を一目見て好きになる。そして、嵐で船が沈んでしまったとき、必死になって王子を助ける。しかし、気を失っていた王子はそれに気がつかなかった。

 姫は魔女の力をかりて、美しい声とひきかえに人間の姿になることができ、王子の城に出かけていって侍女になる。ところが、王子は彼女が命の恩人であることを知らないまま、隣の国の王女と結婚してしまう。王子の愛を得られなかった姫は、人魚にも戻ることができず、ついに海に身を投げ、その魂は空にのぼっていった。

ピノキオ 〜コルローディ

 指物師のジェペットじいさんが、一本の薪からあやつり人形をつくってピノキオと名づけた。ピノキオはできあがったときから大変なわんぱく小僧だった。ジェペットじいさんが上着を売って買ってくれた読本をかかえ、学校へ行くものの、途中で小屋がけの人形芝居に気をひかれて見物してしまう。芝居小屋の親方に身の上を聞かれ、金貨5枚をもらうが、家に帰る道中でずるがしこいキツネとネコにだまされ、しかも命までねらわれる。危ないところを青い髪の毛の仙女に救われ、はたらきバチの島で一度は学校に行くものの、こんども悪友にだまされて数々の危険な目にあう。最後にクジラに飲み込まれたジェペットじいさんを救い出し、ピノキオはよい子になる。

ふしぎの国のアリス 〜キャロル

 堤でうとうとと眠ってしまったアリスが、チョッキを着た白ウサギを追いかける夢を見る。そのうち穴に落ちてしまい、地下の国で多くのふしぎな体験をする。
 お菓子を食べて巨人になったり、キノコで小さくなったり、頭の変な連中のお茶の会に出席したり、そうして美しい庭でトランプの女王に出逢う。最後にトランプの裁判に立ち会うが、そのばかばかしさに腹を立て、トランプに襲われたところで目が覚める。

フランダースの犬 〜ウィーダ

 フランダース地方の小さい村に、おじいさんと暮らす少年ネルロと老犬パトラッシュがいた。ネルロは、パトラッシュのひく荷車で町へ牛乳を売りにいって貧しい生活をささえていた。絵の大好きなネルロは、ある日、金持ちの粉屋の娘アロアの肖像画を描いた。しかし、アロアの父親はネルロとネルロのおじいさんに冷たく当たり、おじいさんが亡くなったあと、ネルロを村から追い出してしまう。ネルロは、コンクールに出品した絵が落選して絶望し、雪の中で拾った粉屋の大金をパトラッシュに届けさせたが、凍死してしまう。

ヘンデルとグレーテル 〜グリム兄弟

 ヘンゼルとグレーテルの兄妹は、貧しい木こりの家の子どもだった。両親は食べるのに困って、とうとう二人を森に棄ててしまう。二人は、道に迷い森をさまよい歩くうちに、お菓子でできた家を見つける。それは魔法使いの老婆の家で、二人は老婆につかまってしまう。ヘンゼルが魔法使いに食べられそうになったとき、グレーテルの機転であやうく難を逃れ、反対に魔法使いを焼き殺してしまう。

星の王子さま〜サン・テグジュベリ

 砂漠に墜落した飛行士の私は、奇妙な少年に出会い、ヒツジの絵を描いてくれと頼まれる。彼は恋人であるバラの花を自分の星に残して旅に出た王子で、いくつかの星を巡り渡った後に、地球に来たのだった。やがて、孤独な王子の前に一匹のキツネが現れ、本質的なものは目に見えない、また、他の存在を馴らして関係のきずなをつくることが大切だと教える。王子は、この世界に自分が責任を持たなければならないバラの花が存在することの深い意味を知る。・・・・・・

マッチ売りの少女 〜アンデルセン

 おなかをすかした一人のマッチ売りの少女が、寒い大晦日の町角を、何もかぶらず裸足で歩いていた。マッチは一つも売れず、家へ帰ることもできない少女は、冷たくなった指をあたためるために、すわり込んで一本のマッチをすった。マッチの炎はあかあかと燃え、そのなかにさまざまな幻が見えてきた。はじめのマッチでは大きなストーブが、ついでご馳走がいっぱい並んだテーブル、それからクリスマスツリーが現れ、クリスマスの明かりは空高く昇って星となった。その光のなかに一人のおばあさんが出てきて、少女はあの幸せの場所に連れていってほしいとお願いする。おばあさんが消えないようにと、残りのマッチを全部すってしまうと、あたり一面が明るくなり、少女はおばあさんに抱かれて空に舞い上がっていった。

 翌朝、少女はほほえみをうかべながら死んでいた。しかし、この少女がどんな美しいものを見、どんなに祝福され、おばあさんといっしょに新年をむかえたかを知る人はいなかった。

みにくいアヒルの子 〜アンデルセン

 5羽の雛たちのなかで、一羽だけ体が大きく、毛の色も白く、みにくく生まれたアヒルの子。黄色い毛のほかの兄弟たちからいじめられ、母親からも追い出されるが、草むらの小鳥たちにも相手にされない。次に住みついたおばさんのところでも、ネコやニワトリにいじめられて、さまよい歩く。

 そして、氷に閉ざされたつらい冬も過ぎて、やがて春が訪れたとき、みにくいアヒルの子は自分でも気がつかないうちに大空を飛ぶことができるようになっていた。アヒルの子は、じつはりっぱな白鳥の子だったのだ。

野性の叫び 〜ジャック・ロンドン

 カリフォルニアのある家の飼犬バックは立派な成犬に成長した。しかし、出入りの庭師によってアラスカに売り飛ばされ、そりを引く犬の群れに入る。そこでバックは、きびしい弱肉強食の原始の世界を経験し、非情な人間の仕打ちにも会う。そのうち心あたたかい飼い主ソートンに巡りあい、彼のために尽くそうとする。しかし、彼の死後、からだの中に湧き起こる野性の呼び声に応じて北極のオオカミの群れに入り、そのボスとなって自由な荒野の世界で過ごす。

ライオンとキツネ 〜イソップ

 年老いて、からだが十分に動かなくなったライオンが、病気のふりをして穴の中にこもり、見舞いにやってきた他のけものを捕えては食べていた。ある日、キツネがやってきたが、穴の中に入ろうとしない。そこで、ライオンがその理由をたずねると、キツネは、「ええ、中に入ったけものの足跡はたくさんあるのに、出てきた足跡が一つもありませんからね」と答えた。

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