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体の慣用句あ行か行さ行た行な・は行/ま行~

ま行~

股(また)に掛(か)ける

広く各地を歩き回る。各地を飛び歩く。【用例】世界を股に掛けて活躍する。

眉(まゆ)に唾(つば)をつける

だまされないように十分用心する。【用例】あの人の話は、眉に唾をつけて聞かないと危ないよ。

眉をひそめる

いやなことや心配事のために、眉間(みけん)にしわを寄せること。【用例】食事中にげっぷをしたら、みんなが眉をひそめた。【類句】顔をしかめる。

眉を寄せる

不快なことがあって、気難しい表情を示す。【用例】何か心配事でもあるのか、彼は眉を寄せて考え込んでいる。

身が軽い

① 体の動きが軽やかなさま。
② 家や財産、家族など、自分が守らなくてはならないものがない。

身が入る

真剣(しんけん)になる。【用例】子供の病気が気になって、仕事に身が入らない。

身が持たない

体力の限界を越える。健康を維持できない。【用例】徹夜続きで身が持たない。

身から出た錆(さび)

(刀の錆は刀身から生じるところから)自分が悪いことをした結果として自分自身が苦しむこと。自業自得。【用例】こんなみじめな暮らしも、身から出た錆だからしかたがない。

見た目がいい

その内容や機能はともかくとして、外から見た感じがいいこと。【用例】この服は見た目はいいが、着心地がよくない。

身に余る

自分には十分すぎてもったいないほどすばらしいこと。【用例】身に余る光栄。

身に覚えがある

確かにそのようなことをしたという記憶(きおく)がある。【用例】言われてみれば身に覚えがある。

身に染(し)みる

何かを体験して、ある感情が心に深くきざまれる。【用例】親のありがたさが身に染みる。

身につまされる

他人の気の毒な境遇(きょうぐう)が、自分自身の経験に照らし合わせ、人ごとでなく思われる。【用例】彼の苦労話は身につまされる。

身になる

① 心身のためになる。【用例】経験が身になる。
② その人の立場になって考える。【用例】親の身になって心配する。

身の置き所がない

厳(きび)しい非難(ひなん)を受けたりして、耐えがたい思いをする。【用例】あまりの恥ずかしさで、身の置き所がない。

身の毛がよだつ

体の毛がさかだつほど恐ろしい。【用例】身の毛がよだつような恐ろしい事件。

身の程(ほど)を知らない

自分の身分や能力の程度をわきまえず、それ以上のことを望んだりしようとしたりするようす。「身の程知らず」とも。【用例】二、三度勝っただけで次はチャンピオンに挑戦しようとは、身の程を知らないのもはなはだしい。

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耳が痛い

人の言うことが、自分の弱点や欠点に触(ふ)れているようで、聞くのがつらいようす。【用例】君の忠告は耳が痛い。

耳が汚(けが)れる

不愉快な話を聞かされて、腹立たしくなる。【用例】人の悪口ばかり聞かされて、耳が汚れる思いがする。

耳が早い

物事を人より早く聞きつける。【用例】もう知っているとは、君は耳が早いな。

耳に入れる

聞かせる。知らせる。【用例】ちょっと耳に入れたいことがあるんですが。

耳にする

あることを偶然ぐうぜん)に聞く。【用例】よくないうわさを耳にした。

耳にたこができる

同じことを何度も聞かされていやになる。【用例】その話は耳にたこができるほど聞かされた。

耳につく

① 同じことを何度も聞かされて、聞き飽(あ)きる。【用例】あの話もいいかげん耳についてきた。
② 声や物音がいつまでも耳に残っている。【用例】風の音が耳について眠れない。

耳に入る

聞こえる。うわさや情報などが、聞こうと思ったわけではないが、自然に聞こえてくる。【用例】隣の席の会話が、ふと耳に入る。

耳にはさむ

ちらっと聞く。【用例】うわさを耳にはさむ。

耳を疑(うたが)う

思いがけないことを聞かされて、すぐには信じられないこと。【用例】突然の吉報に、自分の耳を疑った。

耳を貸す

相手の話をまじめに聞いてやる。【用例】友達の話に耳を貸す。

耳をかたむける

興味をもって熱心に聞く。【用例】クラシック音楽に耳を傾ける。

耳を澄(す)ます

心を落ち着けて、じっと聞く。【用例】耳を澄まして鳥の声を聞く。

耳をそろえる

お金や物を全部そろえる。【用例】耳をそろえて借金を返済する。

身も蓋(ふた)もない

表現が露骨(ろこつ)すぎて、味わいも含みもない。【用例】そう言っては身も蓋もない。

見る目がある

何かを的確に判断したり評価したりする能力がある。【用例】彼は人を見る目がある。【反対語】見る目が無い。

身を誤(あやま)る

間違った生き方や行動をする。人生をふみはずす。【用例】酒で身を誤る。

身を入れる

心をこめて、熱心にする。【用例】もっと仕事に身を入れろ。

身を落とす

おちぶれる。【用例】泥棒に身を落とす。

身を固(かた)める

① 結婚して家庭を持つ。【用例】そろそろ君も身を固めてはどうかね。
② しっかりと身じたくをする。【用例】防護服に身を固める。

身を焦(こ)がす

まるで焼かれて身もだえするように、人を好きになって思い悩む。【用例】かなわぬ恋に身を焦がす。

身を粉(こ)にする

骨惜しみをしないで一生懸命仕事をする。【用例】会社再建のため、身を粉にして働く。

身を立てる

自分がついた職業で生活ができるようになる。また、よい業績をあげて社会に認められる。【用例】落語家として身を立てる。

身をやつす

① 身がやせ細るほど、一つのことに熱中すること。【用例】かなわぬ恋に身をやつす。。
② 身なりを変え、みすぼらしく目立たない姿になること。【用例】百姓姿に身をやつす。

身を寄せる

他人の家に同居させてもらい、世話を受ける。【用例】叔父の家に身を寄せる。

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胸(むな)くそが悪い

不愉快(ふゆかい)だという気持ち。「胸くそ」は胸をいやしめた言い方。【用例】あいつのことを思い出すだけで胸くそが悪くなる。

胸騒(むなさわ)ぎがする

とくに根拠(こんきょ)はないが、よくないことが起こったのではないかと急に不安になること。悪い予感がすること。

胸が痛む

哀(あわ)れみ、悲しみなどで苦しい思いをする。【用例】戦争の報道に胸が痛む。

胸がいっぱいになる

感動がこみあげてきて、他のことがわからなくなるさま。【用例】天皇陛下の慈悲深いお言葉に胸がいっぱいになった。

胸が踊(おど)る

わくわくする。【用例】旅行のことを考えると胸が躍る。

胸が裂(さ)ける

ひどい悲しみ、嘆(なげ)きの形容。「胸が張り裂ける」という言い方もある。

胸が騒ぐ

悪い予感がして落ち着かない。胸騒ぎがする。【用例】身を案じて胸が騒ぐ。

胸がすく

快いことなどがあって、胸のつかえが取れ、すっとする。【用例】胸がすく逆転満塁ホームラン。

胸がつかえる

① 食べたものが胸のあたりで止まってしまった感じがすること。
② ひどい悲しみや不安で胸がふさがったようになる。

胸がつぶれる

心配や悲しみで、ひどく苦しむ。【用例】悲惨な光景に胸がつぶれる思いだ。【類句】胸が塞(ふさ)がる。胸が詰(つ)まる。

胸に納(おさ)める

見聞きしたことや感じたことを誰にも言わずにおく。【用例】今の話は君の胸に納めておいてほしい。【類句】胸に畳(たた)む。

胸に聞く

自分の行動などをふりかえって、よく考え直してみること。【用例】どうしてうまくいかなかったのか、自分の胸によく聞いてみろ。

胸に刻(きざ)む

しっかりと記憶にとどめて、忘れまいとする。【用例】恩師の言葉をしっかり胸に刻む。

胸に迫(せま)る

胸が締(し)めつけられるような強い感動を受ける。【用例】万感胸に迫る。

胸に秘(ひ)める

誰(だれ)にも言わずに、自分の心に大事にしまっておく。【用例】胸に秘めた恋。

胸を熱くする/胸が熱くなる

強く感動させられる。【用例】ラストシーンで胸が熱くなる。【類句】胸を打つ。心を打つ。

胸を躍(おど)らせる

喜びや期待感に満ちあふれ、じっとしていられない気分になる。【用例】近づいた修学旅行に胸を躍らせる。

胸を借りる

実力のある人にけいこの相手をしてもらう。【用例】胸を借りるつもりで戦う。

胸をなでおろす

安心する。【用例】ピンチを脱して胸をなでおろした。

胸をふくらませる

心が楽しさでいっぱいになる。【用例】中学への入学で胸をふくらませる。

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目顔(めがお)で知らせる

相手に気づかれないように、他の者に、黙(だま)ったまま顔の表情で意思を伝える。【用例】目顔でそれとなく知らせる。

目が利(き)く

本物か偽物(にせもの)か、いい物か悪い物かなどの区別がすぐつく。【用例】彼は、絵画の鑑定に目が利く。

目がくらむ

① めまいがする。 
② 心を奪(うば)われて正しく物事を判断できなくなる。【用例】金に目がくらむ。

目が肥(こ)える

いいものを見慣れていて、見分ける力がつく。【用例】多くの美術品を見続けてきたから、目が肥えてきた。

目が覚(さ)める

① 眠りから覚める。
② 迷(まよ)いが解けて、本心に立ち返る。【用例】ひどい目にあって、やっと目が覚めた。

目頭(めがしら)が熱くなる

心を打たれて、目に涙が浮(う)かんでくる。【用例】感動的なシーンに、思わず目頭が熱くなった。

目が高い

よい悪いを見分ける力が優(すぐ)れている。【用例】彼は絵に関しては目が高い。

目が出る

さいころを振って良い目がでることから、幸運が巡ってくること。【用例】努力しているのに、いっこうに目が出ない。

目が届(とど)く

注意が行き届く。【用例】親の目の届かない所でいたずらをする。

目がない

とても好きである。【用例】彼女は、あまいものに目がない。

目が離せない

あぶなくて注意を怠(おこた)ることができない。注目して他をみることができない。

目が回る

非常に忙(いそが)しいようす。【用例】目が回るほどの忙しさ。

目からうろこが落ちる

何かのきっかけで真実が理解できる。【用例】彼の話を聞いて、目からうろこが落ちる思いがした。

目から鼻へ抜ける

判断力が優(すぐ)れ、物事にすばやく反応できる。【用例】彼は目から鼻へ抜けるような才人だ。

目から火が出る

非常に痛みを感じたときのようす。【用例】棚に頭をぶつけて目から火が出た。

目くじらを立てる

目のはじをつり上げて、他人のあらさがしをする。ささいなことにむきになる。【用例】目くじらを立てるほどのことではない。

目先が利(き)く

先を見通すことができ、気転のきいた行動がとれる。【用例】目先が利かないと相場は張れない。【類句】目端が利く。

目先を変える

今までの見方や方針をちょっと変えて、新しい雰囲気(ふんいき)をつくること。【用例】社名を新しくしたが、目先を変えただけで、会社の体質は変わっていない。

目じゃない

問題にするに値しない。何かを軽蔑(けいべつ)して無視する気持を表す言葉。【用例】あんな敵なんか、目じゃない。

目尻(めじり)を下げる

うれしいときの表情の形容。美しい女性に見とれている男をさす場合もある。【用例】孫のしぐさに目尻を下げる。

目と鼻の先

距離が非常に近い様子。【用例】自宅は学校と目と鼻の先にある。

目に余る

ひどすぎて見ていられない。【用例】君の行動は目に余る。

目に浮かぶ

過去に見た光景や出来事(できごと)が頭によみがえること。または、何かを想像すること。【用例】娘の花嫁姿が目に浮かぶ。

目に角(かど)を立てる

目をつりあげて怒る。ひどく怒ってにらみつける。【用例】目に角を立てるほどのことでもない。

目につく

目立って見える。【用例】赤いリボンが目につく。

目に触(ふ)れる

目に見えること。視野(しや)にあること。【用例】子供の目に触れないようにする。

目に見えて

何かの変化が目ではっきりとらえられるようす。【用例】目に見えて大きくなった。

目に物見せる

こらしめのために、ひどい目にあわせる。【用例】あいつめ、いつか目に物見せてやる。

目の色を変える

驚いたり、怒ったり、夢中になったりして、目つきを変える。【用例】目の色を変えて課題に取り組む。

目の上のこぶ

自分より力も地位も上にある者が、何かと自分の行動にとってじゃまになること。地位などに関係なく、単に自分のじゃまになる人をさす場合もある。【用例】口うるさい部長は、課長にとって目の上のこぶだ。

目の薬(くすり)

それを見ることによって、楽しい気分になったり、なぐさめられたりするもの。【反対語】目の毒(どく)。

目のつけどころ

大事な点や、とくに注意するところ。【用例】目のつけどころがシャープでしょ。

目の毒(どく)/目に毒

見ると害になるもの。見ると欲しくなるもの。【用例】薄暗がりで本を読むのは目の毒だ。/あの宝石は妻には目の毒だ。

目の中に入れても痛くない

とてもかわいがる。【用例】娘のことは目の中に入れても痛くないほどかわいがる。

目鼻(めはな)がつく

今後のなりゆきや結果についての見通しが立つ。【用例】工事完成の目鼻がつく。

目星(めぼし)をつける

だいたいの見当をつける。【用例】目星をつけて当たってみる。

目も当てられない

あまりにもひどい状態で、まともに見られない。【用例】今度の試験は悪すぎて、目も当てられない。

目もあやに

目が開けられないほどまばゆく、美しいようす。【用例】金閣が朝日に照らされて、目もあやに美しく輝いている。

目もくれない

見向きもしない。【用例】彼は仕事以外には目もくれない。

目を欺(あざむ)く

相手に錯覚(さっかく)を起こさせて、だますこと。【用例】迷彩服を着て、敵の目を欺く。

目を疑(うたが)う

意外なことに驚く。不思議(ふしぎ)に思う。【用例】あまりの変わりように目を疑った。

目を奪(うば)う

思わず見とれさせるほど強い印象を与える。【用例】あまりの見事さに目を奪われた。

目をかける

かわいがって、面倒を見る。【用例】前の上司には目をかけてもらった。

目を皿(さら)のようにする

目を大きく見開いて、何かをよく見ようとするようす。【用例】目を皿のようにして探し回る。

目を三角にする

怒って険(けわ)しい目つきをする。【用例】目を三角にして𠮟りつける。

目を白黒させる

目の玉を激(はげ)しく動かす意で、苦しがっている時やひどく驚いた時のようす。【用例】餅がのどにつかえて目を白黒させる。

目をつける

何かに関心を抱いたり、ねらいをつけたりして、注意を払(はら)うこと。【用例】騒いで先生に目をつけられる。

目をつぶる

過失や欠点に気がついても、見て見ぬふりをして非難しない。【用例】はじめのうちのミスには目をつぶろう。

目をぬすむ

人に見られないようにこっそりとする。【用例】人の目をぬすんで、いたずらをする。

目を引く

人の注意をひきつける。【用例】彼女の服装はとても目を引く。

目をつぶる

過失などを見て見ぬふりをする。【用例】これくらいの失敗には目をつぶってやろう。【類句】目を塞(ふさ)ぐ。

目を細める

喜んだり、まぶしがったりする。【用例】息子のたくましい成長ぶりに目を細める。

目を丸くする

おどろいたり、感心したりする。【用例】あまりのおいしさに目を丸くする。

目を見張る

目を大きく見開く意で、すばらしいものなどを見て驚くようす。【用例】風景のあまりの美しさに、思わず目を見張った。

目をむく

目を大きく開く意で、怒って相手をにらみつける。【用例】暴言に目をむく。

目を養う

良し悪しを判断する力をつける。【用例】人を見る目を養う。

指をくわえる

うらやましくても、何もできず、ただ眺(なが)めている。【用例】仲間の成功を指をくわえて見ている。

あ行か行さ行た行な・は行/ま行~

バナースペース

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数字を使った慣用句

一か八か

一から十まで

一事(いちじ)が万事(ばんじ)

一堂(いちどう)に会(かい)する

一にを争う

一枚(いちまい)噛(か)む

一も二もなく

一夜漬(いちやづ)け

一翼(いちよく)を担(にな)う

一巻(いっかん)の終わり

一刻(いっこく)を争う

一札(いっさつ)入れる

一糸(いっし)まとわず

一糸(いっし)乱れず

一矢(いっし)を報(むく)いる

一笑(いっしょう)に付す

一世(いっせい)を風靡(ふうび)する

一石(いっせき)を投じる

一席(いっせき)設ける

一線(いっせん)を画(かく)す

一点張(いってんば)り

一杯(いっぱい)食わされる

一歩を譲(ゆず)る

一本取られる

いの一番

十八番(おはこ)

間一髪(かんいっぱつ)

三拍子(さんびょうし)揃(そろ)う

十指(じっし)に余る

四(し)の五(ご)の言う

十年一日(じゅうねんいちじつ)

千代(ちよ)に八千代(やちよ)に

鶴(つる)の一声(ひとこえ)

二進(にっち)も三進(さっち)もいかない

二の足を踏(ふ)む

二の句が継(つ)げない

二の次

二の矢を継(つ)ぐ

二番(にばん)煎(せん)じ

一味(ひとあじ)違う

一息(ひといき)入れる

一皮(ひとかわ)剥(む)ける

一言(ひとこと)多い

一言(ひとこと)もない

一役(ひとやく)買う

一山(ひとやま)当てる

一山(ひとやま)越(こ)す

百に一つ

百も承知(しょうち)

百歩(ひゃっぽ)譲(ゆず)って

二つと無い

二つに一つ

万に一つ

三日にあげず

三つ指をつく

胸に一物(いちもつ)

四(よ)つに組む

体のことわざ

開いた口へ牡丹餅(ぼたもち)

青葉は目の薬
 
赤子(あかご)の手をひねる

揚(あ)げ足を取る

顎(あご)で背中を掻(か)く

顎(あご)の雫(しずく)、口に入らぬ

朝雨(あさあめ)は女の腕まくり
 
足下から鳥が立つ
 
足下を見る

足を削りて履(くつ)に適せしむ

足を知らずして靴を為(つく)る

頭が動けば尾も動く
 
頭隠して尻隠さず
 
頭の上の蠅(はえ)を追え

頭(あたま)禿(は)げても浮気は止まぬ

後足で砂をかける

あばたもえくぼ

あんころ餅で尻を叩かれる

怒り心頭に発する

石に口漱ぎ流れに枕す

石に耳あり

痛くもない腹を探られる

岡目八目
 
奥歯に衣(きぬ)着せぬ

親の脛(すね)をかじる
 
飼い犬に手を噛まれる

壁に耳あり障子に目あり
 
棺桶(かんおけ)に片足を突っ込む

肝胆(かんたん)相(あい)照らす

肝胆(かんたん)を砕(くだ)く

傷口(きずぐち)に塩
 
木で鼻をくくる
 
胸襟(きょうきん)を開く
 
兄弟は両の手

口自慢の仕事下手

口には甘いは腹に毒

口に糊(のり)する

口に蜜(みつ)あり腹に剣(けん)あり

口は閉じておけ、目は開けておけ
 
口は禍(わざわい)の元

唇(くちびる)滅びて歯寒し

口弁慶(くちべんけい)
 
口も八丁手も八丁
 
毛を吹いて疵(きず)を求む
 
健全なる精神は健全なる身体に宿る

骨肉相食む
 
舌は禍(わざわい)の根
 
死人に口なし

杓子(しゃくし)で腹を切る
 
愁眉(しゅうび)を開く
 
正直の頭(こうべ)に神宿る
 
上手の手から水が漏る
 
掌中(しょうちゅう)の珠(たま)
 
食指(しょくし)が動く
 
知らぬ顔の半兵衛
 
粋(すい)が身を食う

脛(すね)に傷持つ

すりこぎで腹を切る
 
背に腹はかえられぬ

その手は桑名(くわな)の焼き蛤(はまぐり)

卵に目鼻(めはな)
 
断腸(だんちょう)の思い
 
血は水よりも濃い
 
茶腹(ちゃばら)も一時
 
忠言(ちゅうげん)耳に逆らう
 
頂門(ちょうもん)の一針
 
爪(つめ)に火をともす
 
爪の垢(あか)を煎(せん)じて飲む

手が空けば口が開く

手の舞い足の踏む所を知らず
 
手八丁口八丁
 
頭角(とうかく)を現す
 
泣きっ面に蜂
 
名は体を表す

二階から目薬
 
肉を切らせて骨を断つ
 
二の足を踏む
 
濡れ手で粟(あわ)

寝首(ねくび)を掻(か)く
 
寝耳に水
 
喉元(のどもと)過ぎれば熱さを忘れる
 
暖簾(のれん)に腕押し

肺肝(はいかん)を砕(くだ)く

白眼(はくがん)

白眉(はくび)
 
歯に衣(きぬ)着せぬ
 
腹が減っては戦ができぬ
 
腹八分目に医者いらず

腹も身の内

顰(ひそみ)に倣う

髀肉(ひにく)の嘆(たん)
 
人の口に戸は立てられぬ
 
腑(ふ)に落ちない
 
臍(へそ)で茶を沸かす
 
屁(へ)をひって尻(しり)すぼめる
 
臍(ほぞ)を噛む
 
骨折り損のくたびれ儲け
 
惚(ほ)れた目には痘痕(あばた)も靨(えくぼ)
 
眉(まゆ)に唾をつける
 
真綿(まわた)で首を絞める
 
身から出た錆(さび)

耳学問

耳をおおって鈴を盗む
 
実を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
 
実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂(いなほ)かな

胸突き八丁
 
目から鱗(うろこ)が落ちる
 
目から鼻へ抜ける
 
目くそ鼻くそを笑う
 
目と鼻の先

目に入れても痛くない

目は口ほどに物を言う

目には目を歯には歯を
 
目の上の瘤(こぶ)

目の寄るところへ玉が寄る
 
目は口ほどに物を言う
 
目は心の鏡
 
物言えば唇(くちびる)寒し秋の風

世の中は盲千人目明き千人

夜目(よめ)遠目(とおめ)笠の内

弱り目に祟(たた)り目
 
両手に花
 
良薬は口に苦(にが)し

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