間違えやすい漢字

みなさん、しょっちゅう「漢字変換」で迷っていませんか? ここでは「間違えやすい漢字」をご紹介します。さて、次の文中のカタカナ部分(青文字)はどの漢字が適当でしょう?

 間違えやすい漢字

問題 答 え
芸術作品をセイサクする。 制 作
機械部品をセイサクする。 製 作

【解説】「制」という漢字は、余分な木の枝を刀で切り落として整えることをあらわし、一方、「製」は、「衣を制する」、すなわち衣服を仕立てる、ものをこしらえるという意味がある。したがって、「制作」は自分で考えて整え、定めるような場合に使い、「製作」は物をつくりだす、製造する場合に使う。 

ジャッカン二十歳の王者。 弱 冠
ジャッカンの疑問を抱く。 若 干

【解説】年が若いこと、または二十歳の男子のことを「弱冠」という。中国の周代で二十歳を弱といい、元服のときに冠をかぶったことからきている。「若干」は、「いくらか」「少々」の意味。 

ミエっぱりな男。 見 栄
ミエを切る。 見 得

【解説】「見栄」はうわべを飾ること。「見得」は芝居で役者がことさら際立った演技をすること。 

明日の朝、お宅におウカガいします。 お伺い
チャンスをウカガう。 窺う
上司の顔色をウカガう。 窺う

【解説】「伺う」は「訪れる」「聞く」の謙譲語。「窺う」は機会などをひそかに待ち受ける、のぞき見するという意味。 

クジュウの決断。 苦 渋
クジュウを飲まされる。 苦 汁

【解説】「苦渋」は苦しみ悩むこと、「苦汁」は苦い経験、つらい経験。 

街頭でビラをハイフする。 配 布
会議で資料をハイフする。 配 付

【解説】「配布」は、不特定多数に広く配る場合、「配付」は、特定の人に個々に配る場合。 

行方不明の夫をサガす。 捜す
夫にふさわしい男性をサガす。 探す

【解説】「捜す」は、見えなくなったものを見つけようとすること。「探す」は、欲しいものを見つけようとすること。 

目のアラい網。 粗い
きめのアラい肌。 粗い
波のアラい海。 荒い

【解説】「粗い」は、まばら、なめらかでない、「荒い」は激しい、乱暴という意味。 

ホソク説明。 補 足
犯人の身柄をホソクする。 捕 捉

【解説】「補足」は補うこと、「捕捉」はとらえること。 

長年の夢がカナう。 叶う
勉強では彼にカナわない。 敵う
条件にカナう。 適う

【解説】「叶う」は思い通りになる、実現できる。「敵う」は対抗できる、匹敵する。「適う」は当てはまる、うまく合う。 

ブランドシコウ 志 向
芸術家をシコウする。 志 向
シコウ性のアンテナ 指 向
法律をシコウする。 施 行

【解説】「志向」は心が一定の方向に向かってはたらくこと。「指向」はある方向を向くこと。「施行」は実際に行うこと、法律を有効にさせること。 

自然のキョウイ 驚 異
敵にキョウイを与える。 脅 威

【解説】「驚異」はおどろき、「脅威」は恐れ。 

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世界平和をウタう。 謳う
童謡をウタう。 歌う
長唄をウタう。 唄う
謡曲をウタう。 謡う

【解説】「謳う」は主張する、強調して述べる意味、「歌う」「唄う」「謡う」はいずれもふしをつけて声を出すことだが、「うたう」ものによって使い分ける。 

部長のケッサイを仰ぐ。 決 裁
現金でケッサイする。 決 済

【解説】「決裁」は上司が案を決めること、「決済」は支払いのこと。 

過去のハンレイに従う。 判 例
百科事典のハンレイ 凡 例

【解説】「判例」は、裁判の先例のこと、「凡例」は、書物の編集方針や使い方を記したもの。 

過去のアヤマちを悔いる。 過ち
運転をアヤマる。 誤る
迷惑をかけてアヤマる。 謝る

【解説】「過つ」は悪いことをする、間違える意味で、「過る」とは言わない。「誤る」は間違える、「謝る」はわびるという意味。 

この世のムジョウを嘆く。 無 常
ムジョウの雨。 無 情

【解説】「無常」ははかないこと、「無情」は思いやりがない、人間の心がないこと。 

生活キバンが揺らぐ。 基 盤
半導体キバンを製造する。 基 板

【解説】「基盤」は基礎となるもの、土台。「基板」はウエハー。 

美のキョクチ 極 致
キョクチを探検する。 極 地
キョクチ的な大雨。 局 地

【解説】「極致」は物事のこれ以上がないというところ、最高の境地。「極地」は果ての土地、「局地」はかぎられた一部の土地。 

峠をえる。 越える
多くの年月をえる。 越える
体力の限界をえる。 超える

【解説】「越える」は、ある物を通り過ぎて向こうへ行く、時が経つ、権限を越えるような場合、「超える」はある限度・範囲などをオーバーする場合に使う。 

犯人のイリュウ品。 遺 留
辞意をイリュウする。 慰 留

【解説】「遺留」は、置き忘れる、あるいは死後に残すこと。「慰留」は、慰めて思いとどまらせること。 

土地カンのある犯人。
価値カンの違い。
強い使命カン

【解説】「勘」は直感や知識、「観」は見方、「感」は感じ方。 

損害ホショウを求める。 補 償
人権をホショウする。 保 障
連帯ホショウ人。 保 証

【解説】「補償」はつぐない、「保障」は守る、ささえ、「保証」は間違いないと請け合うこと。 

キョウコウな態度。 強 硬
採決をキョウコウする。 強 行

【解説】「強硬」はてごわいこと、強引なこと。「強行」は思い切って行うこと、強いて行うこと。 

砂浜で肌をく。 灼く
魚をく。 焼く
二人の関係をく。 妬く

【解説】「灼く」は日光に当てる、「焼く」は火で燃やす、「妬く」は嫉妬する、ねたましく思う。 

オジ・・・父母の兄 伯 父
オジ・・・父母の弟 叔 父

【解説】父母の姉は「伯母」、父母の妹は「叔母」 

マズい料理。 不味い
マズい試合展開。 拙い

【解説】「不味い」は味が悪いこと、「拙い」は具合が悪い、へたくそなこと。 

よくく薬。 効く
音楽をく。 聴く
話をく。 聞く
にらみをかす。 利かす

【解説】「効く」は効果が現れる、「聴く」は意識してきく、「聞く」はふつうにきく、自然にきこえる、「利く」は役立つ、機能する。 

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真相をキュウメイする。 究 明
罪状をキュウメイする。 糾 明

【解説】「究明」は道理・真理を深くさぐって明らかにすること。「糾明」は罪や悪事を問いただして明らかにすること。 

父母のオンジョウに感謝する。 恩 情
オンジョウに満ちた言葉。 温 情

【解説】「恩情」は目下に対する慈しみ、情けある心。「温情」はあたたかく思いやり深い心。 

教育カテイを終える 課 程
進化のカテイを探る。 過 程

【解説】「課程」はある期間に割り当てられる仕事・学業の程度。「過程」はプロセス、進行する状態・段階。 

ヘイコウ感覚を保つ。 平 衡
外車をヘイコウ輸入する。 並行/併行

【解説】「平衡」はバランス・釣り合い、「並行(併行)」はならんでゆくこと。 

お花見のジキ 時 季
ジキが熟する。 時 機
ジキ尚早。 時 期

【解説】「時季」は季節、時候。「時機」はチャンス、「時期」は時。 

水に砂糖をぜる。 混ぜる
黒い石に白い石をぜる。 交ぜる

【解説】「混ぜる」は元のものと区別できなくする場合、「交ぜる」は元のものが区別できる場合。 

イシ表示。 意 思
イシの疎通が足りない。 意 思
イシ薄弱。 意 志
イシを貫く。 意 志

【解説】「意思」と「意志」の違いは、気持ちの強弱の違い。「意思」は考え・思いという意味であるのに対し、「意志」は、志し、つまり何としてもしたい、あるいはしたくないという強い気持ち・考えを表すもの。また、「意思」は法律学用語に多く、「意志」は哲学や心理学用語に多く使われている。 

恋人同士の熱いホウヨウ 抱 擁
ホウヨウ力のある男性。 包 容

【解説】「抱擁」は抱き合うこと、「包容」は包み込む心の広さのこと。 

経営のジッタイを把握する。 実 態
生命のジッタイを解明する。 実 体

【解説】「実態」は実際の状態、ありのままの状態。「実体」は物の内容、本体そのもの。 

挙動フシン 不 審
政治フシン 不 信
後継者の育成にフシンする。 腐 心
業績フシン 不 振

【解説】「不審」はあやしいこと。「不信」は信用しないこと。「腐心」はひどく心を使うこと。「不振」は勢いがふるわないこと。 

社内キテイを守る。 規 程
刑法第199条のキテイにより罰する。 規 定

【解説】「規程」は一連の条項の総体をいう場合。「規定」は個々の条項をいう場合。 

新しい会社をこす。 起こす
産業をオこす。 興す

【解説】「起こす」は新しく生じさせる、「興す」は盛んにする。 

故人をシノぶ。 偲 ぶ
人目をシノぶ。 忍 ぶ
見るにシノびない。 忍びない

【解説】「偲ぶ」は心の中で懐かしく思い出す。「忍ぶ」はかくれる、我慢する。 

犬は人によくれる。 馴れる
れしい態度 馴れ馴れしい
新しい仕事にれる。 慣れる

【解説】「馴れる」は親しみなつく、「慣れる」は習慣になる、何とも感じなくなる。 

身なりをトトノえる。 整える
体調をトトノえる。 整える
夕食をトトノえる。 調える
交渉をトトノえる。 調える

【解説】「整える」は形をきちんとさせる、まとめる。「調える」は手落ちなく用意する、成立させる。 

モーターがついているのがデンドウ車。 電 動
ベルトによるデンドウ装置。 伝 動
熱のデンドウ。 伝 導
キリスト教のデンドウ師。 伝 道

【解説】「電動」は電気で動かす、「伝動」は動力を伝える、「伝導」は電気や熱を伝える、「伝道」は主にキリスト教で教義を伝え広めること。 

ぞうきんをシボる。 絞る
農民から年貢をシボり取る。 搾り

【解説】「絞る」は強くねじって水気を取る。「搾る」はむごく取り立てる。 

ヤセイ動物。 野 生
ヤセイ的な魅力。 野 性

【解説】「野生」は自然に山野で育つこと、「野性」は生まれたままの粗野な性質。 

現役をインタイする。 引 退
定年後、悠々自適のインタイ生活を送る。 隠 退

【解説】「引退」は、職・地位を退くこと。「隠退」は、社会的活動をやめてひまな身になること。 

カタい絆で結ばれる。 固い
気持ちがカタい。 固い
カタい石。 硬い
カタい話はやめよう。 堅い
合格はカタい。 堅い

【解説】「固い」は強固なこと。「硬い」は「軟らかい」の反対で壊れにくいこと。「堅い」は堅実・確実なこと。また、「もろい」の反対でもあり、堅いパン、堅い材木などと使われる。 

帯をめる。 締める
首をめる。 絞める
ドアをめる。 閉める

【解説】「締める」はきつく結びつけること。「絞める」は主に首をしめること。「閉める」は閉じること。 

過去をセイサンする。 清 算
会社を解散してセイサンする。 清 算
経費をセイサンする。 精 算

【解説】「清算」はお互いの貸し借りを計算してきまりをつけること、過去の関係に結末をつけること、会社などが解散後に行う財産の処分のこと。「精算」は細かく計算すること。 

喜びを表情にアラワす。 表す
馬脚をアラワす。 現す
福祉活動に尽力していることを世にアラワす。 顕す

【解説】「表す」は内面にあるものを外に出すこと、「現す」は隠れていたものが出てくること、「顕す」は広く世間に示すこと。 

運転技術をシュウトクする。 習 得
日本語をシュウトクする。 習 得
言語学をシュウトクする。 修 得

【解説】「習得」は経験によって身につけること。「修得」は学問を身につけること。 

はがきにシールをテンプする。 貼 付
商品に説明書類をテンプする。 添 付

【解説】「貼付」は貼り付けること、「てんぷ」は慣用読みで「ちょうふ」とも読む。「添付」は添えること。 

テキセイ検査。 適 性
テキセイ価格。 適 正

【解説】「適性」は適した素質・性質、「適正」は妥当であること。 

肉のカタマリ
ひとカタまりの集団。 固まり

【解説】「塊」は全体の一部分、「固まり」は一群、一団の場合。 

飛行機がちる。 墜ちる
地獄にちる。 堕ちる

【解説】一般的には「落ちる」だが、「墜ちる」は墜落する、「堕ちる」は堕落する意味を持つ。 

幼稚園のおユウギ 遊 戯
ユウギ場に出入りする少年。 遊 技

【解説】「遊戯」はふつうの遊び、「遊技」はわざを競う遊び。パチンコ・麻雀・ゲームセンターのゲームなど。 

隣国の国境をオカす。 侵す
過ちをオカす。 犯す
危険をオカす。 冒す

【解説】「侵す」は侵略する、「犯す」は禁じられている悪事をする、「冒す」は押し切る、乗り越えていく。 

先例にナラう。 倣う
ピアノをナラう。 習う

【解説】「倣う」はまねる、「習う」は教えを受ける、学ぶ。 

ドウシを募る。 同 志
恋人ドウシ 同 士

【解説】「同志」は志しを同じくする仲間、「同士」は単なる仲間、連れ。 

君はリーダーとしてテキカクだ。 適 格
君の判断はテキカクだ。 的 確

【解説】「適格」は必要な資格があること、「的確」は確かなこと。 

マルい窓。 円い
マルいボール。 丸い

【解説】「円い」は平面的、「丸い」は立体的。 

イギを唱える。 異 議
同音イギの語句。 異 義

【解説】「異議」は異なった意見、「異義」は異なった意味。 

遊興にケる。 耽る
めっきりけ込んだ。 老け
夜がける。 更ける

【解説】「耽る」は夢中になること。「老ける」は年をとること。「更ける」は深くなること。 

サイセイ紙を使用する。 再 生
臓器のサイセイ手術。 再 生
くず鉄を利用して工作機械をサイセイする。 再 製

【解説】「再生」は、廃物をもう一度使えるものに作り直すこと、失われた生物の組織が復活すること。「再製」は、廃物を加工して新しく別のものを作ること、または製品をさらに加工すること。 

先入観にトラわれる。 囚われる
ウサギがライオンにトラわれる。 捕われる

【解説】「囚われる」はこだわる、「捕われる」はつかまる。 

真偽を問いタダす。 質す
襟(えり)をタダす。 正す
罪をタダす。 糺す/糾す

【解説】「質す」は質問する、「正す」は正しくする、「糺す(糾す)」は調べる、追及する。 

ガスのニオい。 臭い
バラのニオい。 匂い

【解説】「臭い」は悪いにおい、「匂い」は良いにおい。 

えある真紅の優勝旗。 栄え
新緑がえる。 映える

【解説】「栄え」は栄光、ほまれ。「映える」は照り輝く、目立つ。 

ヒッシの戦い。 必 死
敗北はヒッシだ。 必 至

【解説】「必死」は死を覚悟して行うこと、「必至」は必ずそうなること。 

エンジンが火をく。 噴く
そよ風がく。 吹く

【解説】「噴く」は噴出する、「吹く」は一般的。 

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間違えやすい漢字

× 合づち
○ 相づち
 
× 案の条
○ 案の定
 
× 異句同音
○ 異口同音
 
× 意志表示
○ 意思表示
 
× 意味慎重
○ 意味深長
 
× 異和感
○ 違和感
 
× 引卒
○ 引率
 
× 有頂点
○ 有頂天
 
× 大番振る舞い
○ 大盤振る舞い
 
× 温健
○ 穏健
 
× 快心
○ 会心
 
× 過少評価
○ 過小評価
 
× 価値感
○ 価値観
 
× 感違い
○ 勘違い
 
× 緩漫
○ 緩慢
 
× 機械体操
○ 器械体操
 
× 気慨
○ 気概
 
× 危機一発
○ 危機一髪
 
× 擬似
○ 疑似
 
× 気転
○ 機転
 
× 窮窟
○ 窮屈
 
× 協同作業
○ 共同作業
 
× 亨年
○ 享年
 
× 魚貝
○ 魚介
 
× 苦況
○ 苦境
 
× 苦渋
○ 苦汁
 
× 軽卒
○ 軽率
 
× 欠除
○ 欠如
 
× 血膜炎
○ 結膜炎
 
× 原価償却
○ 減価償却
 
× 検約
○ 倹約
 
× 木っ葉みじん
○ 木っ端みじん
 
× 五里夢中
○ 五里霧中
 
× 妻君
○ 細君
 
× 最少限
○ 最小限
 
× 採量
○ 裁量
 
× 若冠
○ 弱冠
 
× 収獲
○ 収穫
 
× 縮少
○ 縮小
 
× 主脳
○ 首脳
 
× 召換
○ 召喚
 
× 除行
○ 徐行
 
× 試錬
○ 試練
 
× 心気一転
○ 心機一転
 
× 責任追求
○ 責任追及
 
× 責任転化
○ 責任転嫁
 
× 絶対絶命
○ 絶体絶命
 
× 切半
○ 折半
 
× 前後策
○ 善後策
 
× 先入感
○ 先入観
 
× 専問家
○ 専門家
 
× 壮厳
○ 荘厳
 
× 卒直
○ 率直
 
× 惰落
○ 堕落
 
× 単的に
○ 端的に
 
× 短刀直入
○ 単刀直入
 
× 徹廃
○ 撤廃
 
× 寺小屋
○ 寺子屋
 
× 泥試合
○ 泥仕合
 
× とんぼ帰り
○ とんぼ返り
 
× 肉迫
○ 肉薄
 
× 万事窮す
○ 万事休す
 
× 風物誌
○ 風物詩
 
× 粉争
○ 紛争
 
× 野性動物
○ 野生動物


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