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花の名前を知っている!

 「イイ男」「デキる男」の条件というのがありまして、ちょっと気になります。服装のこととか態度や行動のことなど色々掲げられている条件のなかで「花の名前を知っている」というのがあります。へーっという感じ。確か有名な銀座ママの言だったと思うのですが、さすがに目のつけどころが粋といいますか、日ごろ様々な男性に接して観察している立場ならではの着眼なのでしょう。

 憚りながら不肖私も少なからず花を愛でており、そこそこ名前も言えます(自慢か!)。でも、そんな私が常々感じていることがありまして、何かというと、多くの「若者」たちは花にあまり興味を示さないってことです。これは男子に限らず女子も同じで、経験上、若者たちとの会話のなかに花の話題を持ち出しても、なかなか盛り上がることはありません。実物を見て「わー、きれいねー」という反応はあっても、それ以上にはなりません。あまつさえ、名前を知っている花の数もわずかです。

 実は、私自身も若いころはそんな感じだったし、私の息子たちも花には殆ど関心を示しません。これはなぜだろうと考えてみますに、若者たちは、彼ら彼女ら自身が「花」そのものだからだと思うところです。自分たち自身が「春秋に富む」花に他ならない。周囲にも同じ仲間の”花”たちがたくさんいる。だから、あえて植物の花に興味を示す意味がない。たぶんそういうことだろうと思うんです。

 逆にいえば、花を愛で始めたら、年をとった証拠なのでしょう。ま、違った言い方をすれば「大人」ということであります。ものすごい負け惜しみですけど。

『失われていく、我々の内なる細菌』

 医学の進歩は素晴らしいと思う一方で、私たちは、肥満、若年性糖尿病、喘息や花粉症といった新たな「現代の病」に苦しめられています。ひょっとして今の人々は、実は昔より病気にかかりやすくなっているのではないか?との疑問さえわいてきます。

 微生物学者のマーティン・J・ブレイザーという人が書いた『失われていく、我々の内なる細菌』という本によれば、私たちの体を構成する細菌が急激に失われており、その欠如による影響は到底無視できるものではないといいます。そもそも細菌がもつ多様な役割は、善玉・悪玉の二元論で割り切れるほど単純ではないって。

 細菌はあらゆるところに存在し、私たちの体の内も外も細菌だらけ。その数は種類でみても1万種、重量は合計で約1.3kgにもなるというから驚きます。しかし、これらの細菌をそっくり取り除いてしまうことは「肝臓や腎臓を失うに等しい」という話には、もっと驚かされます。

 そもそもヒトの体は、約30兆個の細胞からなっており、そこは、ヒトとともに進化してきた約100兆個もの細菌や真菌の住処でもあるのです。いいかえれば、私たちの体の細胞の70〜80%は、ヒト以外の細胞だということですよ。これらをどんどん取り除いてしまうとどうなるか。かのピロリ菌だって、除菌していいことばかりではないそうです。


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