中学生のころにバレーボール部のキャプテンだったという同僚がこんな話をしていました。ある試合で自チームが得点を重ねて勢いに乗ってきたところで、相手チームがタイムを取ったそうです。監督が出てきて選手たちに何やら話して、そのあと相手のキャプテンが、しゃがんで自分のシューズの紐を結び直し始めたそうです。
それを待って試合再開。ところがどうしたことか、それを境に相手が調子を取り戻し、逆転を許してしまったというのです。試合後、キャプテンの彼は自チームの監督に呼び止められました。「お前、あの時、向こうのシューズの紐なんてほどけていなかっただろ。それをわざわざゆっくり結び直していた。その間、お前は何をやっていたんだ!」とえらく怒られたんですって。
野球でもサッカーでも同じですが、チームで行うスポーツでは、試合の「流れ」というのが随分な影響力をもって試合を左右するもんです。そして、まさに彼が体験したように、ちょっとしたきっかけで、それまでの流れがガラリと変わってしまうことがしばしばあります。しかも焦れば焦るほどその流れがどんどん大きくなってしまう。不思議なもんですね。
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一般常識のまとめ
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