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体の慣用句あ行か行/さ行/た行な・は行ま行~

さ行

歯牙(しが)にもかけない

相手にするほどの価値がないものとして、全く問題にしない。【用例】彼は先輩の忠告など歯牙にもかけないようすで、強引に事を進める。

舌(した)が肥(こ)える

食物に対する好みが贅沢になること。様々なものを食べてきて、味の判断ができるようになること。【用例】彼はいろんな店を食べ歩き、舌が肥えている。【類句】口が肥える。

舌(した)が回る

べらべらと、よどみなくしゃべる。【用例】頭の回転が速い男だけに、よく舌が回る。

舌(した)がもつれる

うまく舌が回らず、思い通りにしゃべることができないさま。【用例】緊張のせいで、舌がもつれてうまく話せなかった。

舌先三寸(したさきさんずん)

口先だけの巧(たく)みな話術。【用例】舌先三寸で世を渡る。

舌(した)つづみを打つ

食べ物がおいしいことを表すようす。【用例】ごちそうに舌つづみを打つ。

下手に出る

相手に対してやましいことなどがあるとき、またそうでなくても、相手を立てたり、へりくだったりするさま。【用例】あの社長は気難しいから、とりあえず下手に出ておいたほうがよい。

舌の根も乾(かわ)かぬうちに

言った言葉が終わって間もないうちに、の意。約束を破(やぶ)ったり、すぐに反対のことを言うのをとがめるときに使う。【用例】舌の根も乾かぬうちに、もう嘘をつく。

舌を出す

① かげでこっそりと人の悪口を言う。
② 自分の失敗を恥じたり、照れたりする気持ちを表す動作。

舌を巻く

あまりの見事さにとても感心する。【用例】超人的なファインプレーに観客は舌を巻いた。

手腕をふるう

あることをするのに、能力を存分に発揮(はっき)すること。【用例】名コーチとして手腕をふるう。

食指(しょくし)が動く

あるものに対して興味を示したり、ほしくなったりするさま。食指はもともと人差し指のこと。【用例】提示された条件を聞いて、思わず食指が動いた。

尻馬(しりうま)に乗る

他人のすることに無批判に従い、自分もそのまねをしたり、いっしょになって何かをしたりする。【用例】彼は何もわからないくせに、ただ人の尻馬に乗って騒いでいるんだ。

尻が青い

(幼児の尻が青いことから)まだ年が若く、何事につけても経験が乏(とぼ)しいようす。【用例】尻が青い若造。

尻が重い

何かをしようと思っても、ついめんどうですぐに行動に移せないようす。【用例】何をするにも尻が重い。【反対語】尻が軽い。

尻が軽い

① 頼まれごとを何でも気軽に引き受けて、さっさと行動に移すさま。【反対語】尻が重い・腰が重い。
② 浮気な女性のたとえ。【用例】彼女は尻が軽いから、恋人にするのはどうかと思うよ。

尻が長い

他人の家に行ったとき、話が長くてなかなか帰らない客のこと。【用例】尻が長いお客。

尻が割れる

隠(かく)していた悪事やごまかしがばれる。【用例】すぐに尻が割れるような言い訳をする。

尻に火がつく

物事が差し迫(せま)ってじっとしておられない。【用例】締切りまであと一週間、いよいよ尻に火がついた。

尻ぬぐいをする

他人のした不始末の処理をする。【用例】父親に借金の尻ぬぐいをしてもらう。

尻をたたく

相手の尻をたたいて何かをさせる意で、励ましたり催促(さいそく)したりすること。【用例】母親に尻をたたかれて、やっと宿題を始めた。

尻をまくる

態度を急に変えてけんか腰になる。「けつをまくる」とも言う。【用例】客にどなられた店員が、尻をまくって食ってかかる。

尻を持ちこむ

責任を取れない人に代わって責任をを取るよう責め立てること。【用例】仲人に夫婦喧嘩の尻を持ちこむ。

白い目で見る

冷たい目つきで見る。憎(にく)しみを込めて見る。【用例】世間から白い目で見られる。

心血(しんけつ)を注ぐ

ありったけの力を出して物事にあたる。【用例】心血を注いで完成させた作品。

涼(すず)しい顔

知らないふりをして平気な顔つき。【用例】彼はあれほど周りに迷惑をかけたのに、涼しい顔をして仕事をしている。

脛(すね)に傷(きず)もつ

表に出せないような、うしろめたい過去をもっていること。【用例】脛に傷持つ身。

背に腹は代えられない

目前の重大なことのためには他のことをかえりみるゆとりはなく、犠牲(ぎせい)にすることもやむを得ない。【用例】母の形見だが、背に腹は替えられないから、これを売って治療代にしよう。

背を向ける

物事に無関心でいたり、反抗的な態度をとったりする。【用例】社会に背を向ける。

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た行

血が騒(さわ)ぐ

その場に臨(のぞ)んで活動している自分の姿(すがた)を想像して、思わず興奮(こうふん)する。【用例】決勝戦を目前にして、今から血が騒ぐ。

血となり肉となる

習得した知識や技能が十分に身について、将来意義のある仕事をするための根源的な力となる。【用例】今努力して覚えたことは、必ずや血となり肉となり、君たちの役に立つだろう。

血の通った

人間的な思いやりがあるようす。【用例】血の通った行政。

血の気が多い

活力に満ち、ちょっとしたことにもすぐ興奮(こうふん)して、過激(かげき)な言動をするようす。【用例】血の気が多い性格。

血も涙(なみだ)もない

非常に冷酷(れいこく)で、人間的な思いやりが全く感じられないようす。【用例】血も涙もない、借金の厳しい取り立て。

血を引く

その家やその人の血筋(ちすじ)を受け継ぐ。また、先祖や親の持つ優れた素質を受け継ぐ。【用例】彼女は親の血を引いて、歌が上手だ。

血を分ける

実の親子・兄弟など、血のつながった関係にある。【用例】血を分けた兄弟からも見放される。

手足となる

ある人の指示・命令に従い、労を惜(お)しまずに働く。【用例】部長の手足となって働きたい。

手が上がる

わざが上達する。【類句】腕が上がる。

手があく

仕事が片づいて、暇(ひま)になる。【用例】手があいている人は手伝ってください。【類句】手がすく。

手が後ろに回る

悪事を働いて警察に捕(つか)まる。【用例】何をするのも君の自由だが、決して手が後ろに回るようなことはするなよ。

手がかかる

世話が焼ける。手数がかかる。【用例】この子を育てるのはとても手がかかった。

手が込(こ)む

細かいところまで手間をかけ、念入りにやってあるようす。【用例】手が込んだ細工。

手がつけられない

あまりにもひどい状態で、扱(あつか)いかねる。方法がない。【用例】手がつけられない乱暴者。

手が出ない

①相手が優(すぐ)れていて、勝つ手段がない。
②値段が高すぎて、とても買えない。

手が届(とど)く

①世話などが行き届く。
②もう少しで到達(とうたつ)したり手に入れたりすることができる範囲内にある。【用例】還暦に手が届く年齢なのに、彼は気が若い。

手が無い

①仕事を手伝ってくれる人がいない様子。「人手が無い」とも。
②それを解決するうまい方法が無いようす。【用例】あの状況では、ああするより他に手が無かった。

手が離せない

仕事の途中で、中断するわけにはいかない状態にあるようす。【用例】忙しすぎて手が離せない。

手が早い

① 物事をするのに、さっさとする。【用例】仕事の手が早いのは、何よりの能力だ。
② 知り合った女性とすぐに関係をもつ。
③ すぐに暴力をふるう。

手が回らない

忙(いそが)しかったり仕事が多すぎたりして、それを処理する余裕(よゆう)がない。【用例】これ以上は手が回らない。

手が回る

犯人逮捕(はんにんたいほ)の手配がすでになされていることを犯人の側から言う言葉。【用例】あそこはもう警察の手が回っているだろうから、危なくて近寄れない。

手心(てごころ)を加える

相手やその場の状況に応じて、徹底的(てっていてき)に痛めつけるのを避(さ)け、あまり厳(きび)しくない扱(あつか)いをする。【用例】子供だからといって手心を加えずに、厳しくやってもらいたい。

手塩(てしお)にかける

苦労して、立派に育て上げる。【用例】手塩にかけた弟子が、コンテストで優勝した。

手に汗(あせ)を握(にぎ)る

激(はげ)しい場面や危ない場面などを見て、興奮(こうふん)したり、はらはらしたりするさま。【用例】手に汗を握る接戦。

手に余(あま)る

自分の力で扱(あつか)うことのできる限度を超えている。【用例】この仕事は私の手に余る。【類句】力に余る。

手に負えない

自分の力ではどうすることもできない。【用例】この子はいたずらで手に負えない。

手につかない

ほかに心を奪(うば)われて、落ち着いて物事を行うことができない。【用例】ニュースが気になって、仕事が手につかない。

手に乗る

相手の仕掛(しか)けたわなにはまり、だまされる。【用例】うまいことを言って買わそうとしても、その手には乗らないよ。

手の内(うち)を見せる

自分の考えや能力、事情などを相手に知らせること。【用例】敵に手の内を見せるようなことはしたくない。

手も足も出ない

力不足、能力不足でどうすることもできないこと。なすすべがない。【用例】あまりの難問に、手も足も出なかった。

手もなく

何かを行うのがきわめて容易な様子。【用例】難問を手もなく解いてしまう。

手を入れる

出来上がっているものに修正などを加える。【用例】一度書き上げた文章に何度も手を入れる。

手を打つ

対策を立てる。または話し合いがつく。【用例】何か手を打たないと大変なことになる。

手を切る

相手との関係を絶つ。【用例】あの人とは今日限り手を切る。

手をこまねく/手をこまぬく

すべきことを何もしないで、そばで見ている。【用例】このような事態にもはや手をこまねいているべきでない。
なお、ほんらいは「手をこまぬく」が正しい。

手を染(そ)める

自分の仕事として、何かを実際にし始める。【用例】この仕事に手を染めて、もう十年になる。

手を抜(ぬ)く

仕事をていねいにやらずにいい加減(かげん)にやる。【用例】手を抜いた工事。

手を広げる

今までやっていなかった事まで、範囲(はんい)を広げてやる。【用例】商売の手を広げる。

手を回す

自分の希望を実現させるために、あらかじめ関係者に依頼(いらい)するなど、表立たぬように適当な処置(しょち)をとる。【用例】しかるべき筋に手を回しておいたから、必ず許可が下りるだろう。

手を焼(や)く

どうしようもなくて持て余(あま)す。【用例】あの子のいたずらには、ほとほと手を焼いている。

手を休める

仕事をやめて、一休みする。【用例】いったん手を休めて一服しよう。

手を緩(ゆる)める

それまでとってきた厳(きび)しいやり方や態度をいくぶん和(やわ)らげる。【用例】攻撃の手を緩める。

手を煩(わずら)わす

他人、とくに目上の人に面倒(めんどう)をかけてしまうこと。【用例】お忙しいところ、お手を煩わせてすみません。

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な・は行

長い目で見る

気長(きなが)にじっくり見守る。【用例】彼の上達を長い目で見ようじゃないか。

涙(なみだ)をのむ

涙が出そうなのを我慢(がまん)する。【用例】涙をのんで不利な条件を受け入れる。

二の足を踏(ふ)む

ためらって、しりごみをする。【用例】値札を見て二の足を踏む。

二枚舌(にまいじた)を使う

一方であることを言っておきながら、その時々の都合(つごう)でそれと矛盾(むじゅん)するようなことを平気で言う。【用例】一方に都合のいいことを言い、他方にも同じことを言っているのだから、二枚舌を使う呆れた男である。

のどが鳴る

食べたくて仕方がない。【用例】うまそうな匂いにのどが鳴る。

のどから手が出る

何かが欲(ほ)しくてたまらない様子。【用例】あの絵が、のどから手が出るほど欲しい。

歯が浮(う)くよう

それを聞いた人が不快(ふかい)に思うほど、言葉がきざで軽薄(けいはく)なようす。【用例】歯が浮くようなお世辞を、平気で言う。

歯が立たない

相手が強すぎてとてもかなわない。【用例】横綱にはまったく歯が立たない。

肌(はだ)が合う

あるものや、ある人の考え方が、自分の性格や好み、考え方と合っていると感じるさま。【用例】新しい職場は私の肌によく合う。

肌身(はだみ)離さず

あるものを、どんなときも、どこへ行くにも手放さず、ずっと持っているさま。【用例】彼女は、彼からもらったお守りを肌身離さず持っている。

鼻息(はないき)が荒(あら)い

意気込んで、強気なようす。【用例】必ず勝ってみせると、鼻息が荒いことを言っている。

鼻が高い

誇(ほこ)らしくて、得意(とくい)に思う。【用例】息子が出世して鼻が高い。

鼻っ柱が強い

向こう気が強く、容易にくじけたり妥協(だきょう)したりしない。【用例】鼻っ柱が強く、上司にも平然と文句を言う。

鼻であしらう

相手を馬鹿(ばか)にして、いいかげんな応対をする。【用例】君が行っても、鼻であしらわれるだけだ。【類句】鼻先であしらう。

鼻で笑(わら)う

相手をさも軽蔑(けいべつ)したように笑う。【用例】あっさり負けて、鼻で笑われてしまった。

鼻にかける

じまんする。【用例】成績がいいことを鼻にかけ、みんなに嫌われる。

鼻につく

嫌(いや)なにおいが鼻について離れなくなる意で、同じことが何度も繰り返され、飽き飽きして不快に感じること。【用例】君のその言い方はどうも鼻につくなあ。

鼻持ちならない

臭(くさ)くて我慢(がまん)できないの意で、その人の言動が見え透(す)いていて、見聞きするのも不愉快(ふゆかい)なようす。【用例】調子のいいことばかり言っていて、全く鼻持ちならない男だ。

鼻を明かす

相手を出し抜いて、あっと言わせる。【用例】今日は負けたが、そのうちに鼻を明かしてやるぞ。

鼻をうごめかす

鼻をひくひくさせる意で、いかにも得意げなようす。

鼻を折(お)る

相手のじまんをくじく。「鼻をへし折る」とも。【用例】あの男はいい気になっているから鼻を折ってやろう。【類句】鼻っ柱を折る。

鼻を高くする

面目を施すようなことをして、得意になる。【用例】決勝点をあげて鼻を高くする。

歯に衣(きぬ)着せぬ

相手の立場や気持を無視して、思っていることを遠慮(えんりょ)なく言うようす。【用例】歯に衣着せぬ物言いで、意見を言う。

腹が黒い

心の中でよくないことばかり考えているようす。【用例】口はうまいが、腹が黒い。

腹がすわる

いざというときの覚悟(かくご)ができて、物事に動じなくなる。【用例】ベテランだけに腹がすわっている。

腹に据(す)えかねる

怒りをおさえることができない。【用例】彼の無礼な態度は、腹に据えかねる。

腹の虫がおさまらない

ひどく腹が立って、どうにもがまんできない。【用例】少々謝られたぐらいでは腹の虫が治まらない。

腹を抱(かか)える

おかしくて笑い転(ころ)げる。【用例】腹を抱えて笑い転げる。

腹を決める

こうするしかないと堅く決心する。【用例】とうとう俺も腹を決めた。

腹を探(さぐ)る

それとなく相手の意中をうかがう。【用例】冗談にかこつけて相手の腹を探る。

腹を据(す)える

覚悟(かくご)を決める。【用例】腹を据えて事に当たる。

腹を割る

本心を包み隠さず打ち明ける。【用例】腹を割って話し合おうよ。

引く手あまた

あちこちから誘(さそ)いや仕事の依頼(いらい)がくること。【用例】彼女は美人で仕事もできるので、引く手あまただ。

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膝(ひざ)が笑う

歩き疲(つか)れたために、膝が小刻(こきざ)みに震(ふる)え、力が入らなくなる。

膝を進める

乗り気になる。強い興味を感じる。【用例】膝を進めてひそひそ話す。

膝を突き合わせる

関係者同士が問題解決などのために真剣(しんけん)に話し合うようす。

膝を乗り出す

上体を前へ突き出すようにする意で、そのことに興味を感じて積極的に見たり聞いたり、また話したりしようとするようす。【用例】旅行の計画に膝を乗り出す。

膝を交(まじ)える

親しく話をする。【用例】膝を交えて語り合う。

額(ひたい)を集める

集まって、よく相談する。【用例】会社の幹部が額を集めて、何か相談している。

へそで茶を沸(わ)かす

おかしくてたまらないようす。多く、あざけっていう場合に用いる。【用例】彼が優勝するなんて、へそで茶を沸かすような話だ。

へそを曲げる

機嫌(きげん)が悪くなって、ひねくれる。【用例】ちょっとしたことで、すぐにへそを曲げる。

ほぞを噛(か)む

へそは、昔「ほぞ」とも言った。(自分のへそを噛もうとしても噛めないことから)後悔しても及ばないこと。【用例】今それをやらねば、必ず後にほぞを噛むことになる。

骨が折(お)れる

面倒(めんどう)で、苦労する。「骨を折る」とも。【用例】この本を読むのは骨が折れる。

骨身(ほねみ)をけずる

からだがけずれてやせ細ってしまうほど、一生懸命に働く。【用例】骨身を削る思いで仕上げた作品。

骨をうずめる

その職場や土地にとどまって一生を終える。【類句】骨を埋める。

骨を惜(お)しむ

苦労することを嫌(いや)がって、怠(なま)ける。【用例】若い時は、何事にも骨を惜しむな。

骨を拾(ひろ)う

火葬(かそう)後に遺骨(いこつ)を拾うことから転じて、人の仕事の後始末(あとしまつ)をすること。【用例】きちんと骨を拾ってやるから、存分に働いてこい。

あ行か行/さ行/た行な・は行ま行~

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バナースペース

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使いこなしたい慣用表現

◎あたかもよし
◎辺りを払う
◎言い得て妙
◎如何せん
◎生き馬の目を抜く
◎異彩を放つ
◎いざ知らず
◎一日の長
◎一も二もなく
◎一線を画する
◎一頭地を抜く
◎言わずもがな
◎因果を含める
◎打てばひびく
◎倦(う)まずたゆまず
◎倦むことなく
◎得てして
◎襟(えり)を正す
◎おいそれ
◎推して知るべし
◎惜しむらくは
◎押しも押されもせぬ
◎遅きに失する
◎男を上げる
◎思いきや
◎思い半ばに過ぐ
◎折り紙つき
◎折しも
◎笠に着る
◎肩で風を切る
◎刀折れ、矢尽きる
◎寡聞にして
◎間然するところがない
◎気が置けない
◎機が熟す
◎踵(きびす)を返す
◎肝に銘ずる
◎釘を刺す
◎口幅ったい
◎酌んでも尽きない
◎軽々に
◎気色ばむ
◎けだし
◎言下
◎毫(ごう)も
◎心にかかる
◎腰を据(す)える
◎こそすれ
◎事ともせず
◎小耳にはさむ
◎こもごも
◎細大漏らさず
◎沙汰の限り
◎察するに余りある
◎三拍子そろう
◎歯牙にも掛けない
◎(~するに)如くはない
◎忸怩(じくじ)
◎耳朶(じだ)に触れる
◎死命を制する
◎下にも置かない
◎鎬(しのぎ)を削る
◎耳目を集める
◎衆を頼む
◎十目の見るところ
◎知らぬ存ぜぬ
◎心眼を開く
◎人口に膾炙する
◎人後に落ちない
◎進退窮まる
◎水泡に帰す
◎図星を指す
◎正鵠を射る
◎寂(せき)として
◎せつな
◎選を異にする
◎相好を崩す
◎俗耳に入りやすい
◎俎上に載せる
◎底を割る
◎そぞろ
◎高をくくる
◎多とする
◎矯めつ眇めつ
◎端倪すべからざる
◎重畳
◎緒に就く
◎頭角をあらわす
◎等閑に付する
◎同日の談ではない
◎堂に入る
◎時を得る
◎どのみち
◎度を失う
◎なまじ
◎二の次
◎二の舞を演ずる
◎沛然
◎拍車をかける
◎半畳を入れる
◎範を仰ぐ
◎引きも切らず
◎筆舌に尽くしがたい
◎ひとしお
◎百も承知
◎平仄が合う
◎非を鳴らす
◎臍(ほぞ)を噛(か)む
◎間尺に合わない
◎眦(まなじり)を決する
◎微塵(みじん)も
◎味噌をつける
◎身を粉にする
◎名状しがたい
◎以て瞑すべし
◎矢も楯もたまらず
◎ややもすると
◎ゆるがせにしない
◎窈窕(ようちょう)
◎由(よし)も無い
◎よしや
◎余人
◎宜しきを得る
◎埒(らち)が明かない
◎我が意を得る

体のことわざ

開いた口へ牡丹餅(ぼたもち)

青葉は目の薬
 
赤子(あかご)の手をひねる

揚(あ)げ足を取る

顎(あご)で背中を掻(か)く

顎(あご)の雫(しずく)、口に入らぬ

朝雨(あさあめ)は女の腕まくり
 
足下から鳥が立つ
 
足下を見る

足を削りて履(くつ)に適せしむ

足を知らずして靴を為(つく)る

頭が動けば尾も動く
 
頭隠して尻隠さず
 
頭の上の蠅(はえ)を追え

頭(あたま)禿(は)げても浮気は止まぬ

後足で砂をかける

あばたもえくぼ

あんころ餅で尻を叩かれる

怒り心頭に発する

石に口漱ぎ流れに枕す

石に耳あり

痛くもない腹を探られる

岡目八目
 
奥歯に衣(きぬ)着せぬ

親の脛(すね)をかじる
 
飼い犬に手を噛まれる

壁に耳あり障子に目あり
 
棺桶(かんおけ)に片足を突っ込む

肝胆(かんたん)相(あい)照らす

肝胆(かんたん)を砕(くだ)く

傷口(きずぐち)に塩
 
木で鼻をくくる
 
胸襟(きょうきん)を開く
 
兄弟は両の手

口自慢の仕事下手

口には甘いは腹に毒

口に糊(のり)する

口に蜜(みつ)あり腹に剣(けん)あり

口は閉じておけ、目は開けておけ
 
口は禍(わざわい)の元

唇(くちびる)滅びて歯寒し

口弁慶(くちべんけい)
 
口も八丁手も八丁
 
毛を吹いて疵(きず)を求む
 
健全なる精神は健全なる身体に宿る

骨肉相食む
 
舌は禍(わざわい)の根
 
死人に口なし

杓子(しゃくし)で腹を切る
 
愁眉(しゅうび)を開く
 
正直の頭(こうべ)に神宿る
 
上手の手から水が漏る
 
掌中(しょうちゅう)の珠(たま)
 
食指(しょくし)が動く
 
知らぬ顔の半兵衛
 
粋(すい)が身を食う

脛(すね)に傷持つ

すりこぎで腹を切る
 
背に腹はかえられぬ

その手は桑名(くわな)の焼き蛤(はまぐり)

卵に目鼻(めはな)
 
断腸(だんちょう)の思い
 
血は水よりも濃い
 
茶腹(ちゃばら)も一時
 
忠言(ちゅうげん)耳に逆らう
 
頂門(ちょうもん)の一針
 
爪(つめ)に火をともす
 
爪の垢(あか)を煎(せん)じて飲む

手が空けば口が開く

手の舞い足の踏む所を知らず
 
手八丁口八丁
 
頭角(とうかく)を現す
 
泣きっ面に蜂
 
名は体を表す

二階から目薬
 
肉を切らせて骨を断つ
 
二の足を踏む
 
濡れ手で粟(あわ)

寝首(ねくび)を掻(か)く
 
寝耳に水
 
喉元(のどもと)過ぎれば熱さを忘れる
 
暖簾(のれん)に腕押し

肺肝(はいかん)を砕(くだ)く

白眼(はくがん)

白眉(はくび)
 
歯に衣(きぬ)着せぬ
 
腹が減っては戦ができぬ
 
腹八分目に医者いらず

腹も身の内

顰(ひそみ)に倣う

髀肉(ひにく)の嘆(たん)
 
人の口に戸は立てられぬ
 
腑(ふ)に落ちない
 
臍(へそ)で茶を沸かす
 
屁(へ)をひって尻(しり)すぼめる
 
臍(ほぞ)を噛む
 
骨折り損のくたびれ儲け
 
惚(ほ)れた目には痘痕(あばた)も靨(えくぼ)
 
眉(まゆ)に唾をつける
 
真綿(まわた)で首を絞める
 
身から出た錆(さび)

耳学問

耳をおおって鈴を盗む
 
実を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
 
実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂(いなほ)かな

胸突き八丁
 
目から鱗(うろこ)が落ちる
 
目から鼻へ抜ける
 
目くそ鼻くそを笑う
 
目と鼻の先

目に入れても痛くない

目は口ほどに物を言う

目には目を歯には歯を
 
目の上の瘤(こぶ)

目の寄るところへ玉が寄る
 
目は口ほどに物を言う
 
目は心の鏡
 
物言えば唇(くちびる)寒し秋の風

世の中は盲千人目明き千人

夜目(よめ)遠目(とおめ)笠の内

弱り目に祟(たた)り目
 
両手に花
 
良薬は口に苦(にが)し

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