(難しい熟語もふくまれています。中学受験生は青色文字の語を絶対に覚えましょう)
慢言放語 | まんげんほうご 言いたい放題言うこと。「放語漫言」ともいう。 |
曼殊沙華 | まんじゅしゃげ 仏教用語で、天界に咲く白い花。ヒガンバナの別名。 |
満場一致 | まんじょういっち その場の全員の意見が一つにまとまること。類:全会一致 |
満身創痍 | まんしんそうい 全身が傷(きず)だらけ。精神的にお手上げの状態。 |
三日坊主 | みっかぼうず 飽(あ)きやすく何をしても長続きしないこと。また、そのような人。 |
未来永劫 | みらいえいごう 未来にわたって永久に果てしないこと。類:未来永久 |
未練未酌 | みれんみしゃく 相手の気持ちがくみとれず心残りであること。 |
民族自決 | みんぞくじけつ 民族がそれぞれ政治的に独立し,みずからの政府をつくる権利。 |
無為自然 | むいしぜん 何もしないであるがままにまかせる。 |
無為徒食 | むいとしょく 何も仕事をしないで、ただぶらぶらと無駄(むだ)に暮らすこと。 |
無位無冠 | むいむかん 重要な地位についていないこと。類:無位無官 |
無為無策 | むいむさく 対抗策もなく何もせずにいること。類:拱手傍観 |
無学文盲 | むがくもんもう 教養がなく、文字が読めないこと。類:一文不知 |
無我無心 | むがむしん 我欲や邪(よこしま)な念がないこと。 |
無我夢中 | むがむちゅう ものごとに熱中してわれを忘れること。類:一心不乱 |
無芸大食 | むげいたいしょく 人並み以上に食べるくせに芸も才能もないこと。 |
無間地獄 | むげんじごく 仏教における地獄の世界観である「八大地獄」の最下層にあって、最も大きく恐ろしい責め苦を受ける地獄のこと。 |
無色透明 | むしょくとうめい 透(す)き通ってにごりがない、汚(よご)れていないこと。 |
無知蒙昧 | むちもうまい 智恵(ちえ)がなく、おろかで道理に暗いこと。類:無知無能・無知無学 |
無茶苦茶 | むちゃくちゃ でたらめで筋道(すじみち)が通らないこと。類:滅茶苦茶 |
無二無三 | むにむさん わき目もふらず、ひたすらなこと。類:遮二無二 |
無念無想 | むねんむそう 無我(むが)の境地(きょうち)に入って、何も考えないこと。 |
無病息災 | むびょうそくさい 病気もしないで健康で暮らすこと。類:一病息災・無事息災 |
無味乾燥 | むみかんそう つまらない内容で味も素っ気もないこと。 |
無味無臭 | むみむしゅう 味もにおいもない、つまり全く面白みがないこと。 |
無欲恬淡 | むよくてんたん 無欲で、あっさりしていて、執着(しゅうちゃく)のないこと。 |
無理往生 | むりおうじょう 無理やりに従わせること。強制的に承知・服従させてしまうこと。 |
無理算段 | むりさんだん 無理してお金を工面(くめん)すること。 |
無理難題 | むりなんだい 道理にはずれた言いがかりや、解決しそうにもない難しい問題。類:無理無法 |
無理無体 | むりむたい 道理にかなっていないことを無理矢理に押し通すこと。 |
明鏡止水 | めいきょうしすい 邪念(じゃねん)がなく、静かに澄(す)んだ心境。静かで物事に動じない状態。類:虚心坦懐 |
名実一体 | めいじついったい 名称と実質、評判と実際とが一致していること。 |
明窓浄机 | めいそうじょうき きちんと整理された清潔(せいけつ)で明るい書斎(しょさい)のこと。 |
明哲保身 | めいてつほしん 賢い人は物事の道理に従って行動し、危険を避(さ)けて安全な道を選び身を守るということ。 |
名誉挽回 | めいよばんかい 失った信用や評価を取り戻すこと。類:名誉回復 |
明朗闊達 | めいろうかったつ 明るく朗(ほが)らか、物事にこだわらないこと。類:明朗快活 |
迷惑千万 | めいわくせんばん たいへん迷惑なこと。類:迷惑至極 |
目茶苦茶 | めちゃくちゃ ひどく混乱して普通でない状態のこと。「滅茶苦茶」とも。 |
滅私奉公 | めっしほうこう 私心を捨て国のため公のためにつくすこと。 |
免許皆伝 | めんきょかいでん 師から弟子(でし)に、その道の奥義(おうぎ)を残らずすべて伝えること。 |
面向不背 | めんこうふはい どの角度から見ても形が整い美しいこと。 |
面従後言 | めんじゅうこうげん その人の前では服従(ふくじゅう)するように見せているが、隠(かく)れてかれこれと悪口を言うこと。 |
面従腹背 | めんじゅうふくはい 表面では服従(ふくじゅう)するように見せかけ、内心では背(そむ)いていること。類:面従後言 |
面目一新 | めんぼくいっしん 今までとは違う高い評価を得ること。「面目」は「めんもく」とも読む。 |
面目躍如 | めんぼくやくじょ 評判通りの活躍(かつやく)、評価にふさわしい様子。「面目」は「めんもく」とも読む。 |
孟母三遷 | もうぼさんせん 孟子(もうし)の母は、孟子の教育のために良い環境を求めて、住居を三回移し替えたという教え。 |
物見遊山 | ものみゆさん あちこち見物し、遊びに出かけること。 |
門外不出 | もんがいふしゅつ 秘蔵品を大切に保管し、他の人に見せたり貸したりしないこと。 |
門戸開放 | もんこかいほう 出入りや任官の制限をやめること。国の海港や市場を、外国の経済活動のために開放すること。 |
門前雀羅 | もんぜんじゃくら さびれて人も訪(おとず)れないこと。 |
門前成市 | もんぜんせいし その家に出入りする人が多いようすを言う言葉。 |
問答無用 | もんどうむよう 話し合っても無駄(むだ)、議論も必要ないこと。 |
夜郎自大 | やろうじだい 自分の力量もわきまえず、仲間の中でいばること。 |
唯一無二 | ゆいいつむに それ一つだけで他に二つとないこと。 |
唯我独尊 | ゆいがどくそん 自分がいちばん偉いとうぬぼれること。ひとりよがり。 |
勇往邁進 | ゆうおうまいしん 目標に向かって勇ましく前進すること。 |
有害無益 | ゆうがいむえき 害があって、利益はないこと。 |
勇気凛々 | ゆうきりんりん 勇気に満ちあふれて、いきいきとしたようす。 |
有形無形 | ゆうけいむけい 形のあるものと形のないもの。 |
有言実行 | ゆうげんじっこう 言ったことは必ず実行すること。 |
優柔不断 | ゆうじゅうふだん 決断がぐずぐずしてはっきりしないこと。 |
優勝劣敗 | ゆうしょうれっぱい 勝っている者が勝ち、劣(おと)る者は負けること。 |
有職故実 | ゆうそくこじつ 古来の朝廷や武家の儀式、官職、制度、服飾、法令などの先例やよりどころを研究すること。 |
融通無碍 | ゆうづうむげ 障害がなく物事がなめらかに運ぶこと。 |
有名無実 | ゆうめいむじつ 名前だけで実質が伴わないこと。評判と実際とが違っていること。 |
勇猛果敢 | ゆうもうかかん 勇気があり決断力に富むこと。 |
悠々自適 | ゆうゆうじてき 俗世間(ぞくせけん)のわずらわしさから離れ、ゆっくりと自分の思うままに生きること。 |
油断大敵 | ゆだんたいてき 注意を少しでも怠れば、思わぬ失敗を招くから、十分に気をつけるべきだという戒め。類:油断強敵 |
余韻嫋々 | よいんじょうじょう あとに残る響きや風情(ふぜい)がいつまでも続くこと。 |
用意周到 | よういしゅうとう 用意が十分にととのって手抜かりがないこと。 |
容姿端麗 | ようしたんれい 顔つきも姿かたちも整って美しいこと。 |
羊頭狗肉 | ようとうくにく ひつじの頭を看板に出して犬の肉を売るという意で、表面だけりっぱに見せて実質が伴わないこと。 |
容貌魁偉 | ようぼうかいい 立派な体格と頼もしい顔つきの男性。 |
余裕綽々 | よゆうしゃくしゃく ゆったりと落ち着いていて、ゆとりのあるようす。 |
落花狼藉 | らっかろうぜき ものが散らかっているようす。 |
乱離骨灰 | らりこっぱい 散々に離れ散ること。めちゃめちゃになること。 |
乱暴狼藉 | らんぼうろうぜき 荒々しい振る舞いや無法な行為をすること。 |
利害得失 | りがいとくしつ 利益と損失。得るものと失うものと。類:利害得喪 |
力戦奮闘 | りきせんふんとう 力の限り努力すること。「力戦」は「りょくせん」とも読む。 |
離合集散 | りごうしゅうさん 離れたり集まったりすること。 |
立身出世 | りっしんしゅっせ 社会的に認められて名をあげること。出世して有名になること。 |
理非曲直 | りひきょくちょく 物事の善悪、正不正のこと。類:是非善悪 |
流言飛語 | りゅうげんひご 根拠のない、てたらめな噂(うわさ)やデマの類。 |
竜頭蛇尾 | りゅうとうだび 始めは勢いがいいが最後は尻(しり)すぼみに終わること。 |
粒粒辛苦 | りゅうりゅうしんく こつこつと努力と苦労を積み重ねること。類:苦心惨憺 |
良妻賢母 | りょうさいけんぼ 夫にとっては良い妻であり、子供にとっては賢い母親である人。 |
良風美俗 | りょうふうびぞく 良く美しい風俗習慣。 |
理路整然 | りろせいぜん 論理の筋道(すじみち)がよく通り、整っていること。 |
臨機応変 | りんきおうへん その場の変化や状況に応じて適切に対処すること。類:随機応変 |
輪廻転生 | りんねてんしょう 仏教で、人の生きかわり死にかわりをしてとどまることのないこと。 |
冷汗三斗 | れいかんさんと 恐ろしさやはずかしさで冷や汗がどっと出ること。 |
霊魂不滅 | れいこんふめつ 肉体は滅びても、魂(たましい)はいつまでも滅びないこと。 |
老少不定 | ろうしょうふじょう 老人が必ず先に死ぬとは限らず、少年が長生きするとは決まっていない。 |
老若男女 | ろうにゃくなんにょ 老人と若者と男性と女性と。さまざまな人々。 |
論功行賞 | ろんこうこうしょう 功績の有無や大きさの程度を調べ、それに応じてふさわしい賞を与えること。 |
和気藹々 | わきあいあい なごやかで仲のいいこと。 |
和光同塵 | わこうどうじん 知徳のすぐれた輝(かがや)きが目立たないようにして、世俗の人々と一緒(いっしょ)にいること。 |
和魂漢才 | わこんかんさい 日本的精神と中国伝来の学問・知識の合体。「和魂」は「大和魂(やまとだましい)」のこと。 |
和魂洋才 | わこんようさい 日本的精神と西洋の学問・知識の合体。 |
和洋折衷 | わようせっちゅう 日本風と西洋風を適当に取り合わせること。 |