古典に出る漢字
総 角 | あげまき 昔の子どもの髪の結い方の一つ。 |
阿闍梨 | あじゃり(あざり) 弟子を導く徳の高い僧。 |
網 代 | あじろ 川で魚を獲る網のような仕掛け。 |
校 倉 | あぜくら 古代倉庫建築の一様式。 |
朝 臣 | あそん 八種の姓のうち第二位のもの。 |
行 脚 | あんぎゃ 僧が諸国を回って修行すること。 |
十六夜 | いざよい 陰暦十六日。 |
衣 鉢 | いはつ 師僧が弟子に伝える袈裟と鉄鉢。 |
今 様 | いまよう 現代ふう。 |
郎 女 | いらつめ 若い女子を親しんで呼んだ語。 |
因 縁 | いんねん 定められた運命。 |
有 卦 | うけ 幸運が続くこと。 |
永 劫 | えいごう 非常に長い年月。 |
回 向 | えこう 功徳や善行を他人に施して、共に極楽往生を願うこと。 |
烏帽子 | えぼし 成人男子のかぶりもの。 |
蝦 夷 | えぞ 北関東の先住民族。北海道の古称。 |
干 支 | えと 十干と十二支を組み合わせたもの。 |
穢 土 | えど けがれている国土。 |
烏帽子 | えぼし 元服した男子のかぶり物の一種。 |
縁 起 | えんぎ 事物の因縁によって万物が生じること。 |
厭 世 | えんせい 生きる望みを失ってこの世がいやになること。 |
往 生 | おうじょう 死後、極楽浄土に生まれること。死ぬこと。 |
和 尚 | おしょう 僧の尊称。 |
御 膳 | おもの 貴人の食事の尊敬語。 |
怨 霊 | おんりょう 恨みを抱いて死んだ人の霊魂。 |
神 楽 | かぐら 神を祭るときに奏する舞楽。 |
肩 衣 | かたぎぬ 袖なしの上着。室町時代以後の武士の礼服。 |
容 貌 | かたち 顔つき。容貌(ようぼう)。 |
帷 子 | かたびら 几帳・帳(とばり)に使った布。 |
楽 府 | がふ 漢詩の種類の一種。 |
鏑 矢 | かぶらや 矢尻に鏑(かぶら)という道具をつけた矢。矢を射ると風を切って音が鳴ることから、戦場で合戦開始の合図に用いられた。 |
唐 衣 | からごろも 唐風の衣服。 |
狩 衣 | かりぎぬ 公家の常服。 |
勧 進 | かんじん 人々に仏道を勧めて善に向かわせること。 |
上達部 | かんだちめ 公卿の異称。「かんだちべ」とも言う。 |
帰 依 | きえ 仏を信じ、その教えに従うこと。 |
祇園会 | ぎおんえ 京都の八坂神社の祭礼。 |
几 帳 | きちょう 間仕切りや目隠しに使う屏障具 (へいしょうぐ) の一つ。 |
牛 車 | ぎっしゃ 牛に引かせた乗用車。 |
後 朝 | きぬぎぬ 男女が共に寝た翌朝、それぞれの着物を着て別れること。また、その朝。 |
公達/君達 | きんだち 上流貴族の子弟。 |
宮 司 | ぐうじ 神社の最高位の神官。 |
苦 患 | くげん 死後、地獄で受ける苦痛。 |
供 御 | ぐご(くご) 天皇や皇后などの飲食物をいう尊敬語。 |
薬 玉 | くすだま 香りのよい薬物を錦の袋に包み、これにヨモギ、ショウブなどをあしらい、5色の糸を長く垂らしたもの。5月5日端午の節供にこれを柱などにかけて邪気を払うまじないとした。 |
口 伝 | くでん 奥義の秘密を口頭で教えること。 |
功 徳 | くどく 道徳的・宗教的に善い行い。 |
国 造 | くにのみやっこ 大化の改新以前に大和政権がおいた地方官。 |
供 奉 | ぐぶ 高貴な人の列に加わること。 |
公 方 | くぼう 朝廷。(鎌倉時代以降は)将軍。 |
供 養 | くよう 仏や死者の霊前に物を供えて回向すること。 |
蔵 人 | くらうど 蔵人所の役人。 |
庫 裡 | くり 寺院の台所。 |
境 内 | けいだい 神社や寺院の敷地。 |
戯 作 | げさく たわむれに作った作品。 |
下 衆 | げす 身分の低い者。 |
懸 想 | けそう 異性に思いをかけること。 |
解 脱 | げだつ 煩悩の束縛から逃れて、悟りの境地に入ること。 |
結 縁 | けちえん 仏門に入る縁を結ぶこと。 |
外 道 | げどう 仏教以外の教え。 |
検非違使 | けびいし 平安初期、京中の治安維持のためにつくられた令外官。 |
虚 空 | こくう 空。大空。無相無色で実体がないこと。 |
後 生 | ごしょう 死後に生まれ変わること。 |
東 風 | こち 東から吹いてくる風。 |
近衛府 | このえふ 平安朝の六衛府の一つ。 |
虚無僧 | こむそう 普化宗の僧。深編がさをかぶり、尺八を吹いて諸国を回り修行する。 |
御利益 | ごりやく 神仏が衆生にあたえる恵み。 |
勤 行 | ごんぎょう 僧侶が勤めとして仏前で読経などをすること。 |
権 化 | ごんげ 神仏などが仮に人間となって現れること。 |
建 立 | こんりゅう 寺院・堂塔を建てること。 |
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催馬楽 | さいばら 古代歌謡の一つ。馬子歌。 |
防 人 | さきもり 北九州の辺境防備を担当した兵士。 |
指 貫 | さしぬき はかまの一種。 |
座 主 | ざす 一山の寺務を統括する最高の僧職。 |
散 華 | さんげ 法会の儀式で、はすの花びらを散らして仏を供養すること。 |
参 内 | さんだい 宮中に出仕すること。 |
三 昧 | ざんまい 精神を一点に集中して乱れぬ境地。勝手気まま。 |
地 下 | じげ 昇殿を許されない官人の総称。 |
紙 燭 | しそく 室内用の照明具の一。松の木を長さ45センチ、直径1センチほどの棒状に削り、先端を焦がして油を塗り、火をつけるもの。 |
褥 | しとね 座ったり寝たりするときの敷物。ふとん。 |
東 雲 | しののめ 夜が明けようとして、ほのかに明るくなること。 |
除 目 | じもく 大臣以外の諸官職を任命する儀式。 |
十二単 | じゅうにひとえ 公家の女性の正式の服装。 |
修験道 | しゅげんどう 仏教の一派。 |
衆 生 | しゅじょう 一切の生物。とくに人間。 |
上 衆 | じょうず 身分の高い人。貴人。上臈。 |
装 束 | しょうぞく 衣服。礼服。 |
消 息 | しょうそこ 手紙。便り。 |
定 命 | じょうみょう 前世から決まっている寿命。 |
従 容 | しょうよう ふだんと同じように落ち着いているようす。 |
上 臈 | じょうろう 年功を積んだ高僧。身分の高い人。 |
神 祇 | じんぎ 天と地の神。 |
神 道 | しんとう 日本の風土に結びついた神を主な崇拝対象とする日本人の民俗宗教。 |
透 垣 | すいがい 竹や板で間を透かして作った垣。 |
垂 迹 | すいじゃく それぞれの神は、みな仏菩薩が仮の姿となって現れたものだということ。 |
随 身 | ずいじん 貴人の外出に付き随う人。警護を務める近衛府の役人。 |
宿 曜 | すくよう 古代中国の密教や道教から生まれた占星術。 |
修 法 | ずほう/しゅほう 災いを除き願いを叶えるために行う加持祈祷。 |
受 領 | ずりょう 地方の諸国の長官。 |
節 会 | せちえ 朝廷で節日などに行われた宴会。 |
旋頭歌 | せどうか 和歌の一体で、五七七五七七の六句体。 |
前 栽 | せんざい 草を植えた庭。野菜。 |
先 達 | せんだつ その道の先輩・先生。 |
宣 命 | せんみょう 漢文ではなく国語で天皇のおことばを宣布する文書。 |
雑 色 | ぞうしき 律令制下の令外官の1つである蔵人の職位の1つ。 |
僧 都 | そうず 僧の位の一つで、僧正に次ぐ僧官。 |
相 聞 | そうもん 相聞歌の略。万葉集における和歌分類。 |
帥 | そち 大宰府の長官。「そつ」とも。 |
卒塔婆 | そとば 仏舎利を安置し、供養するために建てる五輪の塔や石塔。 |
松 明 | たいまつ 松や竹などを束ねて燃やした照明用具。 |
内 裏 | だいり 天皇がつねに住まれる御殿。 |
大宰府 | だざいふ 九州北部におかれていた特別な地方官庁で、対外的な軍事と外交、九州の内政を統轄した。 |
荼 毘 | だび 火葬。 |
玉 梓 | たまづさ 使い。手紙。 |
手 水 | ちょうず 手や顔を洗うこと。 |
重 陽 | ちょうよう 陰暦九月九日の節句。菊の節句。 |
築 地 | ついじ 泥で塗り固めた塀。 |
追 儺 | ついな 大晦日に行われた疫病の鬼払いの儀式。 |
局 | つぼね 宮殿内の別々に仕切られた部屋。また、そこに住む女官。 |
天 竺 | てんじく 日本・中国で、インドを呼ぶ古い言い方。 |
殿上人 | てんじょうびと 昇殿を許された人。 |
春 宮 | とうぐう 皇太子のいる御殿。皇太子。「東宮」と同じ。 |
刀 自 | とじ 主婦。 |
舎 人 | とねり 天皇・皇族の近侍として雑事をとりしきった者。 |
宿 直 | とのい 宮中、役所に泊まって仕事をすること。 |
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典 侍 | ないしのすけ 内侍司の次官で、女性。 |
長 押 | なげし 和室の壁面をぐるりと囲む化粧部材で、柱を水平方向につなぐもの。 |
女 御 | にょうご 天皇の御寝所に仕えた後宮の女官。 |
女 房 | にょうぼう 宮中に仕え、一室をたまわっていた女官。 |
涅 槃 | ねはん すべての煩悩を脱して、高い悟りの境地に達して死ぬこと。 |
直 衣 | のうし 平安時代からの公卿の平常服。 |
祝 詞 | のりと 祭儀に朗唱する詞章。 |
野 分 | のわき/のわけ 台風。秋に吹くはげしい風。 |
半 蔀 | はじとみ 建具の一つ。 |
埴 生 | はにゅう 粘土性の土。 |
破 風 | はふ 屋根の妻側の造形のこと。 |
同 胞 | はらから 兄弟姉妹。 |
般 若 | はんにゃ 恐ろしい顔つきの女の鬼。 |
直 垂 | ひたたれ 衣服の名。 |
単 衣 | ひとえ 裏地をつけない和服。 |
屏 風 | びょうぶ 室内に立てて風をさえぎり、物をへだてるために使った道具。 |
檜皮葺 | ひわだぶき ひわだ(檜の樹皮)で屋根を葺くこと。 |
奉 行 | ぶぎょう 主君の命令で事を行うこと。また、その人。 |
布 施 | ふせ 清浄な心で他人に物を施すこと。 |
判 官 | ほうがん/はんがん 四等官の第三。 |
菩 提 | ぼだい 仏果を得て極楽往生すること。 |
勾 玉 | まがたま 装身具に使った巴形の玉。 |
水 脈 | みお 川や海のなかで、船が往来する深い水路。 |
澪 標 | みおつくし 船が通る水路に杭を並べて立て、目印としたもの。 |
神 酒 | みき 神に供える酒。 |
巫 女 | みこ 神に仕える未婚の女性。 |
御 簾 | みす すだれの敬称。 |
御息所 | みやすどころ 天皇の御寝所に仕える女官。 |
冥 加 | みょうが 知らず知らずのうちに神仏の加護を受けること。 |
命 婦 | みょうぶ 後宮の女官。 |
無 品 | むほん/むぼん 親王で、品位(ほんい)を持たないこと。 |
乳 母 | めのと 乳母(生母に代わり乳を飲ませて育てる女)。 |
望 月 | もちづき 十五夜の満月。 |
物 怪 | もののけ 人にとりつく死霊・生霊。 |
唐 土 | もろこし 日本から中国をさしてよんだ古称。 |
夜 叉 | やしゃ 人を食う鬼。 |
山 賤 | やまがつ 山里に住む、身分の卑しい人。 |
有 職 | ゆうそく 学問に精通していること、またはその人。 |
輪 廻 | りんね 生まれては死に、また他の世界に生まれることを繰り返すこと。 |
がんばれ高校生!
がんばる高校生のための文系の資料・問題集。 |
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