現代文の重要語句
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■ ナイーヴ (英)naive
純真な。無邪気な。
■ 内省(ないせい)
自分の行動の跡や精神のあり方などを深く見つめること。〔用例〕過去を内省する。
■ 内包(ないほう)
内に包みもっていること。ことばや概念に含まれている意味内容。⇔外延
■ なかんずく
〔副詞〕いろいろあるなかでも、特に。とりわけ。漢字で書くと「就中」。〔用例〕すべての教科にいえるが、なかんずく国語は重要だ。
■ ナショナリズム (英)nationalism
民族主義。自国民の利益・福祉の確保を第一とする考え。
■ なまじ
〔副詞〕大してできもしないのに。無理して。しなくてもよいのに。中途半端。
■ 生業(なりわい)
家業。生活していくための職業。もとは農業の意味。
■ 二の次
二番目。後回し。
2の次だから3だとするのは間違い。
■ ニヒリズム (英)nihilism
虚無主義。人生や世界で真理とされるもの、絶対とされるもの、権威とされるものなどすべてを否定しようとする思想・立場。
■ ニュアンス (仏)nuance
微妙な違い。意味合い。〔用例〕発言のニュアンスを汲む。
■ 如実(にょじつ)
事実そのままであること。「実の如し」と訓読する。〔用例〕被害の状況を如実に物語る写真。
■ ネガティヴ (英)negative
否定的。消極的。⇔ポジティブ
■ 能動(のうどう)
自分から他に働きかけること。⇔受動
■ ノスタルジア (英)nostalgia
望郷心。郷愁。
■ 野放図(のほうず)
放っておけば、どこまで脱線するか分からないようす。突拍子もない。
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■ 白眼視(はくがんし)
冷たい目で見ること。〔用例〕世間から白眼視される。
■ 伯仲(はくちゅう)
優劣がつけがたいこと。力などがつりあっていること。
一番目と二番目に優劣がつけがたい場合をいうので、「どんぐりの背比べ」とは意味が異なる。
■ 白眉(はくび)
兄弟または多くの中で最もすぐれているもの。
■ 跋文(ばつぶん)
あとがき。⇔序文
■ パラダイム (英)paradigm
基本方針。規範。枠組み。
■ パラドックス (英)paradox
逆説。一見、不合理だったり矛盾したりするようで、よく考えると真理を述べている表現。
■ パロディ (英)parody
他人の作品の文体や作風などをまねて、こっけいにつくりかえた作品。
■ 半可通(はんかつう)
知ったかぶり(をする人)。〔用例〕半可通な理屈。
■ 範疇(はんちゅう)
部類。部門。領域。カテゴリー。
■ 皮相(ひそう)
観察や考察がうわっつらで内容がないこと。物事の表面。〔用例〕皮相な見解。
■ 畢竟(ひっきょう)
〔副詞〕ゆきつくところ。つまり。結局。〔用例〕畢竟人は死を免れえない。
■ 一角(ひとかど)
並みより優れている。一人前である。「一廉」とも書く。〔用例〕一角の人物。
■ 為人(ひととなり)
性格、性質など、その人がもっている属性。生まれつき。〔用例〕誠実な為人。
■ 独りごつ
独り言を言う。
■ 微に入り細(さい)を穿(うが)つ
細かいところまで入り込み詳しく詮索する。
■ 表象(ひょうしょう)
心に思い描くイメージ。象徴。
■ 漂泊(ひょうはく)
あてもなくさまようこと。〔用例〕小舟が漂泊する。
■ 標榜(ひょうぼう)
主義・主張や特色などをはっきり示すこと。〔用例〕自由と平和を標榜する。
■ 披瀝(ひれき)
隠さず打ち明けること。〔用例〕本心を披歴する。
■ 吹聴(ふいちょう)
多くの人に言いふらすこと。〔用例〕成功談を吹聴して回る。
■ フィードバック (英)feedback
もとは工学用語で、機械自身が命じられた仕事と結果を見比べて、違った場合にそのずれを原因側にもどして、自動的に調整する動作。結果をみて不適切な点があれば原因にもどって調整すること。
■ フィールドワーク (英)field work
実地研究。野外調査。
■ フェティシズム (英)fetishism
ある対象、あるいはその断片を偏愛する態度のこと。
■ 敷衍(ふえん)
意味のわかりにくい所を、やさしく言い替えたり詳しく述べたりして説明すること。〔用例〕少子化問題を社会全般に敷衍して論じる。
■ 俯瞰(ふかん)
高い所から見下ろすこと。⇔仰視
■ 伏線(ふくせん)
のちのためにあらかじめ準備しておくこと。かくされた筋立て。
■ 腐心(ふしん)
「苦心」と類義で、心をいため悩ますこと。
■ 不世出(ふせいしゅつ)
めったに世に現れないほどすぐれていること。〔用例〕不世出の名選手。
■ 払拭(ふっしょく)
すっかり取り除き、ぬぐい去ること。〔用例〕不安を払拭する。
■ 不如意(ふにょい)
思うようにならないこと。生計が苦しいこと。 〔用例〕手もと不如意。
■ 普遍(ふへん)
一定の範囲内で、あらゆる事物に共通してあてはまる性質。広く行きわたること。⇔特殊 〔用例〕人類普遍の原理。
■ プリミティヴ (英)primitive
原始的な。素朴な。
■ 無聊(ぶりょう)
することがなくて退屈なこと。〔用例〕無聊を慰める。
■ 平生(へいぜい)
いつも。普段。〔用例〕平生の態度と異なる。
■ 辟易(へきえき)
勢いにおされて、尻ごみすること。閉口。〔用例〕あの人にはまったく辟易する。
■ ペーソス (英)pathos
しんみりとした哀感。哀愁。〔用例〕ペーソスの漂う人情ドラマ。
■ 便宜(べんぎ)
都合がよいこと。適当な取り計らい。〔用例〕便宜をはかる/便宜上、代役を決める。
■ 偏狭(へんきょう)
度量が狭いこと。土地などが狭いこと。〔用例〕偏狭な性格/偏狭な国土。
■ 彷徨(ほうこう)
さまよい歩くこと。
■ 放恣(ほうし)
勝手気ままで、しまりがないこと。〔用例〕放恣な生活。
■ 放縦(ほうじゅう)
生活が不規則でだらしがないようす。気ままなようす。
■ 豊穣(ほうじょう)
富んで豊かなこと。土地が肥えて作物がよくできること。〔用例〕豊饒な大地。
■ 彷彿(ほうふつ)
ありありと思い出すこと。 〔用例〕亡くなった父を彷彿させる。
■ 木鐸(ぼくたく)
文化的指導者。古代中国で、法令などを広く人民に示すときに振り鳴らした、木の舌のついている大きな鈴。
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■ 邁進(まいしん)
元気に突き進むこと。勇敢に突進すること。〔用例〕学問に邁進する。
■ 禍々(まがまが)しい
不吉な。悪いことが起こりそうな。
■ まんざらでもない
全くだめだというわけでもない。必ずしも悪くはない。〔用例〕結果はまんざらでもない/まんざらでもない表情。
■ 微塵(みじん)も
ちっとも。少しも。〔用例〕悪意は微塵もない。
■ 未曾有(みぞう)
今まで一度も起きたことがないこと。前代未聞。 〔用例〕未曾有の大惨事。
■ 無機的(むきてき)
生命力の感じられないさま。温かみのないさま。〔用例〕無機的なデザイン。
■ 無垢(むく)
混じりけがなく純粋なこと。〔用例〕無垢な少女。
■ 無碍(むげ)
さまたげるものがないこと。〔用例〕融通無碍。
■ 銘記(めいき)
心に深く刻みつけること。〔用例〕心に銘記すべき言葉。
■ 名状(めいじょう)
状態をことばで言い表すこと。〔用例〕名状しがたい大惨事。
■ モダニズム (英)modernism
近代主義。現代主義。
■ モチーフ (仏)motif
動機。主題。思想。
■ モチベーション (英)motivation
前ぶれ。きざし。「徴候」とも書く。
■ モラトリアム (英)moratorium
支払猶予。社会人としての義務の遂行を猶予されている期間。
■ モラール (英)morale
士気。やる気。
■ やぶさかでない
~する努力を惜しまない。
■ 唯物(ゆいぶつ)
物質が根本的なものであるという考え。
■ 有機的(ゆうきてき)
部分が集まって全体として統一されているさま。⇔無機的
■ 所以(ゆえん)
ことの理由。わけ。〔用例〕彼が好かれる所以は誠実さにある。
■ ユートピア (英)utopia
理想郷。空想上の理想社会。
■ 揺曳(ようえい)
ゆれてたなびくこと。長く尾を引くこと。
■ 夭折(ようせつ)
若死に。早死に。 〔用例〕十二歳にて夭折した。
■ 余儀ない
やむをえない。しかたがない。
■ 埒外(らちがい)
範囲外。
■ リアリズム (英)lyricism
写実主義。主観を加えず、現実や本質を正しく表現しようとする方法や態度。
■ リリシズム (英)lyricism
叙情詩の中で歌われた感情や情緒。また、そういう趣き。
■ 悋気(りんき)
やきもち。ねたみ。〔用例〕悋気深い男。
■ 吝嗇(りんしょく)
けちなこと。
■ 類型(るいけい)
似たものの間に共通に認められる型。似た形。〔用例〕犯罪を類型によって分類する。
■ 零落(れいらく)
資産や位が高かった者が落ちぶれること。
■ レトリック (英)rhetoric
修辞法。たくみな表現方法。
■ 憐憫(れんびん)
あわれみ。かわいそうに思うこと。
■ 陋習(ろうしゅう)
悪い習慣。いやしい習慣。
■ 弄(ろう)する
もてあそぶ。思うままに操る。〔用例〕奇策を弄する。
■ ロゴス (英)logos
言葉。意味。論理。理性。
■ ロジック (英)logic
考え方の正しい筋道。論理。理屈。〔用例〕そんなロジックは通用しない。
■ 歪曲(わいきょく)
ゆがみ曲がること。事実などをゆがめること。
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がんばれ高校生!
がんばる高校生のための文系の資料・問題集。 |
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