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看板モデルの条件

 人気女性誌の編集長らに「看板モデルの条件とは?」とのアンケートを実施したそうです。その結果によると、さまざまな回答の中に一つだけ共通項があったといいます。何だと思いますか? それは「私生活こそが重要」という答えです。

 へ―そうなんだ!とずいぶん意外な気がしましたが、その理由を聞くと、なるほどと納得させられます。つまり、きちんとした豊かな私生活をすごしていれば、外見にそれが透けて見える。反対に、生活が荒れてくると、どんなにきれいな顔やスタイルをしていても看板モデルは務まらないって。

 華やかな外見だけに左右されるのがモデルの仕事だと思っていましたが、そうした内実の部分が大きく影響するんですね。まー確かに、言われてみれば、モデルでなくとも、生活が荒れているとか、だらしのない女性というのは、どれほどきれいに飾っていても、やはりそれらしい雰囲気がどことなくにじみ出ているように感じます。

 実はこれは、『男の品格』という本で紹介されていた話です(2009年刊)。それが男の品格とどう関係するのかというと、女性の場合はそういう面があるけれども、男性の場合は全く違うというんです。

 男性の場合は、どんなに低俗な遊びをしようと、どんなに醜い修羅場を経験しようと、そこから何かを学ぼうとする姿勢さえあれば、自身の成長の大きな味方になるというのです。つまり人生の肥やしになる。男は、いい顔になりたかったらもっと積極的に遊べ、と。「飲む、打つ、買う」、大いに結構。うーん、これはまた、男性にとってまことに好都合な論理ではありませんか。

神戸女子 vs. 大阪女子

 長らく関西に住んでいますと、神戸大阪は何かと比較され、お互いに対抗心のような気持ちを強くもっているんだなと感じることがしばしばあります。なかでも、神戸の女子は大阪の女子とずいぶん異なるというので、何がどう違うのか、神戸の女子に尋ねたことがあります。彼女らは、常に「私たちは大阪の女の子とは違うのよ」という、プライドというか、はっきりとした差別?意識を持っているようです。

 彼女によれば、大阪の女の子のファッションは、ブランドものの洋服なんかを、はっきり分かるように目立たせて身に着ける。ブランドの好みもヴィトンとかシャネルとか、ひと目でそれと分かるものが多くて、それを「見て見て!」って感じで、要するに派手。梅田はそうでもないけど、ミナミに行ったらすごい。

 それに対して神戸の女の子は、わざとそういうのは見せない。何気なく着てて、実は・・・っていうファッション。ロゴなんかは基本的に表には出さないし、見えたとしてもチラッとだけ。大阪の女の子のようには絶対にしたくないそうで、分かる人に「わーっスゴイ!」って気づいてもらうのが嬉しいというんです。

 神戸と大阪の間は、JRの新快速電車だとわずか20分余りで行ける近さなんですけど、そんなにも感覚や考え方が違うものなんですかね。最後に彼女が言うには「要するに、神戸の女の子は腹黒いのよ」ですって。うはー
 

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