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なぜ野菜に抗酸化物質が多い?

 健康のため、ふだんから野菜をたくさん食べていらっしゃいますか? がん予防に効果があるとされる抗酸化物質は、一般的には肉や魚より野菜に多く含まれているといいます。それは何故だかご存じですか? 実はこれは野菜たちが有する切実な理由によるんですね。ただ何となく多いわけじゃない。

 植物は日光によって光合成を行っています。だから、大きな葉っぱでたくさんの日光を浴びようとします。ところが、日光には紫外線が含まれています。紫外線によって活性酸素が生じ、細胞や遺伝子がダメージを受けます。これは私たち人間だけではなく植物だって同じこと。だけども生きるためにはどうしても日光を浴びなければならない。

 そこで植物がとった対策が、自ら強力に抗酸化物質を作り出すことだったんです。あくまで自分を守るためであり、何も人間のがん予防のためにせっせと作り出しているわけではないのです。というわけで、日光が多く当たった緑色の濃い野菜を選んだほうが、抗酸化物質が多く含まれている。緑色でなくても、濃い色の野菜がよいそうです。どんどん野菜を食べましょー。

夜に牛乳!

 私たち大人の骨は、とうの昔に成長期を終えた今も、ちゃんと新陳代謝を繰り返しているんですってね。とても嬉しくありがたいことです。何でも、破骨(はこつ)細胞という細胞が骨の古くなった部分を削り取り、代わりに骨芽(こつが)細胞というのがそこに新しい骨を作ってくれているそうです。そして、そうした骨の新陳代謝は、1日の中で一定の周期をもって行われているといいます。

 どういうことかというと、骨のカルシウムは昼間に血液中に溶け出し、夕方から夜にかけて骨への沈着量が増え、骨の形成が進むんですって。ですから、骨を丈夫にするためには、カルシウムを多く含む乳製品などを夕食時や夕食後にとると効果的。成長ホルモンも睡眠開始後にたくさん分泌されますからね。若い人はもちろんのこと、私らのような高年齢者にとっても、骨の健康はとても大事です。みなさん、できるだけ夕方に牛乳を飲むようにしましょー。
 

がんによる死亡者数

 日本人の死因のトップは「がん」によるもので、2人のうちの1人ががんにかかり、3人に1人ががんによって死亡、そして年間では38万人余りの人がこの病気で命を落しているといいます(2021年)。この数字は1985年のがん死亡数の2倍にもなっており、今の日本は、世界トップクラスの「がん大国」だといいますから驚きます。

 ただ、ここで統計上のワナというと大げさですが、よくよく勘案しなくてはならないのは、がんが増えているいちばんの要因が「高齢化」であることです。がんは遺伝子の老化ともいえる病気ですので、今や世界一の寿命を誇り、かつ高齢者が極端に増えている日本人にがん患者が増えるのは当たり前なんですね。言ってみれば、よいことの裏返しなわけです。

 そこで不肖私、愛煙家の一人として「喫煙率が下がってきているのに肺がん患者が増えているのもそういうことだろ!」と息巻きたくなるところです。しかし、表面上は確かにそうなんですが、年齢構成を補正して計算しなおすと、やはり喫煙率の低下とともに肺がん患者は明らかに減っているそうです。統計も奥が深いのですよ。
  

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3大栄養素

炭水化物(糖質)
ブドウ糖に分解され、主にエネルギー源になる。コメ、めん類、イモ、果物、菓子類などに多く含まれる。摂り過ぎると、その分は脂肪として必要以上に体に蓄積される。

脂質
脂肪酸に分解され、主にエネルギー源となる。油、バター、ラードなどに多く含まれている。脂質過多はカロリーオーバーになり、様々な生活習慣病にかかりやすくなる。

たんぱく質
主に筋肉や臓器、血液をつくる材料になる。肉、魚、大豆、卵などに含まれている。たんぱく質の中でも8種類の「必須アミノ酸」は体内ではつくれないので、食事で補わなければならない。
 

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