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中国のことわざ < 世界のことわざ(目次)

中国のことわざ

(中国由来の日本のことわざや故事成語等は掲載していません。)

  • 足元に千の道筋あり、丸木橋にこだわるな
    意味:一つの目標、一つの方法に固執するな。
  • イタチがニワトリに新年の挨拶をする
    意味:よからぬ考えを持ちながらにこやかに接すること。
  • 一事を経ざれば、一智に長ぜず
    意味:自ら物事を経験してみなければ、その分野の見識を高めることはできない。日本の「習うより慣れよ」
  • 一度蛇に噛まれると、十年たっても縄まで怖い
    意味:日本の「羹に懲りて膾(なます)を吹く」
  • 一日やれば一日分の成果を得て、一日さぼれば十日分の損をする
    意味:日本の「継続は力なり」
  • 一文惜しみの百知らず
    意味:目先の小さなことにとらわれて大きな利益を得られないこと。
  • 一丈八尺の灯台は遠くを照らすが近くは照らさない
    意味:日本の「灯台下暗し」。一丈八尺は約6メートル。
  • 一手の打ち違いで、碁の全局が負けてしまう
    意味:ただ一つの手違いで、それまでの成果を一瞬にして失ってしまうこと。
  • 牛に向かって琴を弾く
    意味:日本の「馬の耳に念仏」
  • 美しい花を牛の糞に挿す
    意味:ぶ男が美しい妻を娶ること。不釣合いや身分不相応のたとえ。
  • 馬の善し悪しは鞍にあらず、人の善し悪しは衣にあらず
    意味:良馬であるかどうかに鞍は関係ない。人の善し悪しに着ている衣は関係ない。
  • 瓜を植えれば瓜を得、豆を植えれば豆を得る
    意味:日本の「因果応報」
  • 縁あれば千里も来たりて相逢い、縁なければ対面すれども相逢わず
    意味:縁があれば、たとえ千里の距離があっても相見えることはできるが、縁がなければ向かい合ってさえいても擦れ違ってしまう。「袖振り合うも他生の縁」
  • 遠水は近火を救わず、遠親は近隣に如かず
    意味:遠くにある水は近くの火事を消せない、遠くに住む親戚は、近くの隣人にはかなわない。
  • 遠慮なければ近憂あり
    意味:遠い先々のことまで考慮しないと、近い将来に憂いが訪れる。
  • 大いに屈するものは、必ず大いに伸びる
    意味:日本の「苦あれば楽あり」
  • 老いてはますます壮(さか)んにして、窮すれば当(まさ)に堅なるべし
    意味:老いてますます意気盛んになり、困難なときには志操堅固となるべし。
  • 幼い時に針を盗めば、成長して人の金銭を盗む
    意味:幼少時の悪い習慣は幼少のうちに直さないと、大人になってからはどうにもならなくなる。
  • 和尚は逃げても、寺は逃げない
    意味:失敗しても望みはあるということ。
  • 瓦全(がぜん)よりは玉砕(ぎょくさい)を選ぶ
    意味:瓦のようにつまらないものになって安全に生きるよりも、むしろ玉になって潔く砕けることを選ぶ。
  • 金があれば幽霊にも臼をひかせられる
    意味:日本の「地獄の沙汰も金次第」
  • ガマガエルが白鳥の肉を食いたがる
    意味:身の程知らずなこと。
  • 下問を恥じず
    意味:年齢や地位が下の者に教えを乞うことを恥ずかしいとは思わない。
  • 借りた物を約束通りに返せば、次に借りることは難しくない
    意味:物を借りるという些細なことでも、信用を失うようなことをしてはいけない。
  • 傷が治ると痛さを忘れる
    意味:日本の「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
  • 君と一夕話、読むに勝る十年の書
    意味:あなたとの一晩の語らいは、自分の十年分の読書にも勝る。
  • 口は風、筆は跡
    意味:口約束は当てにならないが、書いたものは何よりの証拠となる。
  • 君子は他人の美を奪わない
    意味:他人が苦心して得た成果を利用して自分の手柄にしてはいけない。
  • けんかしなければ友だちになれない
    意味:日本の「雨降って地固まる」
  • 恋人の目には西施(せいし)が見える
    意味:日本の「痘痕(あばた)も靨(えくぼ)」。西施は中国・三国時代の絶世の美女。
  • 江山改め易く、本性移し難し
    意味:山河の外観は容易に変えることはできるが、人の性格は簡単に変えることはできない。
  • 香油を売る女性が水で髪をすく
    意味:髪油を売る女性が、自分の髪は水ですく。日本の「紺屋の白袴」
  • 毫厘(ごうり)の差は千里のあやまり
    意味:「毫厘」はわずかな数量。はじめはほんのわずかな違いであっても、後には大きな間違いとなる。
  • 子は母の醜きことを嫌わず、犬は家貧しきことを嫌わず
    意味:子どもというものは、母親が醜いからといって嫌うようなことはない。飼い犬も同様に主人の家が貧しいからといって嫌うようなことはない。
  • 酒は知己に逢えば千杯も少なし、話が合わねば半句も多し
    意味:気心の知れた友人に会えば、千杯の酒を飲んでも話し足りないが、話の合わない人ではひと言でも多く感じる。
  • 三歳が八十歳を決める
    意味:日本の「三つ子の魂百まで」
  • 三人の皮職人は一人の諸葛亮に匹敵する
    意味:日本の「三人寄れば文殊の知恵」。諸葛亮は『三国志』の英雄。
  • 三人寄れば無責任
    意味:人が多くなるほど自分で責任を負おうとしなくなる。
  • 児孫おのずと児孫の福あり、児孫のために馬牛となるなかれ
    意味:子孫には子孫なりの人生と幸福があるのだから、彼らの前途のために牛馬のごとく働く必要はない。
  • 秀才は門を出でずして、天下のことを知るにあたう
    意味:秀才は家の外に出なくても、天下のことを知ることができる。書物は知識の宝庫であるということ。
  • 食後に百歩歩けば九十九まで生きられる
    意味:食後にゆっくり散歩すると健康を保てる。
  • 死んだ子は賢く、逃した魚は大きい
    意味:日本の「逃した魚は大きい」
  • 雀小さしといえども、肝胆すべて倶(そな)わる
    雀のように小さな体であっても、五臓六腑はすべて備わっている。日本の「一寸の虫にも五分の魂」
  • 既に出したる一言は、駟馬(しば)も追い難し
    意味:一度口に出した言葉は、たとえ四頭立ての馬車で追いかけても取り戻すことはできない。
  • ズボンを脱いで屁をひる
    意味:余計な手数をかけること。
  • 千軍は得やすきも、一将は求め難し
    意味:千人の兵士を集めるのは容易だが、一人のすぐれた将軍を求めるのは難しい。
  • 千里の道のりも足元から始まる
    意味:日本の「千里の道も一歩から」
  • 曹操の話をすれば曹操が現れる
    意味:日本の「噂をすれば影が差す」
  • 大工が多すぎると歪んだ家が建つ
    意味:日本の「船頭多くして船山に上る」
  • 大処(たいしょ)着眼、小処(しょうしょ)着手
    意味:大局的に物事や問題をとらえ、小さいところから着手すべきであるということ。
  • 単絲(たんし)は線と成らず、独木は林と成らず
    意味:一本の縒りでは糸にならず、一本の木では林にならない。人間も一人では何もできない。
  • 小さいときに針を盗めば、大きくなると金を盗む
    意味:小さなものをくすねる子は、大人になるとお金を盗む泥棒になるたとえ。
  • 梅雨を過ぎてから蓑笠(みのかさ)を買う
    意味:日本の「後の祭り」
  • 手が動いていれば貧乏にならない
    意味:日本の「稼ぐに追いつく貧乏なし」
  • 鉄の杵も磨き続ければ針になる
    意味:日本の「石の上にも三年」「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」
  • 天下の興亡、匹夫も責あり
    意味:国家の興亡には、国民一人ひとりにも責任がある。
  • 天に難(かた)き事なし、ただ心ある人を恐(おそ)る
    意味:困難は恐れるに足りない。決心さえあればやり遂げられる。
  • 天に不測の風雲、人に不意の禍福は常なり
    意味:日本の「一寸先は闇」
  • 天の外に天があり、人の上に人がある
    意味:天の外にはさらに高い天があり、人の上にもさらに優れた人がいる。上には上がある。
  • 当局者は迷い、傍観者は清し
    意味:碁を打っている当人は迷い、傍観している者のほうがかえってはっきり見えている。日本の「岡目八目」
  • 遠くの水は近くの火事を消せない
    意味:日本の「遠くの親類より近くの他人」
  • 徳ある者、必ず言あり
    意味:徳のある人は必ず優れた言葉を使う。
  • 読書はすべからく用意すべし、一字は千金にも値す
    意味:読書には集中し、一字も見逃さないように熟読すべき。一字一句に千金の値打ちがあることもある。
  • 年寄りの言うことを聞かないと、見る間に損をする
    意味:日本の「亀の甲より年の劫」
  • どの家にも読めないお経がある
    意味:それぞれの家には、それぞれ他人に言えない苦労があるものだ。
  • 友はかげで君を褒め、敵は面と向かって君を褒める
    意味:真の友を選ばなくてはならない。つまらない奴とは交際しないこと。
  • 鼠の糞が一粒でも釜の中に落ちれば、お粥のすべてが台無しになる
    意味:有害なものは、たとえわずかであっても全体を台無しにしてしまうということ。
  • 能ある者は労多し
    意味:能力があるからこそ世間で重宝され、忙しくて苦労する。
  • 早起きは三つよいことがあり、遅起きは三つ慌てることがある
    意味:日本の「早起きは三文の得」「朝起きは三文の徳」
  • 春に種をまかなければ秋に収穫できない
    意味:日本の「蒔かぬ種は生えぬ」
  • 晴れた日に曇りの日の備えをし、豊年に凶年の備えをする
    意味:日本の「転ばぬ先の杖」
  • 万巻の書を読み、万里の道を行く
    意味:見識を広めるには多くの本を読み、万里の道を歩まなければならない。
  • 日ごろ良心に恥じることなければ、夜中に門を叩かれても驚かない
    意味:ふだんから正直にしていれば、いつも心安らかに過ごすことができる。
  • 久しき別れは新婚に勝(まさ)る
    意味:長く別れていた夫婦がまた一緒に暮らすようになったら、その味わいは新婚の時よりずっとよい。
  • 人に傷を負わせなくても、言葉が人を傷つける
    意味:日本の「口は災いの門」
  • 人に千日の好(よし)みなく、花に百日の紅(くれない)なし
    意味:人はいつまでも運に恵まれ続けることはなく、花もいつまでも咲き続けるわけではない。
  • 人は衣装、馬は鞍
    意味:日本の「馬子にも衣裳」
  • 人はおとなしいと他人になめられ、馬はおとなしければ人に使われる
    意味:おとなしすぎると、かえって損をする。
  • 人は高いところを目指し、水は低いところへ流れる
    意味:絶えず目標に向かって努力することが大事。
  • 人は有名になることを怖れ、豚は太ることを怖れる
    意味:日本の「出る杭は打たれる」
  • 一人が樹を植え、万人が木陰で涼む
    意味:世間のため、万人のために働くことをすすめる諺。
  • 人を殴っても顔を殴るな、人を罵っても弱みをあばくな
    意味:ケンカをしても冷静に限度をわきまえなければならない。
  • 火は空心を求め、人は虚心を求める
    意味:火は、組んだ薪の中心に隙間を作ってこそ盛んに燃える。人は素直で謙虚であってこそ成長できる。
  • 百尺竿頭(ひゃくしゃくかんとう)に一歩を進む
    意味:努力をしたうえに更に努力を重ねること。百尺竿頭は百尺もある長い竿の先。
  • 貧乏人は街に住んでも訪ねる人はいないが、金持ちには、山奥にいても遠い親戚でさえも訪ねてくる
  • 平時に焼香せず、臨時に仏の脚を抱く
    意味:ふだんは線香もあげないのに、苦いときは仏の足にすがりつく。日本の「苦しい時の神頼み」
  • 塀に隙間あり、壁に耳あり
    意味:日本の「壁に耳あり障子に目あり」
  • 蛇(へび)打ちて死なざれば、後患(こうかん)は無窮(むきゅう)なり
    意味:蛇を打つ場合、徹底的に打ち殺さなければ、後の患いが尽きない。
  • 堀は一度落ちれば、智恵が一つ増える
    意味:失敗も有益であるということ。
  • 水に近づけば魚の性を知り、山に近づけば鳥の音を識(し)る
    意味:ある場所や人物をよく知りたければ、その場所や人物と接する必要がある。
  • 水の中の月を掬(すく)う
    意味:苦労ばかり多く、満足できる成果が得られないこと、または叶わぬ大望を抱くことのたとえ。
  • 路(みち)遥かにして馬の力を知り、日久しくして人の心を知る
    意味:馬は長い距離を走らせればその実力がわかる。人も、長く付き合えばその人の善し悪しがわかってくる。日本の「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」
  • 三日漁をすれば二日網を干す
    意味:日本の「三日坊主」
  • 耳で聴くは虚なり、眼で見るは実なり
    意味:日本の「百聞は一見に如かず」
  • 耳になじみ目に染みていることは、学ばなくてもできるようになる
    意味:日本の「門前の小僧習わぬ経を読む」
  • 耳を搔いて鈴を盗む
    意味:良心に反する行為をしながら、そのことを考えないようにする。
  • 目に見えなければ心もわずらわされない
    意味:日本の「知らぬが仏」
  • 明人には細かい説明は不要、響きのよい太鼓は強く打たなくてもよい
    意味:賢明な人は細かい説明を聞かなくても容易に理解できる。日本の「一を聞いて十を知る」
  • 門を出れば三人に譲る。老人、子供、女
    意味:弱者をいたわる心が大切であるということ。
  • 門を閉じて車をつくる
    意味:世間を知らず、独善でものごとをやってもうまくいくものではない。
  • 山に虎がいないと猿が王様だという
    意味:日本の「鳥なき里のコウモリ」
  • 山の者は山に、水辺の者は水に頼る
    意味:日本の「所に従うて絵を描く」「郷に入っては郷に従え」
  • 雪の中へ石炭を送る
    意味:困っている人がいたら、迷わず救いの手を差し伸べるべき。
  • よく忍ぶ者に福あり
    意味:相手の言い分をよくがまんして聞ける人には、その分だけ福がやってくる。
  • 世に悪しき父母はなし
    意味:子を思わない親はいないということ。
  • ラクダは痩せて死んでも馬より大きい
    意味:日本の「腐っても鯛」
  • 落花情あれども流水意なし
    意味:散る花は川の流水を慕うが、水は素知らぬ顔で流れていく。一方に情があっても相手に通じないことのたとえ。
  • 良馬は後ろの草を食わず
    意味:良馬は、後戻りして自分の踏んだ草を食べたりしない。過去にこだわっていたのでは前進できないということ。

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孟子の言葉

●天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。
~天の与える好機は地理的な有利さに及ばず、地理的有利さは人心の一致には及ばない。
 
●為さざるなり、能(あた)わざるに非(あら)ざるなり
~やろうとしないからだ、できないからではない。
 
●知恵ありといえども、勢いに乗ずるに如かず。
~いくら知恵があっても、勢いに乗ることには及ばない。
 
●人必ず自ら侮りて然る後に人これを侮る。
~自分自身を尊重しない者は、かならず人から侮られるようになる。

●恒産なきものは恒心なし。
~一定の財産や定まった職業がなければ、定まった正しい心を持つことはできない。
 
●仁は人の心なり。義は人の道なり。
~他人を思いやる気持ちこそ、人の心である。道徳にかなった行動こそ、人の道である。

●君仁なれば仁ならざることはなく、君義なれな義ならざることなし。
~君主が仁であれば人民も人徳を持ち、君主が義であれば人民も義に生きる。
 
●大人を説くには、則ち之を軽んぜよ。
~偉い人を説得するには、まず相手を呑んでかかれ。
 
●至誠にして動かさざる者は、未だ之あらざるなり。
~誠を尽くして人に接すれば、心を動かさない者はこの世にいない。
 
●天に従う者は存じ、天に逆らう者は亡ぶ。
~自然の道理に従う者は存続していけるが、自然の道理に逆らう者は亡ぶ。
 
●子供心を失っていない者は偉大である。
 
●人の患いは、好んで人の師となるにあり。
~人の苦悩というものは、好んで人の師となって教えたがることにある。
 
●人の患いは、好んで人の師となるにあり。
~人の苦悩というものは、好んで人の師となって教えたがることにある。
 
●往く者は追わず、来る者は拒まず。
 
●人を愛しても親しまれないときには、自分の仁愛の心が足りないからではないかと反省するがよい。
 
●私は人生を愛し、正義をも愛する。しかし、その両者をともに持つことはできぬとしたら、人生を放棄して、正義を選ぶだろう。
 
●夫婦別あり。
~夫婦の間にも、礼儀や遠慮が必要である。
 
●天の将(まさ)に大任を是(こ)の人に降(くだ)さんとするや、必ず先(ま)ずその心を苦しむ。
~天は、大任を任せられるかどうか試すために、まず困難を与え、その心を苦しませてみるのだ。
 
●居は気を移す。
~人は地位で気性が変わる。
 
●大体に従う者は大人となる。
~人間の本来備わった心の動きのままに行動すれば大人物になれる。
 
●楽しむに天下を以って、憂うるに天下を以ってす。
~国民の楽しみを楽しみとし、国民の心配を心配とするのが、王としての道である。
 
●天下の為に人を得るは難し。
~世の中の為に有能な人物を獲得するのは難しい。
 
●汝に出るものは汝に返る。
~自分の行為の報いは、いずれ自分返ってくる。
 
●人の性は善なり。
 
●飽食暖衣逸居して教えなければ禽獣に近し。
~十分に食べ暖かいものを着て安楽に暮らし、学ぶことをしなければ、鳥や獣と何ら変わるところがない。
 
●自ら反みて縮くんば、千万人と雖も吾往かん。
~自ら反省して、それでも自分が正しいと思ったなら、たとえ相手が千人万人であっても立ち向かおう。
 
●道を得る者は助け多く、道を失う者は助け寡し。
~徳のある人には自然と助力する人が多くなるが、その徳を失うと助力者もなくなる。

●主たる者ひそかに諫めて公にほめよ。
~人の上に立つ者は、叱る時は人のいないところで叱り、ほめる時は人前でほめよ。

●君子に三楽あり。・・・父母ともに存し、兄弟(けいてい)故なきは、一の楽(たのしみ)なり。仰ぎて天に愧(は)じず、俯(ふ)して人に怍(は)じざるは、二の楽なり。天下の英才を得て之を教育するは、三の楽なり。
~君子には三つの楽しみがある。・・・父母がともに健在で、兄弟に事故がないのは、第一の楽しみである。天を仰いで愧じるところがなく、うつむいて人に対して怍じるところがないのは、第二の楽しみである。天下の英才を弟子として教育するのは、第三の楽しみである。

漢詩の名句

何の日か是れ帰年ならん
~『絶句』(杜甫)

覚えず君が家に到る
~『尋胡隠君』(高啓)

空山人を見ず
~『鹿柴』(王維)

一将功成って万骨枯る
~『己亥歳』(曹松)

国破れて山河在り
~『春望』(杜甫)

頭を低れて故郷を思う
~『静夜思』(李白)

孤雲独り去って閑なり
~『独坐敬亭山』(李白)

歳月人を待たず
~『雑詩』(陶淵明)

春宵一刻値千金
~『春夜』(蘇軾)

春風春水一時に来る
~『府西池』(白居易)

春眠暁を覚えず
~『春暁』(孟浩然)

少年老い易く学成り難し
~『偶成』(朱熹)

人間到る処青山有り
~『将東遊題壁』(釈月性)

人生意気に感ず、功名誰か復た論ぜん
~『述懐』(魏徴)

清明の時節雨紛紛
~『清明』(杜朴)

霜葉は二月の花よりも紅なり
~『山行』(杜朴)

年年歳歳花相似たり
~『代悲白頭翁』(劉廷芝)

花は錦官城に重からん
~『春夜喜雨』(杜甫)

独り釣る寒江の雪
~『江雪』(柳宗元)

牧童遥かに指さす杏花の村
~『清明』(杜朴)

明月来たりて相照らす
~『竹里館』(王維)

去る者は日々に疎し
~『文選・古詩十九首』

山雨来らんとして風楼に満つ
~『咸陽城の東楼』(許渾)

胡馬は北風に依り越鳥は南枝に巣くう
~『文選・古詩十九首』

材大なれば用を為し難し
~『古柏行』(杜甫)
 
中原に鹿を逐う
~『述懐』(魏徴)

天高く馬肥ゆ
~『蘇味道に贈る』(杜審言)

灯火親しむべし
~『符読書城南詩』(韓愈)

白髪三千丈
~『秋浦』(李白)
 
万緑叢中紅一点
~『詠柘榴』(王安石)

人は木石に非ず
~『李夫人』(白居易)

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