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小さなバレリーナたち

 バレエ教室をやってる女性のお話です。といっても、生徒は3歳前後の小さな女の子たちばかり。可愛いだろうなと思う一方で、そんな年代の子たちに教えるのはさぞや大変だろうと思いましたら、彼女に言わせると、とても「指導」と呼べるものではないそうです。指導ではなく、むしろ「調教」だといいます。サルの調教と同じだって。

 たとえば、生徒たちに向かって「先生が踊るのをよく見ててね」と言っても、決してその通りにならない。そう言った端から、もう、あっちを見たりこっちを見たり、立ったり座ったり動き回るはで、まさにサル。始めから終わりまですべてがそんな感じで、精神的にへとへとに疲れるそうです。

 それでも、そんな彼女たちにも一丁前に発表会がありまして、といっても老人ホームなどを慰問に訪れて披露するわけです。小さなバレリーナの衣装をまとったサルたちが、そこで一体どんな演技をするのか。これが驚くなかれ、いつものサルぶりは全く消えて、実にシャキッとした演技をするんですって。初めてのときは、先生もビックリしたそうです。

 これが子供の感覚、感性というものなんでしょうね。あっちこっち気を取られて先生の話なんぞ全然見聞きしていないようでいて、吸収すべきことは、いつの間にかしっかり吸収して身に付けている。そして、真剣に発揮すべき時と場をきちんとわきまえている。実にスバラシイではありませんか!

孫にエレクトーンを

 思い返しますと、自分の子どもが産まれたとき、どんな名前にしようかと、本を買って参考にしながら、あれこれ悩んだもんです。今のようなキラキラネームはありませんでしたけど、平凡な名前は嫌だったので、ちょっとひねりを加えたりして・・・。

 実は、将来、孫が生まれたときの名前も考えているんです。それでそのことを会社の同僚に話しましたら「それは絶対にやめとけ」と言うんです。誰もおじいちゃんに名前を決めてもらおうなんて思っていない、って。たとえ「候補に入れてくれ」という程度であってもダメ。断るときの手間と気遣いの負担を与えてしまうだけだって。

 うーん、言われてみれば確かにその通りです。やっぱり子どもの名前は、親が愛情を込めて決めるべきもの。同僚いわく「どうしても名前をつけたいのなら、愛人に産ませた子につけろ」ですって。あは〜、残念ですが、あきらめます。

 しかし、孫にこれだけは絶対にやってほしいと思っているのが「楽器」です。これは私自身の後悔を踏まえての念願です。さまざまな感性を磨くには楽器がいちばんだと思っています。この意見は、まだ未婚の息子らも賛同してくれていますので、今から楽しみでなりません。早く結婚してほしいです。そして近ごろ私が注目している楽器がエレクトーンです。

 昔と違って今のエレクトーンの機能ってすごいですね。ボタンがいっぱいあって、鍵盤は足踏みも入れて3つもある。いろいろな楽器の音が自由自在に出せて、たった1台でオーケストラと同じような演奏ができる。Youtubeなんかで演奏の動画を見ていると、もう信じられない魔法のようであります。
 


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あなたがそこに ただいるだけで その場の空気が あかるくなる あなたがそこに ただいるだけで みんなのこころが やすらぐ そんなあなたに わたしもなりたい
 
〜相田みつを

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