本文へスキップ

銀座・高級クラブのスカウトマン

 銀座・高級クラブのホステス、そのスカウトマンとして35年の実績をもつ男性が書いた『銀座スカウトマン秘密の手帳』という本があります。あらゆる女性を見続けてきた銀座一流クラブのスカウトマンが「できる悪女」の見分け方を伝授。銀座クラブの表と裏、接客テクニック、銀座でモテる男とは?等、銀座ならではのエピソードも紹介してくれています。「お水」大好き男子にとっては、なかなか興味深い本です。

 彼の仕事は繁華街に繰り出して、これはと思った女性に片っ端から声をかけるわけですが、氏によると、育ちのよい女性とそうでない女性を即座に見分けることができるといいます。最初に声をかけたときの相手の女性の反応のしかたで、それが分かるんだそうです。

 どういうことかというと、最初に声をかけて一目散に逃げていくような女性は、育ちの悪い女性、あるいは自分に自信を持てない女性で、反対に、断るにしてもきちんと受け答えをする女性は、育ちがよく自分自身に自信を持っている女性だといいます。

 へーと思いますが、よくよく考えると「なるほどなー」と納得もできる話です。そういうところを見る、あるいは重視するのはさすがだなとも思います。 ところで、そのスカウトさんの話をもう少しご紹介しますと、「これは」と思う女性の”顔”と”体”のどちらを優先するかというと、意外にも”体”なんだそうです。

 出るところが出て、引っ込むべきところが引っ込んでいるスタイルこそがいちばん重要で、顔は化粧でいくらでもごまかすことができる、しかし、スタイルが悪いのは如何ともし難しい、と。これもずいぶん「なるほどなー」のお話です。
 
 これらのお話から思い出すのが、大阪・北新地の社交料飲協会が発行した『ホステス心得帖〜おもてなしの条件』という冊子です。ビジネス・シーンにも役立つ非常にいいことが書いてあるというので話題にもなった冊子でして、それによれば、美人には2種類あるといいます。「黙っていると美人」というタイプと「喋り出すと美人」というタイプ。そして、前者の「黙っていると美人」というタイプは、3回で飽きるそうです。

 えらい辛辣な言い様ですが、まー言われてみれば確かに、また逢いたいなと思う女性は、外見もさることながら、何より話すごとに惹きこまれる美質を備えた人ですね。たとえば、ラウンジで「新人の女の子です」と紹介されて、えらい若くて美人だけど、でも話しているうちに「あー、この子は3か月後にはいなくなっているだろうな」と感じたら、やっぱり3か月後には消えていますからね。まさに「黙っていると美人」タイプだった。

『ホステス心得帖〜おもてなしの条件』から抜粋

  • 特別に、絶世の美人でないこと。絶世の美人だと、男性は、かえって近寄りがたくて敬遠しがちである。また、美人であることをうぬぼれて、男の甘言や色香に迷い、仕事を怠りがちになる。いわゆるプロ根性に徹しきれない場合が多いからである。
  • まあまあの美人だから、親近感がある。男性として「オレだって」と思わせることが必要だ。
  • その人のムードが華やかであること。ただし、店用服装と生活用外出着とは、違うことを知らねばならない。地味すぎて、生活が滲み出てしまってはダメである。毎日、美容院に行くことも大事。
  • 手が奇麗であること。手入れが悪いと現実の生活が見えてしまう。顔や胸は整形できるが、手はできず、年齢がハッキリ出るところでもある。
  • 一度見たら忘れられないような、個性的な容貌であること。神秘的であればなお良い。少なくとも所作動作だけでも、そのように振る舞うべきである。
  • 性格が誠実で素直でないと、本当の美人には見えない。どんなに顔・形が良くても心の化粧を忘れずに。いくら整形手術をしても眼に険が表れるからだ。眼の輝きは整形できない。
  • オツに澄まして微笑を忘れた美人は、本当の美人ではない。微笑んだときの美人が本当の美人。笑い顔に険のあるホステスは要注意。
  • 下品なコトバを使わぬこと。馴れ馴れしいコトバと、親しいコトバは違う。美人にふさわしい優雅なコトバを使うこと。
  • 服装には特に気を配ること。下品にならず上品で華やかで、素人とひと味違うセンスの良さであること。少なくとも、毎月一枚または一着新調しよう。服装も給料の中に入っている。
  • お客の名前は一度で覚えること。一度覚えたら、3年間は忘れぬこと。
  • 好みのお酒や嫌いなおつまみは忘れぬこと。2度目のご来店の時、注文のお酒の種類を訊くようでは、落第。
  • 前回ご来店された時の話題と、一緒に来られたお連れ様の名前を覚えていること。
  • お客様の興味を示す話題に集中し、貴女の興味本位にならぬよう注意すること。
  • ほとんどのお客様には、必ず、お目当てのホステスがいる。そのお目当てが貴女でなかったら、引き立て役に回ること。いつか貴女が引き立ててもらう時もあるのだから。
  • 相手によって応対法を変えよ。賑やかなことが好きな人、静かに話すことが好きな人、黙って触ることが好きな人・・・色々である。ワンパターンの接客法では、お客様は飽きてしまう。
  • お客様より先に、おつまみに手を出すな。勧められても、待ってましたという下品な態度をしないこと。
  • 酔った女は面白いが、可愛げはない。女は惚れた男の前以外は酔わぬのが花。
  • 酔わなければ接待できないようでは、一人前ではない。世の中には、一滴も飲めないで抜群の売上げを達成しているホステスは、幾らでもいる。むしろ、そういう人の方が、お酒で誤魔化せないだけに真剣である。
  • 座の白けは、ホステスの責任。ホステスは人形やアクセサリーではない。ホステスは、お客様が遊んでくださるからといって、甘えてはいけない。遊んでくださるなら、お客様にサービス料を払わねばならない。ホステスの遊ばせ方がヘタなので、逆に遊んでくださるサービス精神旺盛なお客様も出てくるのだ。遊んでもらうのは、ホステスの恥だと思うこと。
  • お客様の話の聞き手に回ろう。聞いている証拠に、積極的に相槌を打て。お客様の顔を見て話を聞くこと。脇見は禁物。お客様は落ち着けない。
  • 他のお客様の悪口や陰口を言うな。聞いたお客様は、自分も言われていると必ず思う。
  • 貴女自身のことは、訊かれるまで言うな。特に愚痴話は厳禁。

【PR】


目次へ ↑このページの先頭へ

【PR】

イイ男の条件

イイ男は、言葉より、表情を持っている。
 
イイ男は、決して自慢しない。自分を大きく見せようとしない。
 
イイ男はキスを大切にする。キス・シーンはベッド・シーンよりある意味熱い。
 
セックスを哀願してはならない。ただし、諦めない気迫を失ってはならない。また、下心が見えないと信用もされない。
 
イイ男は、孤独を楽しむ。
 
イイ男は、元彼のことを聞いたりしない。
 
イイ男は、女性の「ノー」に動じない。
 
イイ男には、いい親友がいる。
 
行動を起こし、誘うのは男の役割。ただし、最終決定権は女に委ねる。
 
イイ男は、口の軽い女とは浮気しない。
 
イイ男は、苦労の跡を見せない。
 
イイ男は、時計など気にしない。
 
イイ男は、つねに物事をよい方向に考える。
 
イイ男は、「ありがとう」をさりげなく言える。
 
イイ男は、女性に「演じる」楽しみを与える。
 
イイ男は、全てに愛情を注ぐ。
 
イイ男は、シンプルである。物事は単純に考える。出来事は単純にとらえる。行動もシンプルに。
 
イイ男は潔い。
 
イイ男は清潔で、質素である。
 
イイ男は、周りを蘇生し明るく楽しくさせる。カラオケでも場づくりがうまい。
 
イイ男は、女に一人きりの時間を与える。
 
イイ男は、自分の下ネタも堂々と話せる。
 
イイ男は、常にあらゆるものから学んでいる。
 
イイ男は、相手の存在を否定しない。
 
イイ男は、小さな口約束を守る。ベッドで話したことを忘れない。
 
イイ男は、相手の女性をどんどんイイ女にしていく。
 
イイ男は、寡黙である。
 
イイ男は、どうしたらモテるかなんて考えない。

【PR】

ベルメゾンネット

目次へ