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短歌を作ってみました ちょっと美しい日本語 がんばれ凡人!

 

『詩経』の「静女」を踏まえた短歌1首

この花が美しからず
貴方(あなた)から
もらったものだから美しい

 中国でもっとも古い詩集の『詩経』のなかに、男が愛する女のことをうたった『静女(せいじょ)』という詩があります。「静女」というのは美しい女性を意味します。男は、待ち合わせ場所でようやく逢えた彼女から、野で摘んだ茅花(チガヤの花穂)をプレゼントされます。男はそれをとても喜び、「匪(か)の女(じょ)の美を為(な)し 美人(びじん)の之(こ)れ貽(おく)ればなり」、つまり「その花そのものが美しいというわけではない。美しいあなたからの贈り物だから美しい」と言っています。嬉しくて嬉しくてたまらなかったんですね。

 『詩経』に収められているのは、今から2500年以上も前の歌であるにもかかわらず、そこに描かれているのは、現代の私たちと全く変わらない人間の営み、いわば「人間の普遍性」です。それらの人間模様は、たとえば「デートに遅れてくる恋人にハラハラする心」「出稼ぎに行った夫の身を案じる妻の孤独」「理不尽な上司や労働に対するボヤキ」などです。時代や社会のシステムがどれほど変わろうとも、人間の喜怒哀楽の本質は何も変わらない。『詩経』を読むことは、時空を超えて「人間とは何か」を肯定し、愛おしく思う体験そのものであります。

漢詩を読む(『静女』)

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