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短歌を作ってみました ちょっと美しい日本語 がんばれ凡人!

 

詠雪の才を詠む短歌1首

あの女(ひと)
わずかに書いたメモにさえ
情趣ほのかに詠雪の才

 故事成語の「詠雪(えいせつ)の才」を題材にしました。「詠雪の才」というのは、文才のある聡明な女性のこと、 また、そのような女性を褒めるときの言葉です。この言葉は、中国の歴史書『世説新語(せせつしんご)』や『晋書(しんじょ)』に記された、東晋の女性詩人・謝道韞(しゃどうおん)の逸話に由来しています。

 ある雪の日、東晋の宰相であった謝安(しゃあん)が、子や甥、姪たちを集めて文学について談義していました。にわかに雪が激しく降ってきたのを見て、謝安が「降る雪は何に似るか」と問うと、兄の謝朗(しゃろう)が空中に撒いた塩に例えた(撒塩空中差可擬)のに対し、妹の道韞は、風に舞う柳絮(りゅうじょ:柳の花)に例え、しかもそれを即座に妙句にして答えました(撒塩空中差可擬)。

 白く冷たい「塩」をまくという即物的な表現に比べ、春に風をはらんで軽やかに舞う「柳絮」に例えた謝道韞の表現は、非常に風流で詩情に満ちていました。謝安は大いに喜び、彼女の才能を絶賛したと伝えられています。

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