私たちの体はいろんなガンに冒されますが、なかにはガンになりにくい臓器もあります。たとえば小腸。大腸ガンはよく聞きますが、小腸ガンはあまり聞いたことないですよね。いったいなぜでしょう。実はこれは、小腸の免疫機能が高いからです。体に必要な栄養分を吸収する小腸は、吸収してはならないものを排除する必要があり、そのために免疫機能が高くなっているというのです。
さらに、ガンになりにくいどころか絶対にガンならない臓器もあります。何だと思いますか? それは心臓です。なぜ心臓がガンにならないかというと、心筋細胞がまったく細胞分裂をしないからなんですね。つまり、ガンは突然出現するのではなく、正常な細胞が細胞分裂を繰り返していくなかで、徐々にガン細胞に変化していく。だから、そもそも分裂しなければガン細胞になる余地がないのです。
心臓がガンにならないのはまことに有難いことですが、反対に悪いこともあります。たとえば心筋梗塞などによって心臓の筋肉が広範囲に壊死してしまうと、それらは決して再生することができないから、私たちは死んでしまうしかありません。なかなかうまくいかないもんです。しかし、なぜ心臓の細胞は分裂しないのでしょう。生まれてからずっと同じ細胞が一生働き続けている。不思議ですね。
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