この言葉の意味は?
■「大丈夫(だいじょうぶ)」の語源は?
【答え】古代中国では、成人男子のことを「丈夫」といっていた。そして、なかでも立派な人物のことを「大丈夫」といって敬愛していた。
■「高(たか)を括(くく)る」の「高」とは?
相手を見くびったり、せいぜいそんな程度だろうと決めてかかることを「高を括る」といいますが、「高」の意味は?
⇒【答え】「高」は、大略・総額・合計。「括る」は軽く見る、あらましをまとめる。
■「たってのお願い」の「たって」とは?
ぜひお願いしたい、無理にお願いしたいとき、「たってのお願い」などといいますが、この「たって」の意味は?
⇒【答え】「たって」は「断って」。つまり、このお願いには相当な困難や無理があるでしょうが、それらを「断ち切って」ぜひとも聞き入れていただきたい、ということ。
■「駄目(だめ)を押す」の「駄目」とは?
「駄目を押す」とは、間違いないと分かっていてもさらに確認する、念を押す意味ですが、そもそも「駄目」って何?
⇒【答え】囲碁で敵と味方の境にあって、どちらの地(陣地)ともいえない所。
■「ちょっかいを出す」の「ちょっかい」とは?
【答え】ネコなどがじゃれて前足で物をかき寄せるような動作をすること。
■「束(つか)の間」の「束」とは?
ほんのちょっとの間のことを「束の間」といいますが、「束」とは何のこと?
⇒【答え】上代の長さの単位で、指4本で握ったときの幅。「つかのあいだ」「つかま」とも言った。『万葉集』に「紅の浅葉の野らに刈る草の束の間も吾を忘らすな」とある。
■「月とスッポン」って、なぜよりによって「スッポン」と比べるの?
⇒【答え】2つの説があり、ひとつは、正しくは「月と朱盆」、つまり丸い朱塗りの盆と比べたのが、スッポンに転化したというもの。もう一つは、関西でスッポンを「マル」と呼んでいたことから、月の姿とを掛けたというもの。
物事の筋道がよく通っていることを「辻褄が合う」といいますが、この「辻褄」の意味は?
⇒【答え】着物の縫い目。
■「潰(つぶ)しが利(き)く」の「潰し」は、何を潰すの?
ある職業を辞めて別の職業についても十分やっていけることを「潰しが利く」といいますが、何を潰すの?
⇒【答え】おもに金属製の容器。「潰す」は「鋳潰す」意。陶器などの器は割れると別の物に作り替えることはできないが、金属製だと溶かして容易に別の物に作り替えることができる。それを転じて人に当てはめた言葉。
■「詰腹(つめばら)を切らせる」の「詰腹」とは?
責任を強制し、辞職させることを「詰腹を切らせる」といいますが、この「詰腹」とは?
⇒【答え】やむを得ずする切腹のこと。
■「つんぼ桟敷(さじき)」とは?
⇒【答え】芝居のセリフが聞こえない観客席。
■「泥酔」の「泥」とは?
⇒【答え】土の「泥」ではなく、想像上の虫のこと。「泥(でい)」は水中にすむ、ぐにゃぐやした生き物で、水から出すとさらにとらえどころがなくなり、しまいには泥のようになって動かなくなる。そのようすが、へべれけに酔った人に似ているところから「泥酔」という言葉が生まれた。
■「手塩にかける」の「手塩」とは?
自分でいろいろ世話をすること、また世話をして大切に育てることを「手塩にかける」といいますが、「手塩」とは?
⇒【答え】食事のとき、一人ひとりのお膳に置いた少量の塩のこと。この手塩で、自分の好みにあった味に調整したことから、自分で面倒をみる意味になった。
■「転嫁」って、なぜ「嫁」?
罪や責任を人に押しつける意味の「転嫁」って、なぜ「嫁」が使われているの?
⇒【答え】「転嫁」の本来の意味は、文字通り「再び他家に嫁ぐ」ことだったが、それが転じたもの。
■「頭角(とうかく)をあらわす」の「頭角」とは?
技能や才能が目立って人より抜きん出ることを「頭角をあらわす」といいますが、「頭角」とは?
⇒【答え】頭の先。
■「どさ回り」の「どさ」とは?
【答え】江戸時代末期の遊び人の隠語で、賭博場の手入れのこと。それによってパクられると佐渡に島流しにされたことから、佐渡を逆さまにして「どさ」といったもの。それが転じて、芸能人の地方興業をさすようになった。
■「途轍(とてつ)もない」の「とてつ」とは?
道理や常識とひどくかけ離れているようすを「とてつもない」といいますが、この「とてつ」の意味は?
⇒【答え】筋道。
■「途方(とほう)に暮れる」の「途方」とは?
【答え】向かうべき方向。
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■「蔑(ないがし)ろ」とは?
あっても無いかのように軽んずることを「蔑ろにする」といいますが、そもそもどういう意味?
⇒【答え】もともとは「無きが代(しろ)」。これが音便化したもので、「代」は値段のこと。つまり価値がないこと。
■「長いものには巻かれろ」の「長いもの」とは?
【答え】象の鼻。中国の伝説に、「むかし猟師が象の鼻に巻き上げられて運ばれていると、獅子が現れた。猟師が石弓で獅子を倒すと、像が猟師を象の墓場へ連れていった。そこには象牙がたくさん埋まっており、猟師は大もうけした」というのがある。だから、「長いものには巻かれよ」を、「泣く仔と地頭には勝てぬ」と似た意味に解釈するのは間違い。「強いものに従うとよいことがある」という意味に解するのが正しい。
■「名残(なごり)」って、どんな名が残るの?
【答え】『万葉集』にある「難波潟(なにはがた)潮干の波残(なごり)飽くまでに人の見る児をわれし羨(とも)しも」などの例から、「なごり」は本来、打ち寄せた波が引いたあとに残る海水や海藻をいう語だった。「なみのこり」が縮まって「なごり」になったとされる。名が残るのではない。
■「なさぬ仲」って、どんな仲?
【答え】漢字で書くと「生さぬ仲」つまり「生んでいない仲」、したがって血のつながりのない間柄という意味。恋愛関係なんかに使うのは間違い。
■「納豆(なっとう)」の「納」って、どんな意味?
【答え】「糸引き納豆」ともいわれる「納豆」は、奈良時代に中国から日本の寺院に伝わった。中国では「豉(し)」と言ったが、日本では、僧侶が寺院の納所(なっしょ)で作ったことから、納所の「納」と「豆」を合わせて納豆と呼んだ。納所は、寺の出納事務を扱う所。
■「七つ道具」とは?
【答え】本来は、武士がいつ陣ぶれがあってもいいように、つねに用意しておかねばならなかった装備のことで、具足・脇差・太刀・弓・矢・母衣(ほろ)・兜の七つ。
■「奈落(ならく)の底」の「奈落」とは?
【答え】地獄。
■「にっちもさっちも行かない」の「にっち」と「さっち」って何?
【答え】漢字で書くと「二進も三進も行かない」。「進」は算盤の用語で、割り算で使う言葉。たとえば、11という数字は、2でも3でも割れないので「二進も三進も行かない」、そこから「身動きが取れない、どうしようもない」という意味になりました。
■「二の次」は、何番目のこと?
【答え】「二の次」は「2の次だから3番目」ではなく「2番目」の意味。「次」には「2番目」のほかに「順序」の意味がある。
■「二の舞(まい)」とは?
前の人がやった失敗を再び繰り返すことを「二の舞を演じる」といいますが、「二の舞」とは何のこと?
⇒【答え】舞楽で「案摩(あま)」という舞の次に、それをまねて演じるこっけいな舞を「二の舞」と呼んだ。
■「にべもない」の「にべ」とは?
そっけない、愛想もないようすを「にべもない」といいますが、この「にべ」とは何のこと?
⇒【答え】ニベ科の海魚の浮き袋を原料にする膠(にかわ)。粘着力が強いが、その粘着力がないという意味で、「にべもない」という。
■「二枚目」って、何が二枚目?
美男子のことを「二枚目」といいますが、何が二枚目のこと?
⇒【答え】歌舞伎の興行で用意される看板の、劇場の入り口から一番近い「一枚目」に一座の看板スターが飾られ、「二枚目」に色男役が描かれたことから。「三枚目」には道化役が描かれたので、それにならって「二枚目」「三枚目」と言うようになった。
■「根回し」って、なぜ根を回すの?
ある目的の実現のため、あらかじめ関係者に前もって話をつけておくことを「根回し」といいますが、なぜ根を回すの?
⇒【答え】本来は造園用語で、木を移植する際に、あらかじめその周囲を円形に掘って太い根などを切り落とし、細根の発生を促して安全に移植する、根を回す作業のこと。
■「伸(の)るか反(そ)るか」とは?
いちかばちか、成功するか失敗するかというとき、よく「伸るか反るか」といいますが、これって何のこと?
⇒【答え】もともとは、長く伸びるか、逆にそっくり返ってしまうか、という意味で、この言葉は矢の製造に関係する。つまり、矢をつくるとき竹を型に入れて反りを直したが、型から取り出すとき、まっすぐに伸びているか反り返ったままの失敗か、製造者は固唾を呑んだという。
■「箱入り娘」の「箱」とはどんな箱?
家の中で大切に育てられた娘のことを「箱入り娘」といいますが、どんな箱に入っていたの?
⇒【答え】昔、平たい箱の中に、父・母・兄・娘などと記された駒を並べ、これらの駒を動かしながら、わずかな隙間を利用して娘の駒を決められた位置まで移動させる遊びがあった。この箱を意味するとされる。
■「~するはずだ」の「はず」とは?
⇒【答え】漢字で書くと「筈」で、矢をつがえるときに、弓の弦からはずれないように、矢の末端につける金具の「矢筈(やはず)」からきている。矢を飛ばすには、その矢筈と弦が常にうまく嚙み合わなければならず、そこから「当然そうなる」といった意味で「筈」の字が使われるようになった。
■「跋扈(ばっこ)」とは?
のさばりはびこる、あるいは勝手気ままにふるまうようすを「跋扈する」といいますが、「跋扈」とはどういう意味?
⇒【答え】「跋」は飛び跳ねるという意味。「扈」は魚を捕らえるために水中に設ける竹かごのこと。大きい魚は扈を飛び越えて逃げてしまうから、そういう意味になった。
■「羽目(はめ)になる」の「羽目」とは?
「とんだ羽目になった」などといいますが、「羽目」とは何のこと?
⇒【答え】「羽目」は「馬銜(はみ)」が変化したものといわれ、「馬銜」は轡(くつわ)の馬の口にくわえさせる部分で、それにつけた手綱で馬を御することから、嫌でもそうせざるをえないような、ありがたくない立場に立たされることをいう。
■「一肌(ひとはだ)脱ぐ」って、何を脱ぐの?
人のために本気で力を貸すことを「一肌脱ぐ」といいますが、何を脱ぐの?
⇒【答え】着物で作業する場合、本気で力を出すのに袖がじゃまになるので、着物の上半身を脱ぐこと。
■「ふんだんにある」の「ふんだん」とは?
あり余るほどたくさんあるさまを「ふんだんにある」といいますが、「ふんだん」って何のこと?
⇒【答え】語源は「不断」、「いつも、ふだん」という意味から、絶えずあり、あり余るようすを表すようになった。
■ 「陛下(へいか)」「殿下(でんか)」などは、偉い人なのになぜ「下」?
「陛下」「殿下」「閣下」などは偉い人なのだから、「陛上」「殿上」「閣上」と呼べばよさそうなのに、なぜ「下」の文字がついているの?
⇒【答え】「陛」は宮殿にのぼる階段、「殿」「閣」は宮殿や楼閣のこと。そうした建物の下には必ずお仕え役がいて、彼らを「陛下」「殿下」などと呼んだ。何ごともそのお仕え役を通じてでしか物を申し上げることができなかった。その名残で「下」の文字がついたままになってしまった。
■ 「臍繰り(へそくり)」って、なぜ「へそ」?
⇒【答え】「へそ」は、お腹のへそではなく、つむいだ糸をつないで巻いた「綜麻(へそ)」。綜麻を繰って貯めたお金の意の「綜麻繰り金」が原義。
■「ほうほうの体(てい)」の「ほうほう」とは?
散々に苦しめられてやっと逃れ出るようすを「ほうほうの体で逃げ帰る」などといいますが、「ほうほう」とはどういう意味?
⇒【答え】昔は「はうはう」と発音されていた言葉で、「這う這う」と書く。散々な目にあって、立っていられないほど打ちのめされて、這うようにして退散するさま。
■「亡命(ぼうめい)」は、なぜこんな字を書くの?
政治上の理由で本国を抜け出して他国に逃亡するのを「亡命」といいますが、なぜ「命を亡くす」と書くのでしょう? ⇒【答え】この場合の「命」は生命ではなく、「戸籍」のこと。戸籍から抜け出すから「亡命」。
■「反故(ほご)にする」の「反故」とは?
以前の言動をないものとすることや、役に立たないものにすることを「反故にする」といいますが、この「反故」とは何のこと?
⇒【答え】書き損じて不要になった紙。
■「ほとぼりが冷める」の「ほとぼり」とは?
興奮が収まる、熱した感情がさめる、また世間の関心がうすれることを「ほとぼりが冷める」といいますが、この「ほとぼり」とは?
⇒【答え】余熱。ほてり。
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■「またぞろ」とは?
どちらかというとよくないことが続いて起きたとき、「またぞろ」という言い方をしますが、これって「また、ぞろぞろ」の意味?
⇒【答え】漢字で書くと「又候」、だから「またそうろう」がなまって「またぞろ」となったもの。
■「眉(まゆ)に唾(つば)をつける」のはなぜ?
怪しい話や信じがたい話などを、「眉唾もの」といいますが、なぜ眉毛に唾なの?
⇒【答え】昔、平将門の乱を平定した俵藤太という人物がいた。彼には大ムカデ退治の伝説もあり、大ムカデと戦った際、ムカデが吐く火炎で眉毛が焦げそうになった。そこで眉に唾をつけたら、火炎と煙にまぎれていたムカデがよく見えるようになり、うまく矢で射ることができた、というもの。
■「まんじりともしない」の「まんじり」とは?
全く眠らないことを「まんじりともしない」といいますが、「まんじり」って何?
⇒【答え】「まんじり」はちょっと眠るさまを表す言葉。
■「万引き」の「万」とは?
⇒【答え】「間引き」が促音化した語で、「万」は当て字。
■「まんまとだまされた」の「まんま」とは?
【答え】「うまうまと」の意。ものごとを巧みに、自分の思い通りに進めるようす。
■「満(まん)を持す」とは?
十分に用意をして待ち受けることを「満を持す」といいますが、そもそも「満を持す」ってどういうこと?
⇒【答え】弓をいっぱいに引いて構えること。
■「水を向ける」は、なぜ「水」なの?
相手にそれとなく誘いかけることを「水を向ける」といいますが、なぜ「水」なの? ⇒(答え)巫女(みこ)が生霊死霊(いきりょうしりょう)を呼び出すときに水を差し向けて呼び寄せることからきている。
■「むごい」の語源は?
【答え】13世紀に北九州に襲来した蒙古(もうこ)のこと。昔、子供が泣くのを止めようとして、「むくりこくり、鬼が来た」と言っていた。「むくり」は蒙古で「こくり」は高句麗のこと。あまりの残虐行為だったため、「むくり」が転じて「むくい」「むごい」となったらしい。
■「虫酸(むしず)が走る」の「虫酸」とは?
イヤでたまらないとき「虫酸が走る」といいますが、この「虫酸」とは? ⇒【答え】胸がむかむかしたときなどに口に逆流してくる酸っぱい胃液のこと。
■「滅相(めっそう)もない」の「滅相」とは?
⇒【答え】仏教では、世界には生(生ずる)、往(形をもつ)、異(変化する)、滅(滅びる)の4つの姿、四相があると説明され、滅相というのは現在の姿をすっかり無くしてしまうこと。これが転じて、とんでもない、ありえない意になったもの。
■「面子(めんつ)」とは?
よく「面子を立てる」とか「面子をかける」とかいいますが、「面子」って何?
⇒【答え】「体面」の意味の中国語。
■「めんめんと」の「めんめん」って何?
いつまでも長く続くようすを「めんめんと」といいますが、「めんめん」って何?
⇒【答え】長いからといって「ラーメン」の「麺」ではない。漢字で書くと「綿々」で、綿花から長い糸をつむぐようすを表し、そこから途切れることなく続くようすを表すようになった。
■「もったいない」の「もったい」とは?
【答え】漢字で書くと「勿体」。「勿体」とは「物の本体」という意味で、それがなくなるのが「もったいない」。
■「やせ我慢」は、やせて何を我慢するの?
【答え】やせているので、見るからに寒そうなのに、我慢して暖かい服を着ないでいること。
■「やぶさかでない」の「やぶさか」とは?
「やぶさかでない」とは、努力を惜しまないという意味ですが、「やぶさか」って何のこと?
⇒【答え】ドケチのことを「吝嗇(りんしょく)」というが、「吝」は「やぶさか」「おしむ」「しぶる」とも読む。もって回った言い方をするときに「やぶさかでない」という言葉が使われるが、言外におしむ気持ちが含まれているかも?
■「油断大敵」の「油断」とは?
⇒【答え】昔インドの暴君が、家来に油の入った壺を持たせて、「一滴でもこぼしたらお前の命を絶つぞ」と言ったのが起こりとする説がある。
■「与党」の「与」って、どういう意味?
【答え】この場合は「与える」という意味ではない。「与」の文字には「与(くみ)する」という意味もある。仲間になるという意味で、そこから同じ政策目標に向かって与した党派を「与党」というようになった。
■「落書き」はなぜ「落(ちる)」の?
「落書き」は、壁などに書くのに、なぜ「落ちる書」と書くの? ⇒【答え】昔は「落書(らくしょ)」といって、匿名で権力者を批判したり風刺したりしたものを、はじめは人の目につく場所にわざと落として拾わせていた。
■「埒(らち)もない」の「埒」とは?
「埒もない」は、筋道が立たない、たわいもないという意味。ほかにも「埒があかない」とか「埒外」という言葉がありますが、この「埒」とは何のこと?
⇒【答え】馬場の周囲の柵(さく)のこと。『徒然草』(四十一段)「賀茂の競べ馬を見はべりしに」のところで「おのおの降りて、埒の際に寄りたれど」とある。ここから転じて、けじめ・物事の区切り・順序の意味をもつようになった。
■「ろくでもない」の「ろく」とは?
何の役にも立たない意味の「ろくでもない」、この「ろく」の意味は?
⇒【答え】漢字の「碌でもない」の「碌」は当て字。正しくは「陸」と書き、漢音は「りく」だが、「呉音」では「ろく」と読む。この場合の「陸」は「陸地」の意味ではなくて水平なこと、平らなこと。それが転じて、ものの状態が正常であるという意味になった。
■「若いツバメ」は、なぜ「ツバメ」?
年上の女性の愛人となっている若い男を「若いツバメ」と呼びますが、なぜ「ツバメ」?
⇒【答え】大正から昭和にかけて活躍した婦人運動家・平塚らいてうと、年下の青年画家・奥村博史の恋に由来します。二人の関係が騒ぎになったため、奥村は身を引こうとし、らいてうに宛てた手紙の中に「若い燕は池の平和のために飛び去っていく」と書いたことから流行語となったもの。
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