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山の中でクマに出遭ったら

 山の中で、突然クマに出くわしたときの注意点を聞いたことがありますので、皆さんにもご伝授します。ご自身の命を守るため、ぜひとも覚えておいてください。

 まず、よく言われる「死んだフリ」をするのは全く無意味だそうです。やはり何をおいても逃げなきゃなりません。そこで逃げる方向が重要になります。山の上に向かって逃げるのはダメで、必ず下に向かって逃げます。なぜなら、クマは前足が短いので、下り坂が苦手だからです。また、木に登るのはダメ。なぜなら、人間よりクマのほうが、ずっと木登りが得意だからです。

 そして、どうしても逃げられず追いつかれてしまったら、そのときはうつ伏せになって地面に伏せます。同じクマに食べられるにしても、まず背中のお肉から食べてもらいます。仰向けだと内臓を食べられ、致命傷になります。背中のお肉だけだったら、何とか助かるかもしれませんし、あるいは途中でクマのお腹がいっぱいになって食べるのをやめるかもしれません。

 それでもダメなら、これは最後の手段ですが、クマの胸元にガバッと抱きつきます。クマの腕は内側に曲がりにくいらしく、そうすると鋭いツメでやっつけられなくて安全だというんです。その間に、ナイフかなんかでクマの胸を突いてやっつける。ただしクマは血を見ると興奮するので、ハンカチで血を拭き拭きしながら突っつくのがミソです。

 ただ、ナイフも何も持っていなかった場合、クマに抱きついたあと、いったいどうすればいいのか。実は、そこんとこが未解決です。さらにこの話は、学生時代に山岳部だったかワンゲルだったか忘れましたが、何かにつけていい加減な先輩から聞いた話なので、本当に確かかどうかはよく分かりません。悪しからず・・・。

ヒグマの生態

 ヒグマは、冬眠中(1月下旬〜2月上旬)に穴の中で出産します。春に母グマと一緒に穴から出てくる頃の子グマは、体重4〜5kgまで成長しています。ヒグマの子育てはメスのみが行い、オスは子育てには参加しません。子グマが親離れするのは、1歳半〜2歳半の頃です。
 成長して独り立ちする子グマは、メスは母グマの近くで生活しますが、オスは近親交配などを避けるため、母グマから遠く離れた場所へと移動していきます。独り立ちしたばかりの若いオスは、この時期に市街地付近に迷い出てしまうことがあります。
 ヒグマは、3〜5歳頃から繁殖が可能になります。繁殖期は5〜7月で、オスは行動範囲を広げて山林を動き回り、複数のメスと交尾します。子グマを連れたメスは繁殖行動をしないので、メスと交尾するために、オスが子グマを殺してしまうことがあります。そのため、この時期の子連れのメスは、オスの動き回る山林を避けて市街地付近に出てくることがあります。
 ヒグマの寿命は20~30年程度と言われています。野生のヒグマは、動物園等で飼育されているヒグマと比べて寿命が短いと考えられていますが、はっきりとしたことは分かっていません。


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