間違えやすい日本語
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| 【誤】 | 【正】 |
| 才月は人を待たず | 歳月は人を待たず |
| 最好調 | 最高潮 |
| 幸先が悪い | 幸先がいい
⇒「幸先」は、いいことが起きる前兆。 |
| 最少限 | 最小限
⇒「最大限」の反対語。 |
| 最大漏らさず | 細大漏らさず
⇒細かいことも大きなことも漏らさない意。 |
| 采配を振るう | 采配を振る
⇒「采配」は戦場で大将が兵を指揮するのに使う道具。 |
| 先んずれば人を征す | 先んずれば人を制す |
| 酒を飲み交わす | 酒を酌み交わす |
| 差し触り | 差し障り |
| 悟(さと)す | 諭す
⇒「悟る」という動詞はあるが、「悟す」はない。 |
| 寒さが骨身に答える | 寒さが骨身に応える |
| 惨々な目にあう | 散々な目にあう
⇒もとは散り散りになったようすを言った。 |
| 漸次(ざんじ) | 漸次(ぜんじ)
⇒「しだいに」の意。暫時(ざんじ)は「しばらく」の意。 |
| 三味一体 | 三位一体 |
| しかめつらしい | しかつめらしい
⇒「まじめくさって堅苦しい感じがする」の意。「しかめっ面」とは全く異なる。 |
| 時機(時期)を得た | 時宜(じぎ)を得た |
| 時期早尚 | 時期尚早 |
| 思考錯誤 | 試行錯誤 |
| 嗜好(しこう)を凝らす | 趣向(しゅこう)を凝らす |
| 仕事の目星がつく | 仕事の目鼻がつく |
| 四十にして立つ | 三十にして立つ
⇒『論語』の中の言葉。「四十にして惑わず」。 |
| 獅子心中の虫 | 獅子身中の虫
⇒内部の者でありながら、属している組織などに害を与える者。 |
| 史上過去に例がない | 史上例のない/過去に例のない
⇒「史上」と「過去」を重ねるのは二重表現。 |
| 思想堅固 | 志操堅固 |
| 舌鼓(したづつみ) | 舌鼓(したつづみ) |
| 知ってか知らずか | 知ってか知らでか |
| ~してない | ~していない
⇒「している」の否定形は「していない」。「いる」の否定形は「ない」ではなく「いない」 |
| 舌の先も乾かぬうちに | 舌の根も乾かぬうちに |
| 凌(しの)ぎをけずる | 鎬をけずる
⇒「鎬」は刀の背に沿い、筋を立てて小高くなっている部分。 |
| 始末に終えない | 始末に負えない |
| 釈迦に念仏 | 釈迦に説法 |
| 社交辞礼 | 社交辞令 |
| 写真を修正する | 写真を修整する
⇒写真は正すのではなく整えるもの。 |
| 若冠(じゃっかん) | 弱冠
⇒男子20歳または年が若いこと。 |
| 借金の返済に当てる | 借金の返済に充てる |
| 射程距離内に入る | 射程内に入る
⇒「射程距離」は二重表現。 |
| 秀知を集める | 衆知を集める
⇒たくさんの人の知恵を集める意。 |
| 渋帯 | 渋滞 |
| 愁波(しゅうは)を送る | 秋波を送る
⇒「秋波」は、女性の色っぽい目つき。 |
| 従来からの | 従来の
⇒「従来から」は二重表現。 |
| 珠玉の大作/珠玉の長編小説 | 珠玉の小品/珠玉の短編小説
⇒「珠玉」は小さくても優れているもの、美しいものに対して使われる語。 |
| 縮少 | 縮小 |
| 趣好を凝らす | 趣向を凝らす |
| 酒食にふける | 酒色にふける
⇒「酒色」は酒を飲むことと女遊びをすることで、ふけるのはこちらの方。 |
| 十指(じゅっし)に余る | 十指(じっし)に余る |
| シュミレーション | シミュレーション
⇒simulation |
| 準備満タン | 準備万端
⇒これはうちの次男の大いなる勘違い。 |
| 情に深い | 情に厚い |
| 将棋を打つ | 将棋を指す
⇒囲碁の場合は「打つ」。 |
| 照準を当てる | 照準を合わせる |
| 消息を断つ | 消息を絶つ |
| 初期の目的 | 所期の目的
⇒「所期」は期待していること、の意。 |
| 食指(しょくし)をそそる | 食欲をそそる |
| 食指を伸ばす | 触手(しょくしゅ)を伸ばす |
| 食指を伸ばす | 食指を動かす
⇒「食指」は人差し指のこと。 |
| 食事療法 | 食餌療法 |
| 職人気質(しょくにんきしつ) | 職人気質(しょくにんかたぎ) |
| 序幕式 | 除幕式 |
| 白羽の矢をあてる | 白羽の矢を立てる |
| 素人はだし | 素人ばなれ/玄人(くろうと)はだし
⇒「玄人はだし」は、くろうとも裸足で逃げるほどすぐれているという意味。 |
| 心気一転 | 心機一転 |
| 新規巻き直し | 新規蒔き直し
⇒「改めて種を蒔き直す」という意味。 |
| 真疑を確かめる | 真偽を確かめる |
| 人語(じんご)に落ちない | 人後に落ちない
⇒人に後れを取らないという意味。 |
| 心神耗弱(しんしんもうじゃく) | 心神耗弱(しんしんこうじゃく) |
| 進退極まる(しんたいきわまる) | 進退谷まる |
| 死んで花見がなるものか | 死んで花実が咲くものか |
| 人道に劣る | 人道に悖(もと)る |
| 身命を投じて | 身命を賭(と)して |
| 真理を極める | 真理を究める |
| 酸いも辛いもかみ分ける | 酸いも甘いもかみ分ける |
| 素読(すどく) | 素読(そどく)
⇒意味の解釈を考えず、本の文字を声を出して読み上げること。 |
| 頭(ず)に乗る | 図に乗る
⇒いい気になってつけあがる、調子に乗る意。 |
| すべてに渡って | すべてに亘って
⇒ある範囲に及ぶという意味のときは「亘る」と書く。 |
| 寸暇(すんか)を惜しまず | 寸暇を惜しんで
⇒「寸暇」はわずかの暇。 |
| 成功するのは、火を見るよりも明らか | 失敗するのは、火を見るよりも明らか
⇒主に悪い結果が予測される場合に使う。 |
| 成功裏のうちに | 成功裏に |
| 正鵠(せいこく)を得る | 正鵠を射る
⇒「正鵠」は的の真ん中にある黒い丸。 |
| 精魂尽きる | 精根尽きる
⇒「精根」は物事をする精力と根気。 |
| 生殺与奪を握る | 生殺与奪の権を握る |
| 晴天の霹靂(へきれき) | 青天の霹靂 |
| 清貧洗うが如し | 赤貧洗うが如し
⇒この「赤」は「何もない」の意味。 |
| 昔日(せきじつ)の感 | 今昔(こんじゃく)の感 |
| 責任を追求する | 責任を追及する |
| 施行(せこう) | 施行(しこう)
⇒法令の効力を発生させること。政策を実地に行うこと。「せこう」と読む慣用もあるが、本来は「しこう」。 |
| 雪辱(せつじょく)を晴らす | 雪辱を果たす
⇒「雪辱」自体が、受けた辱めを雪(すす)ぐ意味。 |
| 節税対策 | 税金対策
⇒納税者が行うのは「税金対策」。「節税対策」は、税務署が納税者の過度な節税などに対して講じる策。 |
| 絶対絶命 | 絶体絶命 |
| 切端(せっぱ)詰まる | 切羽詰まる
⇒「切羽」とは、刀のつばに添える薄い金具のこと。 |
| 説を曲げる | 節を曲げる
⇒自分の信念を曲げて人に従うこと。「節」は、節操の意。 |
| 前後策 | 善後策 |
| 先生、おられますか? | 先生、いらっしゃいますか?
⇒「おる」は「居る」の謙譲語なので、「られる」をつけて尊敬の形にしようとするのは間違い。 |
| 栴檀(せんだん)は双葉よりも芳し | 栴檀は双葉より芳し |
| 浅慮の一失 | 千慮の一失
⇒どんな賢人でも、多くの考え(千慮)のうちには一つくらいの間違いはあるという意。。 |
| 総花的(そうかてき) | 総花的(そうばなてき) |
| 相好(そうこう)を崩す | 相好(そうごう)を崩す |
| 双壁(そうへき) | 双璧
⇒「璧」は「たま」の意。 |
| 底を尽く | 底を突く ⇒容器の底を突くという意味。 |
| 袖振り合うも多少の縁 | 袖振り合うも他生の縁
⇒「袖触れ合う・・・」と書くのも間違い。 |
| 袖を振られる | 袖にされる |
| 外めの球 | 外角の球
⇒「め」は形容詞の語幹につく接尾語。「高めの球」「低めの球」は正しい。 |
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| 【誤】 | 【正】 |
| 大禍(たいか)なく | 大過なく
⇒「過」は「あやまち」の意。 |
| 大義名文 | 大義名分 |
| 泰山鳴動 | 大山鳴動 |
| 対処療法 | 対症療法 |
| 体調をこわす | 体調をくずす/体をこわす |
| 台風一家 | 台風一過 |
| 大舞台(だいぶたい) | 大舞台(おおぶたい) |
| 大別すると3つに分けられる | 大別すると3つになる |
| 耐えざる努力 | 絶えざる努力 |
| 絶えまざる努力 | 絶え間ない努力 |
| 高値の花 | 高嶺の花
⇒高い山に咲いている花、という意味。 |
| 高見の見物 | 高みの見物
⇒「高み」は、高い所の意。 |
| 多寡(たか)をくくる | 高をくくる |
| 多言無用 | 他言無用 |
| 多士済々(たしさいさい) | 多士済々(たしせいせい) ⇒「たしさいさい」を許容する向きもある。 |
| ダックアウト | ダッグアウト |
| 立つ背がない | 立つ瀬がない |
| 卵を生む | 卵を産む |
| 玉に傷 | 玉に疵
⇒「玉」は宝石のことで、「瑕」は、傷だけでなく、曇りや汚れを含めたさまざまな欠陥を表す。 |
| 玉の腰に乗る | 玉の輿に乗る |
| 手易(たやす)い | 容易い |
| 他人事(たにんごと) | 他人事(ひとごと)
⇒「たにんごと」が全くの間違いとはいえないが、本来は「ひとりごと」。 |
| 端正な顔立ち | 端整な顔立ち |
| 短刀直入 | 単刀直入 |
| 単に~だけ | 単に/~だけ
⇒「単に~だけ」は二重表現。 |
| 力づく | 力ずく
⇒現代仮名遣いでは「力づく」でもよいとされている。 |
| 注意した矢先に・・・ | 注意した直後に・・・ ⇒「矢先」は、何かをする直前。 |
| 調子の波に乗る | 調子に乗る/波に乗る |
| 朝礼暮改 | 朝令暮改 |
| 緒(ちょ)につく | 緒(しょ)につく |
| 血を洗うような | 血で血を洗うような |
| 慎んでお悔やみを申し上げます | 謹んでお悔やみを申し上げます |
| つつましい暮らし | つましい暮らし
⇒質素で地味という意味なら「つましい(倹しい)」。「つつましい(慎ましい)」は控えめで遠慮深いという意味の別の言葉。 |
| 爪の垢(あか)を飲む | 爪の垢を煎じて飲む |
| 手が負えない | 手に負えない |
| 手玉に乗せる | 手玉に取る |
| デッドロックに乗り上げる | デッドロックに突き当たる
⇒デッドロックは「開かない錠前」のこと。 |
| テトラポット | テトラポッド |
| 出鼻をくじく | 出端をくじく |
| 手ほどきを教える | 手ほどきする
⇒「手ほどきを教える」は二重表現。 |
| 寺小屋 | 寺子屋 |
| 出る釘(くぎ)は打たれる | 出る杭(くい)は打たれる |
| 手をこまねく | 手をこまぬく
⇒漢字で書くと「拱く」。 |
| ~と言えども | ~といえども(~と雖も) |
| 灯下親しむ | 灯火親しむ |
| 頭身大 | 等身大 |
| 陶汰される | 淘汰される |
| 堂に入(はい)る | 堂に入(い)る |
| 当を射る | 当を得る/的を射る |
| 独壇場(どくだんじょう) | 独擅場(どくせんじょう )
⇒「どくだんじょう」は誤読が一般化した読み。 |
| 毒を盛って毒を制す | 毒を以て毒を制す |
| ドッヂボール | ドッジボール |
| とにかくも | とにもかくにも |
| 飛ぶ鳥後を濁さず | 立つ鳥後を濁さず |
| 虎の衣を借る狐 | 虎の威を借る狐 |
| 取りつく暇がない | 取りつく島がない |
| 取引先各位様 | 取引先各位
⇒「各位」そのものが敬語。 |
| 泥試合(どろじあい) | 泥仕合 |
| とんでもございません/とんでもありません | とんでもないことです/とんでもないことでございます
⇒「とんでもな+い」という言葉。 |
| とんぼ帰り | とんぼ返り |
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