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取引する相手を見抜くノウハウ

 ある会社の社長さんが実践しているという「人を見抜くノウハウ」をご紹介します。隆々とされているこの会社には、さまざまな業者がセールスにやってきます。訪ねてくるのは中堅・中小企業なら経営者本人か幹部クラス。ほとんどの場合、部下を連れてくるので、社長さんは、商談を進めながら、その同伴者を注意深くチェックするそうです。 

 そして、経営者とその同伴者を見比べて、同伴者の言動や雰囲気、服装などに違和感を覚えたら、決して取引しないといいます。たとえば経営者のセールストークは極めて弁舌さわやかなのに、連れてきた部下はどうもパッとしない。あるいは経営者はメチャクチャ明るいのに、部下はえらく暗い。そんな場合、この経営者はただ口が上手いだけではないか、とか、人を大切にしていないから優秀な人材を集められないのではないか、と考えるのです。

 これはですねー、実に重要なノウハウだと思います。憚りながら、長らくビジネス現場で働く私も同じようなシチュエーションの場合、特に、経営者の部下に対する口の聞き方や態度を注意深く観察します。そこから、その経営者のマネジメント手法を探るんです。たとえば「強権発動型」なのか「民主型」なのか、はたまた「お任せ型」なのかといった具合に。そうしたことから、社内の雰囲気をまざまざと感じ取ることができます。

 また、相手先を訪問したときに、その会社の社風を感じ取れるバロメーターがあります。明るく健康的で風通しのよい社風かどうか、ホワイトかブラックか。それを見分けるには、そこで働いている女性社員の表情を見るのがいちばん手っ取り早い方法です。

 なぜ女性社員かといいますと、男の場合は、しょせん「サラリーマン根性」に根ざしていますから、たとえ暗い雰囲気であっても無理して明るい表情に努めますし、元気がなくても張り切った態度を示そうとします。ところが女性の場合は、気持ちや感情が割と素直に表情や態度に表れます。男のように表面を取り繕ったりなんかしません。

 ですから、女性社員が明るく溌剌とふるまっていれば、その会社はその通りに明るく健康的な組織です。反対に、女性社員に元気がなく暗い表情をしていれば、いくら男性社員が明るく元気にふるまっていても、どこかに問題がある会社です。

友達の数と寿命の関係?

 『友だちの数で寿命は決まる』という本があります。このような刺激的な題名の本はちょっと眉に唾をつけて読まなきゃいけないと思うところですが、本書の内容はビッグデータ等による客観的な分析に基づいているようです。それによると、寿命に最も影響を与えているのは、喫煙や飲酒、運動や肥満よりも、人との「つながり」だと判明したそうです。つまり「孤独」は喫煙よりも健康に悪いって。

 またこんなデータもあります。急性心筋梗塞で入院した人を対象に、お見舞いに来てくれる人の数と、6か月以内の死亡率を調べた結果、誰もお見舞いに来てくれない患者の70%が亡くなったのに対し、2人以上お見舞いに来てくれた人の死亡率は26%にとどまったそうです。これは医者の間ではよく知られている事実で、お見舞いに来てくれる人がいない患者は予後が悪いケースが多いといいます。

 介護に関する話もあります。男性の場合、息子の嫁に介護されると死亡率が低くなるのに対し、自分の嫁に介護されると寿命が短くなるというんです。これは実に恐ろしい事実ではありませんか。反対に女性の場合は夫に介護されるのが一番長生きで、息子の嫁に介護されると寿命が短くなる、って。詳しい理由はよくわかっていないそうですが、気持ち的にはなるほどという気がしないではありません。

 考えてみれば、男性の場合は、女性に比べて他人との「つながり」を作るのが下手ですからね。歳を取れば取るほどその傾向が強くなる。私自身も大いに思い当たるところがあります。もっと「つながり」を広げなくてはいけない、でも面倒くさい。そのあたりが男性の寿命の短さにつながっているのでしょうか。まー少なくとも周りに嫌われるガンコ爺にだけはならないようにしよう!

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