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おもな歌人の歌万葉集(掲載歌の索引)古典に親しむ

高市黒人の歌(索引)

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  1. 巻1-32  古の人に我れあれや楽浪の古き京を見れば悲しき
  2. 巻1-33  楽浪の国つ御神のうらさびて荒れたる京見れば悲しも
  3. 巻1-58  いづくにか船泊すらむ安礼の埼漕ぎたみ行きし棚無し小舟
  4. 巻1-70  大和には鳴きてか来らむ呼子鳥象の中山呼びそ越ゆなる
  5. 巻3-270 旅にしてもの恋しきに山下の赤のそほ船沖にこぐ見ゆ
  6. 巻3-271 桜田へ鶴鳴き渡る年魚市潟潮干にけらし鶴鳴き渡る
  7. 巻3-272 四極山うち越え見れば笠縫の島漕ぎ隠る棚なし小舟
  8. 巻3-273 磯の崎漕ぎ廻み行けば近江の海八十の港に鶴さはに鳴く
  9. 巻3-274 我が舟は比良の港に漕ぎ泊てむ沖へな離りさ夜更けにけり
  10. 巻3-275 何処にか我が宿りせむ高島の勝野の原にこの日暮れなば
  11. 巻3-276 妹も我れも一つなれかも三河なる二見の道ゆ別れかねつる
  12. 巻3-277 早来ても見てましものを山背の高の槻群散りにけるかも
  13. 巻3-279 吾妹子に猪名野は見せつ名次山角の松原いつか示さむ
  14. 巻3-280 いざ子ども大和へ早く白菅の真野の榛原手折りて行かむ
  15. 巻3-283 住吉の得名津に立ちて見わたせば武庫の泊りゆ出づる船人
  16. 巻3-305 かくゆゑに見じといふものを楽浪の旧き都を見せつつもとな
  17. 巻9-1718 率ひて漕ぎ去にし舟は高島の安曇の港に泊てにけむかも
  18. 巻17-4016 婦負の野のすすき押しなべ降る雪に宿借る今日し悲しく思ほゆ

高市黒人

 奈良前期、持統・文武朝に仕えた下級官吏(生没年未詳)で、大和国6県の一つである高市県の統率者の家筋の氏人の一人だと見られている。柿本人麻呂とほぼ同時代の人で、『万葉集』には短歌のみ18首を残す。すべて旅中の作で、その足跡は、大和をはじめ、山城、近江、摂津から尾張、三河、越中の諸国に及ぶ。当時の下級官吏が自由気ままに旅ができたとは考えられないことから、風俗民謡を採集する採詞官(さいしかん)だったという説がある。地名や旅中に目にした景物を叙事的に詠み、とくに舟を素材とし、漠とした旅愁を漂わせる作品に特色がある。叙景歌の代表的歌人である山部赤人の先駆をなすといわれるが、赤人よりも主観的な詠嘆を表出する傾向が強い。 

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『万葉集』の代表的歌人

  • 第1期(~壬申の乱)
    磐姫皇后/雄略天皇/舒明天皇/有馬皇子/中大兄皇子(天智天皇)/大海人皇子(天武天皇)/藤原鎌足/鏡王女/額田王
  • 第2期(白鳳時代)
    持統天皇/柿本人麻呂/長意吉麻呂/高市黒人/志貴皇子/弓削皇子/大伯皇女/大津皇子/穂積皇子/但馬皇女/石川郎女
  • 第3期(奈良時代初期)
    大伴旅人/大伴坂上郎女/山上憶良/山部赤人/笠金村/高橋虫麻呂
  • 第4期(奈良時代中期)
    大伴家持/大伴池主/田辺福麻呂/笠郎女/紀郎女/狭野芽娘子/中臣宅守/湯原王
 
古典に親しむ

万葉集・竹取物語・枕草子などの原文と現代語訳。