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巻第18(索引)<万葉集(掲載歌の索引)古典に親しむ

『万葉集』巻第18(索引)

  1. 奈呉の海に舟しまし貸せ沖に出でて波立ち来やと見て帰り来む
  2. 波立てば奈呉の浦廻に寄る貝の間なき恋にぞ年は経にける
  3. 奈呉の海に潮の早干ばあさりしに出でむと鶴は今ぞ鳴くなる
  4. 霍公鳥いとふ時なしあやめぐさかづらにせむ日こゆ鳴き渡れ
  5. 如何にある布勢の浦そもここだくに君が見せむと我れを留むる
  6. 乎布の崎漕ぎた廻りひねもすに見とも飽くべき浦にあらなくに
  7. 玉櫛笥いつしか明けむ布勢の海の浦を行きつつ玉も拾はむ
  8. 音のみに聞きて目に見ぬ布勢の浦を見ずは上らじ年は経ぬとも
  9. 布勢の浦を行きてし見てばももしきの大宮人に語り継ぎてむ
  10. 梅の花咲き散る園に我れ行かむ君が使を片待ちがてら
  11. 藤波の咲き行く見れば霍公鳥鳴くべき時に近づきにけり
  12. 明日の日の布勢の浦廻の藤波にけだし来鳴かず散らしてむかも
  13. 浜辺より我が打ち行かば海辺より迎へも来ぬか海人の釣舟
  14. 沖辺より満ち来る潮のいや増しに我が思ふ君が御船かも彼
  15. 神さぶる垂姫の崎漕ぎ廻り見れども飽かずいかに我れせむ
  16. 垂姫の浦を漕ぎつつ今日の日は楽しく遊べ言ひ継ぎにせむ
  17. 垂姫の浦を漕ぐ舟楫間にも奈良の我家を忘れて思へや
  18. おろかにぞ我れは思ひし乎布の浦の荒礒の廻り見れど飽かずけり
  19. めづらしき君が来まさば鳴けと言ひし山霍公鳥何か来鳴かぬ
  20. 多祜の崎木の暗茂に霍公鳥来鳴き響めばはだ恋ひめやも
  21. 霍公鳥今鳴かずして明日越えむ山に鳴くとも験あらめやも
  22. 木の暗になりぬるものを霍公鳥何か来鳴かぬ君に逢へる時
  23. 霍公鳥こよ鳴き渡れ燈火を月夜に比へその影も見む
  24. 可敝流みの道行かむ日は五幡の坂に袖振れ我れをし思はば
  25. 堀江には玉敷かましを大君を御船漕がむとかねて知りせば
  26. 玉敷かず君が悔いて言ふ堀江には玉敷き満てて継ぎて通はむ
  27. 橘のとをの橘八つ代にも我れは忘れじこの橘を
  28. 橘の下照る庭に殿建てて酒みづきいます我が大君かも
  29. 月待ちて家には行かむ我が插せる赤ら橘影に見えつつ
  30. 堀江より水脈引きしつつ御船さす賤男の伴は川の瀬申せ
  31. 夏の夜は道たづたづし船に乗り川の瀬ごとに棹さし上れ
  32. 常世物この橘のいや照りに我ご大君は今も見るごと
  33. 大君は常磐にまさむ橘の殿の橘ひた照りにして
  34. 朝開き入江漕ぐなる楫の音のつばらつばらに我家し思ほゆ
  35. 卯の花の咲く月立ちぬ霍公鳥来鳴き響めよ含みたりとも
  36. 二上の山に隠れる霍公鳥今も鳴かぬか君に聞かせむ
  37. 居り明かしも今夜は飲まむほととぎす明けむ朝は鳴き渡らむそ
  38. 明日よりは継ぎて聞こえむほととぎす一夜のからに恋ひ渡るかも
  39. 一本のなでしこ植ゑしその心誰れに見せむと思ひそめけむ
  40. しなざかる越の君らとかくしこそ柳かづらき楽しく遊ばめ
  41. ぬばたまの夜渡る月を幾夜経と数みつつ妹は我れ待つらむぞ
  42. 月見れば同じ国なり山こそば君があたりを隔てたりけれ
  43. 桜花今ぞ盛りと人は言へど我れは寂しも君としあらねば
  44. 相思はずあるらむ君をあやしくも嘆きわたるか人の問ふまで
  45. あしひきの山はなくもが月見れば同じき里を心隔てつ
  46. 我が背子が古き垣内の桜花いまだ含めり一目見に来ね
  47. 恋ふといふはえも名付けたり言ふすべのたづきもなきは我が身なりけり
  48. 三島野に霞たなびきしかすがに昨日も今日も雪は降りつつ
  49. 常人の恋ふといふよりはあまりにて我れは死ぬべくなりにたらずや
  50. 片思ひを馬にふつまに負ほせ持て越辺に遣らば人かたはむかも
  51. 天離る鄙の奴に天人しかく恋すらば生ける験あり
  52. 常の恋いまだやまぬに都より馬に恋来ば担ひ堪へむかも
  53. 暁に名告り鳴くなる霍公鳥いやめづらしく思ほゆるかも
  54. 焼太刀を砺波の関に明日よりは守部遣り添へ君を留めむ
  55. あぶら火の光に見ゆるわが縵さ百合の花の笑まはしきかも
  56. 灯火の光りに見ゆるさ百合花ゆりも逢はむと思ひそめてき
  57. さ百合花ゆりも逢はむと思へこそ今のまさかもうるはしみすれ
  58. 高御座天の日継と皇祖の神の命の聞こし食す・・・(長歌)
  59. ゆくへなくありわたるとも霍公鳥鳴きし渡らばかくや偲はむ
  60. 卯の花のともにし鳴けば霍公鳥いやめづらしも名告り鳴くなへ
  61. 霍公鳥いとねたけくは橘の花散る時に来鳴き響むる
  62. 英遠の浦に寄する白波いや増しに立ち重き寄せ来東風をいたみかも
  63. 葦原の瑞穂の国を天下り知らしめしけるすめろきの・・・(長歌)
  64. 大夫の心思ほゆ大君の御言の幸を聞けば貴み
  65. 大伴の遠つ神祖の奥城はしるく標立て人の知るべく
  66. 天皇の御代栄えむと東なる陸奥山に金花咲く
  67. 高御座天の日継と天の下知らしめしける皇祖の・・・(長歌)
  68. いにしへを思ほすらしも我ご大君吉野の宮をあり通ひ見す
  69. もののふの八十氏人も吉野川絶ゆることなく仕へつつ見む
  70. 珠洲の海人の沖つ御神にい渡りて潜き取るといふ鮑玉・・・(長歌)
  71. 白玉を包みて遣らばあやめぐさ花橘に合へも貫くがね
  72. 沖つ島い行き渡りて潜くちふ鰒玉もが包みて遣らむ
  73. 我妹子が心なぐさに遣らむため沖つ島なる白玉もがも
  74. 白玉の五百つ集ひを手にむすびおこせむ海人はむがしくもあるか
  75. 大汝少彦名の神代より言ひ継ぎけらく父母を・・・(長歌)
  76. あをによし奈良にある妹が高々に待つらむ心しかにはあらじか
  77. 里人の見る目恥づかし左夫流子にさどはす君が宮出後姿
  78. 紅はうつろふものぞ橡のなれにし衣になほしかめやも
  79. 左夫流子が斎きし殿に鈴懸けぬ駅馬下れり里もとどろに
  80. かけまくもあやに畏し天皇の神の大御代に田道間守・・・(長歌)
  81. 橘は花にも実にも見つれどもいや時じくになほし見が欲し
  82. 大君の遠の朝廷と任きたまふ官のまにまみ雪降る・・・(長歌)
  83. なでしこが花見るごとに娘子らが笑まひのにほひ思ほゆるかも
  84. さ百合花ゆりも逢はむと下延ふる心しなくは今日も経めやも
  85. 大君の任きのまにまに取り持ちて仕ふる国の年の内の・・・(長歌)
  86. 去年の秋見しまにま今日見れば面やめづらし都方人
  87. かくしても相見るものを少なくも年月経れば恋ひしけれやも
  88. いにしへよ偲ひにければ霍公鳥鳴く声聞きて恋しきものを
  89. 見まく欲り思ひしなへにかづらかけかぐはし君を相見つるかも
  90. 朝参の君が姿を見ず久に鄙にし住めば我れ恋ひにけり
  91. 天皇の敷きます国の天の下四方の道には馬の爪・・・(長歌)
  92. この見ゆる雲ほびこりてとの曇り雨も降らぬか心足らひに
  93. 我が欲りし雨は降り来ぬかくしあらば言挙げせずとも年は栄えむ
  94. 天照らす神の御代より安の川中に隔てて向かひ立ち・・・(長歌)
  95. 天の川橋渡せらばその上ゆもい渡らさむを秋にあらずとも
  96. 安の川こ向ひ立ちて年の恋日長き子らが妻どひの夜ぞ
  97. 草枕旅の翁と思ほして針ぞ賜へる縫はむ物もが
  98. 針袋取り上げ前に置き返さへばおのともおのや裏も継ぎたり
  99. 針袋帯び続けながら里ごとに照らさひ歩けど人もとがめず
  100. 鶏が鳴く東をさしてふさへしに行かむと思へどよしもさねなし
  101. 縦さにもかにも横さも奴とぞ我れはありける主の殿戸に
  102. 針袋これは賜りぬすり袋今は得てしか翁さびせむ
  103. 雪の上に照れる月夜に梅の花折りて送らむはしき子もがも
  104. 我が背子が琴取るなへに常人の言ふ嘆きしもいやしき増すも
  105. あしひきの山の木末のほよ取りて挿頭しつらくは千年寿くとぞ
  106. 正月立つ春の初めにかくしつつ相し笑みてば時じけめやも
  107. 薮波の里に宿借り春雨に隠りつつむと妹に告げつや

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