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巻第17(索引)<万葉集(掲載歌の索引)古典に親しむ

『万葉集』巻第17(索引)

  1. 我が背子を我が松原よ見わたせば海人娘子ども玉藻刈る見ゆ
  2. 荒津の海潮干潮満ち時はあれどいづれの時か我が恋ひざらむ
  3. 礒ごとに海人の釣舟泊てにけり我が船泊てむ礒の知らなく
  4. 昨日こそ船出はせしか鯨魚取り比治奇の灘を今日見つるかも
  5. 淡路島門渡る船の楫間にも我れは忘れず家をしぞ思ふ
  6. 玉映やす武庫の渡りに天伝ふ日の暮れ行けば家をしぞ思ふ
  7. 家にてもたゆたふ命波の上に浮きてし居れば奥処知らずも
  8. 大海の奥処も知らず行く我れをいつ来まさむと問ひし子らはも
  9. 大船の上にし居れば天雲のたどきも知らず歌ひこそ我が背
  10. 海人娘子漁り焚く火のおほほしく角の松原思ほゆるかも
  11. 織女し舟乗りすらしまそ鏡清き月夜に雲立ちわたる
  12. み冬継ぎ春は来たれど梅の花君にしあらねば招く人もなし
  13. 梅の花み山と繁にありともやかくのみ君は見れど飽かにせむ
  14. 春雨に萌えし柳か梅の花ともに後れぬ常の物かも
  15. 梅の花何時は折らじと厭はねど咲きの盛りは惜しきものなり
  16. 遊ぶ内の楽しき庭に梅柳折りかざしてば思ひ無みかも
  17. み園生の百木の梅の散る花し天に飛び上がり雪と降りけむ
  18. 山背の久迩の都は春されば花咲きををり秋されば・・・(長歌)
  19. 楯並めて泉の川の水脈絶えず仕へ奉らむ大宮所
  20. 橘は常花にもが霍公鳥住むと来鳴かば聞かぬ日無けむ
  21. 玉に貫く楝を家に植ゑたらば山霍公鳥離れず来むかも
  22. あしひきの山辺に居れば霍公鳥木の間立ち潜き鳴かぬ日はなし
  23. 霍公鳥何の心ぞ橘の玉貫く月し来鳴き響むる
  24. 霍公鳥楝の枝に行きて居ば花は散らむな玉と見るまで
  25. ほととぎす今し来鳴かば万代に語り継ぐべく思ほゆるかも
  26. あしひきの山谷越えて野づかさに今は鳴くらむうぐひすの声
  27. 橘のにほへる香かも霍公鳥鳴く夜の雨にうつろひぬらむ
  28. 霍公鳥夜声なつかし網ささば花は過ぐとも離れずか鳴かむ
  29. 橘のにほへる園に霍公鳥鳴くと人告ぐ網ささましを
  30. あをによし奈良の都は古りぬれどもと霍公鳥鳴かずあらなくに
  31. 鶉鳴く古しと人は思へれど花橘のにほふこの宿
  32. 杜若衣に摺り付け大夫の着襲ひ狩する月は来にけり
  33. 降る雪の白髪までに大君に仕へまつれば貴くもあるか
  34. 天の下すでに覆ひて降る雪の光りを見れば貴くもあるか
  35. 山の狭そことも見えず一昨日も昨日も今日も雪の降れれば
  36. 新しき年の初めに豊の年しるすとならし雪の降れるは
  37. 大宮の内にも外にも光るまで降れる白雪見れど飽かぬかも
  38. 草枕旅行く君を幸くあれと斎瓮据ゑつ我が床の辺に
  39. 今のごと恋しく君が思ほえばいかにかもせむするすべのなさ
  40. 旅に去にし君しも継ぎて夢に見ゆ我が片恋の繁ければかも
  41. 道の中国つ御神は旅行きもし知らぬ君を恵みたまはな
  42. 君により我が名はすでに龍田山絶えたる恋の繁きころかも
  43. 須磨人の海辺常去らず焼く塩の辛き恋をも我れはするかも
  44. ありさりて後も逢はむと思へこそ露の命も継ぎつつ渡れ
  45. なかなかに死なば安けむ君が目を見ず久ならばすべなかるべし
  46. 隠り沼の下ゆ恋ひあまり白波のいちしろく出でぬ人の知るべく
  47. 草枕旅にしばしばかくのみや君を遣りつつ我が恋ひ居らむ
  48. 草枕旅去にし君が帰り来む月日を知らむすべの知らなく
  49. かくのみや我が恋ひ居らむぬばたまの夜の紐だに解き放けずして
  50. 里近く君が業りなば恋ひめやともとな思ひし我れぞ悔しき
  51. 万代に心は解けて我が背子が捻みし手見つつ忍びかねつも
  52. うぐひすの鳴くくら谷にうちはめて焼けは死ぬとも君をし待たむ
  53. 松の花花数にしも我が背子が思へらなくにもとな咲きつつ
  54. 秋の田の穂向き見がてり我が背子がふさ手折り来るをみなへしかも
  55. 女郎花咲きたる野辺を行きめぐり君を思ひ出た廻り来ぬ
  56. 秋の夜は暁寒し白栲の妹が衣手着むよしもがも
  57. 霍公鳥鳴きて過ぎにし岡びから秋風吹きぬよしもあらなくに
  58. 今朝の朝明秋風寒し遠つ人雁が来鳴かむ時近みかも
  59. 天離る鄙に月経ぬ然れども結ひてし紐を解きも開けなくに
  60. 天離る鄙にある我れをうたがたも紐解き放けて思ほすらめや
  61. 家にして結ひてし紐を解き放けず思ふ心を誰れか知らむも
  62. ひぐらしの鳴きぬる時は女郎花咲きたる野辺を行きつつ見べし
  63. 妹が家に伊久里の森の藤の花今来む春も常かくし見む
  64. 雁がねは使ひに来むと騒くらむ秋風寒みその川の上に
  65. 馬並めていざ打ち行かな渋谿の清き礒廻に寄する波見に
  66. ぬばたまの夜は更けぬらし玉くしげ二上山に月傾きぬ
  67. 奈呉の海人の釣する舟は今こそば舟棚打ちてあへて漕ぎ出め
  68. 天離る鄙治めにと大君の任けのまにまに出でて来し・・・(長歌)
  69. ま幸くと言ひてしものを白雲に立ちたなびくと聞けば悲しも
  70. かからむとかねて知りせば越の海の荒礒の波も見せましものを
  71. 庭に降る雪は千重敷くしかのみに思ひて君を我が待たなくに
  72. 白波の寄する礒廻を漕ぐ舟の楫取る間なく思ほえし君
  73. 大君の任けのまにまにますらをの心振り起こしあしひきの・・・(長歌)
  74. 世間は数なきものか春花の散りのまがひに死ぬべき思へば
  75. 山川のそきへを遠みはしきよし妹を相見ずかくや嘆かむ
  76. 春の花今は盛りににほふらむ折りてかざさむ手力もがも
  77. 鴬の鳴き散らすらむ春の花いつしか君と手折りかざさむ
  78. 山峽に咲ける桜をただ一目君に見せてば何をか思はむ
  79. 鴬の来鳴く山吹うたがたも君が手触れず花散らめやも
  80. 大君の任けのまにまにしなざかる越を治めに出でて来し・・・(長歌)
  81. あしひきの山桜花一目だに君とし見てば我れ恋ひめやも
  82. 山吹の茂み飛び潜く鴬の声を聞くらむ君は羨しも
  83. 出で立たむ力をなみと隠り居て君に恋ふるに心どもなし
  84. 大君の命恐みあしひきの山野障らず天離る・・・(長歌)
  85. 山吹は日に日に咲きぬうるはしと我が思ふ君はしくしく思ほゆ
  86. 我が背子に恋ひすべなかり葦垣の外に嘆かふ我れし悲しも
  87. 咲けりとも知らずしあらば黙もあらむこの山吹を見せつつもとな
  88. 葦垣の外にも君が寄り立たし恋ひけれこそば夢に見えけれ
  89. 妹も我れも心は同じ比へれどいやなつかしく相見れば・・・(長歌)
  90. あらたまの年返るまで相見ねば心もしのに思ほゆるかも
  91. ぬばたまの夢にはもとな相見れど直にあらねば恋ひやまずけり
  92. あしひきの山き隔りて遠けども心し行けば夢に見えけり
  93. 春花のうつろふまでに相見ねば月日数みつつ妹待つらむぞ
  94. あしひきの山も近きを霍公鳥月立つまでに何か来鳴かぬ
  95. 玉に貫く花橘を乏しみしこの我が里に来鳴かずあるらし
  96. 射水川い行き廻れる玉櫛笥二上山は春花の・・・(長歌)
  97. 渋谿の崎の荒礒に寄する波いやしくしくに古思ほゆ
  98. 玉櫛笥二上山に鳴く鳥の声の恋しき時は来にけり
  99. ぬばたまの月に向ひて霍公鳥鳴く音遥けし里遠みかも
  100. 奈呉の海の沖つ白波しくしくに思ほえむかも立ち別れなば
  101. 我が背子は玉にもがもな手に巻きて見つつ行かむを置きて行かば惜し
  102. もののふの八十伴の男の思ふどち心遣らむと馬並めて・・・(長歌)
  103. 布勢の海の沖つ白波あり通ひいや年のはに見つつ偲はむ
  104. 藤波は咲きて散りにき卯の花は今そ盛りとあしひきの・・・(長歌)
  105. 白波の寄せ来る玉藻世の間も継ぎて見に来む清き浜びを
  106. 玉桙の道に出で立ち別れなば見ぬ日さまねみ恋しけむかも
  107. 我が背子が国へましなば霍公鳥鳴かむ五月は寂しけむかも
  108. 我れなしとなわび我が背子霍公鳥鳴かむ五月は玉を貫かさね
  109. 我が宿の花橘を花ごめに玉にぞ我が貫く待たば苦しみ
  110. 都方に立つ日近づく飽くまでに相見て行かな恋ふる日多けむ
  111. 天離る鄙に名かかす越の中国内ことごと山はしも・・・(長歌)
  112. 立山に降り置ける雪を常夏に見れども飽かず神からならし
  113. 片貝の川の瀬清く行く水の絶ゆることなくあり通ひ見む
  114. 朝日さしそがひに見ゆる神ながら御名に帯ばせる白雲の・・・(長歌)
  115. 立山に降り置ける雪の常夏に消ずて渡るは神ながらとぞ
  116. 落ちたぎつ片貝川の絶えぬごと今見る人も止まず通はむ
  117. かき数ふ二上山に神さびて立てる栂の木本も枝も・・・(長歌)
  118. 我が背子は玉にもがもな霍公鳥声にあへ貫き手に巻きて行かむ
  119. あをによし奈良を来離れ天離る鄙にはあれど我が背子を・・・(長歌)
  120. 玉桙の道の神たち幣はせむ我が思ふ君をなつかしみせよ
  121. うら恋し我が背の君はなでしこが花にもがもな朝な朝な見む
  122. 大君の遠の朝廷そみ雪降る越と名に負へる天離る・・・(長歌)
  123. 矢形尾の鷹を手にすゑ三島野に狩らぬ日まねく月そ経にける
  124. 二上のをてもこのもに網さして我が待つ鷹を夢に告げつも
  125. 松反りしひにてあれかもさ山田の翁がその日に求めあはずけむ
  126. 心には緩ふことなく須加の山すかなくのみや恋ひ渡りなむ
  127. 婦負の野のすすき押しなべ降る雪に宿借る今日し悲しく思ほゆ
  128. あゆの風 いたく吹くらし奈呉の海人の釣する小船漕ぎ隠る見ゆ
  129. 港風寒く吹くらし奈呉の江に妻呼び交し鶴多に鳴く
  130. 天離る鄙ともしるくここだくも繁き恋かもなぐる日もなく
  131. 越の海の信濃の浜を行き暮らし長き春日も忘れて思へや
  132. 雄神川紅にほふ娘子らし葦付取ると瀬に立たすらし
  133. 鵜坂川渡る瀬多みこの我が馬の足掻きの水に衣濡れにけり
  134. 婦負川の早き瀬ごとに篝さし八十伴の男は鵜川立ちけり
  135. 立山の雪し消らしも延槻の川の渡り瀬鐙漬かすも
  136. 志雄路から直越え来れば羽咋の海朝なぎしたり船楫もがも
  137. 鳥総立て船木伐るといふ能登の島山今日見れば木立繁しも幾代神びぞ
  138. 香島より熊来をさして漕ぐ船の楫取る間なく都し思ほゆ
  139. 妹に逢はず久しくなりぬ饒石川清き瀬ごとに水占延へてな
  140. 珠洲の海に朝開きして漕ぎ来れば長浜の浦に月照りにけり
  141. 鴬は今は鳴かむと片待てば霞たなびき月は経につつ
  142. 中臣の太祝詞言言ひ祓へ贖ふ命も誰がために汝れ

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万葉集・竹取物語・枕草子などの原文と現代語訳。