日本史人物集
旧石器時代〜奈良時代 /平安時代 /鎌倉時代 /室町時代 /安土桃山時代 /江戸時代 /明治時代〜
徳川家康(とくがわいえやす)1542〜1616
- 秀吉の死後、関ヶ原の戦いで豊臣方の西軍に勝って天下を支配した。
- 1603年に征夷大将軍になって江戸幕府を開き、約270年間続く幕藩政治のもとをきずいた。
石田三成(いしだみつなり)1560〜1600
- 安土桃山時代の武将。豊臣秀吉につかえ、政権の実務をにぎった。
- 秀吉の死後、台頭してきた徳川家康と対立、関ヶ原の戦いで西軍を率いたが敗れた。
豊臣秀頼(とよとみひでより)1593〜1615
- 豊臣秀吉の子で、豊臣家の世継ぎとして育てられた。母は淀君。
- 徳川幕府に臣従の姿勢を示さなかったため、大阪の陣でほろぼされた。
徳川家光(とくがわいえみつ)1604〜1651
- 江戸幕府3代将軍。参勤交代などを定め、支配のしくみを完成した。
- キリスト教を禁止して、鎖国を行った。
天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)1621〜1638
- キリスト教信者となり、島原の乱の総大将におされて一揆軍をひきいた。17歳で戦死。
- 島原の乱の後、踏み絵や寺請制度など、キリスト教徒への取締りがきびしくなった。
シャクシャイン ?〜1669
- 17世紀後半のアイヌの人々の総首長。
- シャクシャインの戦いで松前藩と戦ったが敗れ、多くの漁場をうばわれた。
徳川綱吉(とくがわつなよし)1646〜1709
- 江戸幕府5代将軍。学問を好み朱子学を幕府の正式な学問とした。
- 「生類憐れみの令」を定めたり、貨幣の改悪をするなど、社会・経済を混乱させた。
新井白石(あらいはくせき)1657〜1725
- 江戸時代の代表的な朱子学者。著書に「西洋紀聞」「折りたく柴の記」など。
- 6代将軍家宣、7代将軍家継につかえ、「正徳の治」とよばれる政治を行った。
近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)1653〜1724
- 越前国の武士の家の生まれ。元禄文化を代表する人形浄瑠璃と歌舞伎の作者。
- 義理人情に苦しむ人々の姿をえがき、「曽根崎心中」などの名作を残した。
井原西鶴(いはらさいかく)1642〜1693
- 大阪の町人の家に生まれた、江戸前期の小説家。はじめは俳句作者として有名になった。
- 「好色一代男」「日本永代蔵」「世間胸算用」など、町人の世界を生き生きとえがいた小説(浮世草子)を多く書いた。
松尾芭蕉(まつおばしょう)1644〜1694
- 元禄時代の代表的な俳人。俳句を芸術に高めた。
- 各地を旅しながら、紀行文「奥の細道」などすぐれた作品を残した。
菱川師宣(ひしかわもろのぶ)1618〜1694
- 江戸時代前期の浮世絵師。
- 代表作に「見返り美人図」がある。
山田長政(やまだながまさ)?〜1630
- 1611年ごろ、朱印船でシャム(タイ)に渡り、アユタヤの日本町で町の頭になった。
- シャムの国王につかえたが、王の死後、毒殺された。
三井高利(みついたかとし)1622〜1694
- 江戸の日本橋に越後屋呉服店を開き、さらに両替商もかね、幕府の御用商人になった。
- 三井は財閥として日本の商業界をリードした。
徳川光圀(とくがわみつくに)1628〜1700
- 徳川家康の孫で、水戸藩の2代藩主。儒学をさかんにして、水戸学のもとをきずいた。
- 江戸に彰考館を開き、「大日本史」の編さんを行った。
宮崎安貞(みやざきやすさだ)1623〜1697
- 江戸時代前期の農学者。諸国をまわって農業を視察した。
- 「農業全書」は農業の知識を広めるのに役立った。
徳川吉宗(とくがわよしむね)1684〜1751
- 江戸幕府8代将軍で、享保の改革を行った。公事方御定書を定め、目安箱をもうけた。
- 米を中心に政策をすすめ、米将軍とよばれた。
青木昆陽(あおきこんよう)1698〜1769
- 江戸時代中期の儒学者・蘭学者。
- ききんに備えてかんしょ(さつまいも)の栽培を広めた。
田沼意次(たぬまおきつぐ)1719〜1788
- 10代将軍家治のときに老中となり、大商人の資本を利用し、幕府の財政の立て直しにつとめた。
- 株仲間の公認、長崎貿易の拡大などを行った。
松平定信(まつだいらさだのぶ)1758〜1829
- 徳川吉宗の孫で、白河藩主。老中となり、寛政の改革を行った。
- 寛政異学の禁、囲米の制、棄捐令などを定めた。
本居宣長(もとおりのりなが)1730〜1801
- 伊勢国(三重県)松阪の商家の生まれで、江戸時代を代表する国学者。
- 万葉集の研究者であった賀茂真淵の弟子となり、「古事記伝」を著した。
伊能忠敬(いのうただたか)1745〜1818
- 江戸時代の地理学者。下総国(千葉県)佐原の酒造家で、50歳から天文学・測量術を学んだ。
- 日本全国を測量し、「大日本沿海輿地全図」を作った。
杉田玄白(すぎたげんぱく)1733〜1817
- 前野良沢らとともに、オランダ語の解剖書「ターヘル=アナトミア」を翻訳し、「解体新書」を出版した。
- 翻訳の苦労を「蘭学事始」に著した。
平賀源内(ひらがげんない)1726〜1779
- 江戸時代中期の科学者、発明家、油絵画家。25歳のとき、長崎で医学やオランダ語を学んだ。
- 寒暖計、摩擦起電器(エレキテル)などを制作した。
高野長英(たかのちょうえい)1804〜1850
- 江戸時代の蘭学者。シーボルトに学ぶ。
- 渡辺崋山らとともに幕府の鎖国政策を批判して捕らえられた(蛮社の獄)。
シーボルト 1796〜1866
- ドイツ人でオランダ商館の医師として来日。長崎に鳴滝塾を開いて多くの弟子を教育した。
- シーボルト事件によって国外に追放された。
葛飾北斎(かつしかほくさい)1760〜1849
- 江戸時代の化政文化を代表する浮世絵師。滝沢馬琴の小説のさし絵を描いて評判になった。
- 36ヶ所から見た富士山を描いた「富嶽三十六景」やスケッチ集「北斎漫画」が有名。
歌川広重(うたがわひろしげ)1797〜1858
- 江戸時代の化政文化を代表する浮世絵師。西洋風の遠近法を取り入れ、風景画を数多く描いた。
- 代表作に「東海道五十三次」があり、葛飾北斎とともに浮世絵の風景画を完成させた。
大塩平八郎(おおしおへいはちろう)1793〜1858
- 大阪町奉行所の与力で、陽明学者。
- 天保の大飢饉に苦しむ人々を救うため、乱(大塩平八郎の乱)を起こしたが1日でしずめられた。
水野忠邦(みずのただくに)1794〜1851
- 江戸時代後期の老中で、天保の改革を行った。
- ぜいたくを禁止しようと倹約令を出し、株仲間の解散や上知令を命じたがうまくいかず、改革は失敗した。
ペリー 1794〜1858
- アメリカの海軍軍人。東インド艦隊司令長官として浦賀に来航、開国をせまった。
- 1854年、日米和親条約を結ぶことに成功した。
ハリス 1804〜1878
- アメリカの外交官。日米和親条約にもとづき総領事として下田に着任。
- 大老井伊直弼との間に日米修好通商条約を結んだ。
井伊直弼(いいなおすけ)1815〜1860
- 近江国の彦根藩主で、大老となり、日米修好通商条約を結んだ。
- 安政の大獄で反対する者をきびしく処罰したが、水戸藩士らに桜田門外で暗殺された。
吉田松陰(よしだしょういん)1830〜1859
- 佐久間象山に学び、松下村塾で多くの有能な人材を育てた。
- 幕府の開国政策に反対し、安政の大獄によって処刑された。
勝海舟(かつかいしゅう)1823〜1899
- 江戸時代末期の幕臣。咸臨丸の艦長として日本人の力ではじめて太平洋を横断した。
- 西郷隆盛と会見し、江戸城の無血開城を実現した。
徳川慶喜(とくがわよしのぶ)1837〜1913
- 水戸藩主徳川斉昭の子で、江戸幕府の第15代将軍。
- 1867年、大政奉還を朝廷に申し出、約260年続いた江戸幕府は倒れた。
坂本竜馬(さかもとりょうま)1835〜1867
- 土佐藩の下級武士の出身。倒幕のために薩長同盟を成立させた。
- 大政奉還の実現に力を尽くしたが、京都で幕府側の武士に暗殺された。
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明治天皇(めいじてんのう)1852〜1912
- 王政復古を実現し、五箇条の御誓文を発布、、明治政府の中心として日本の近代化を進めた。
- 1889年、大日本帝国憲法を発布した。
岩倉具視(いわくらともみ)1825〜1883
- 幕末・明治時代の公家出身の政治家で、大久保利通らとともに明治維新をおしすすめた。
- 条約改正のための遣欧使節をつとめた。
西郷隆盛(さいごうたかもり)1827〜1877
- 薩摩藩出身で、討幕運動の中心となった。
- 明治政府の中心人物となるが、征韓論を主張し聞き入れられないと、政府を辞めて鹿児島に帰った。
- 反政府の士族におされて西南戦争起こし、敗退した。
大久保利通(おおくぼとしみち)1830〜1878
- 薩摩藩の下級武士の生まれ。明治政府の中心人物として新しい政策を行った。
- 不平士族たちのうらみをかい、暗殺された。
木戸孝允(きどたかよし)1833〜1877
- 長州藩の医者の子として生まれた。吉田松陰の松下村塾で学んだ。
- 大久保利通らと協力して明治維新の基礎を固めた。
クラーク 1826〜1886
- アメリカのマサチューセッツ州生まれ。札幌農学校の初代教頭。北海道の開拓につくした。
- 「少年よ大志をいだけ」ということばを残した。
津田梅子(つだうめこ)1864〜1929
- 8歳で日本初の女子留学生としてアメリカに渡った。
- 女子英学塾(津田塾大学)を創立した。
福沢諭吉(ふくざわゆきち)1834〜1901
- 中津藩出身の明治はじめの思想家。「学問のすすめ」などを書き、西洋の文化・考え方を日本に広めた。
- 慶応義塾(のちの慶応大学)を開き、若者を教育した。
板垣退助(いたがきたいすけ)1837〜1919
- 土佐藩出身の政治家。明治政府に国会開設を要求し、自由民権運動の中心になった。
- 日本最初の政党である自由党を結成した。
大隈重信(おおくましげのぶ)1838〜1922
- 肥前藩出身の政治家。自由民権運動に参加し、立憲改進党を結成した。
- 東京専門学校(のちの早稲田大学)を創立した。
伊藤博文(いとうひろふみ)1841〜1909
- 長州藩出身の政治家。大日本帝国憲法の原案をつくり、初代の総理大臣になった。
- 日本の朝鮮侵略をすすめるなかで、暗殺された。
陸奥宗光(むつむねみつ)1844〜1897
- 外務大臣として、日清戦争直前に治外法権の廃止に成功した。
- 日清戦争の講和条約である下関条約を結んだ。
小村寿太郎(こむらじゅたろう)1855〜1911
- 外務大臣として、日英同盟や日露戦争のポーツマス条約を結んだ。
- 関税自主権の回復に成功した。
田中正造(たなかしょうぞう)1841〜1913
- 下野国出身の政治家。
- 足尾銅山鉱毒事件がおこると農民を助けるため天皇に直訴した。
東郷平八郎(とうごうへいはちろう)1847〜1934
- 薩摩藩出身の明治の日本海軍の軍人。
- 日露戦争の日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を破った。
北里柴三郎(きたざとしばさぶろう)1852〜1931
- コッホの研究所で破傷風の治療法を発見した。
- 伝染病研究所の所長となり、また、自分の力で北里研究所をつくり、研究を進めた。
樋口一葉(ひぐちいちよう)1872〜1896
- 明治時代の女性の小説家。「たけくらべ」で有名になった。
- ほかに「にごりえ」・「十三夜」などの代表作があるが、25歳で亡くなった。
与謝野晶子(よさのあきこ)1878〜1942
- 明治から大正時代に活躍した女性歌人。歌集「みだれ髪」を発行。
- 日露戦争のとき、弟を思ってよんだ詩「君死にたまふことなかれ」は大きな反響をよんだ。
平塚らいてう(ひらつからいちょう)1301〜1338
- 女性を解放して自由にするための運動をした。
- 「青鞜」という雑誌を作り、「元始、女性は太陽であった」のことばを残した。
内村鑑三(うちむらかんぞう)1861〜1930
- 明治・大正時代の代表的なキリスト教指導者。札幌農学校に学んだ。
- 日露戦争に反対し、平和の大切さを訴えた。
新渡戸稲造(にとべいなぞう)1862〜1933
- キリスト教信者で、国際連盟の事務局次長として世界平和につくした。
- 「武士道」は世界の多くの人に読まれた。
夏目漱石(なつめそうせき)1867〜1916
- 明治・大正時代の代表的作家。東京都生まれ。
- 「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「草枕」などが代表作。
森鴎外(もりおうがい)1862〜1922
- 明治・大正時代の代表的作家。軍医。石見国の医者の家の生まれ。
- 「舞姫」「山椒大夫」「阿部一族」が代表作。
野口英世(のぐちひでよ)1876〜1928
- 明治〜昭和時代の世界的な医学者。細菌学の研究に業績をあげた。
- アフリカで黄熱病の研究を行ったが、自分も感染して亡くなった。
高峰譲吉(たかみねじょうきち)1854〜1922
- 明治・大正時代の化学者。石川県生まれ。
- 強心剤のアドレナリンや消化剤のタカジアスターゼをつくりだした。
滝廉太郎(たきれんたろう)1879〜1903
- 近代日本で最初の本格的な作曲家。24歳で亡くなった。
- 「荒城の月」「花」などが代表作。
黒田清輝(くろだせいき)1866〜1924
- 明治・大正時代の洋画家。パリで洋画を学び、日本の近代洋画の基礎を築いた。
- 「読書」「湖畔」「舞妓」などが代表作。
幸徳秋水(こうとくしゅうすい)1871〜1911
- 明治時代の社会主義者。平民新聞を発行し、日露戦争に反対した。
- 1910年の大逆事件の主犯とされ処刑された。
石川啄木(いしかわたくぼく)1885〜1912
- 明治時代後期の歌人・詩人。岩手県生まれ。
- 歌集「一握の砂」「悲しき玩具」など生活に根ざした作品や、社会に関心を向けた作品を残した。
西園寺公望(さいおんじきんもち)1849〜1940
- 明治〜昭和時代前期の公家出身の政治家。
- パリ講和会議に日本代表として出席。政党政治の発展につくした。
ウィルソン 1856〜1924
- 第28代アメリカ大統領。
- 世界平和を実現するため、14か条の平和原則を発表し、国際連盟をつくることを提案した。
尾崎行雄(おざきゆきお)1859〜1954
- 明治〜昭和時代の政治家で、第一次護憲運動や普通選挙運動の中心となった。
- 第一次護憲運動や普通選挙運動の先頭に立ち、「憲政の神様」とよばれた。
犬養毅(いぬかいつよし)1855〜1932
- スペインのイエズス会士で、インドやインドネシアなどにキリスト教を広めた。
- 満州事変後、総理大臣になったが、1932年の五・一五事件で暗殺された。
吉野作造(よしのさくぞう)1878〜1933
- 大正デモクラシーをみちびいた政治学者・思想家。
- 民本主義をとなえ、議会政治や普通選挙の実施を主張した。
原敬(はらたかし)1856〜1921
- 立憲政友会の政治家。岩手県出身。
- 米騒動で退陣した寺内内閣にかわって内閣総理大臣になった(最初の本格的な政党内閣)。「平民宰相」とよばれたが、武士の子であった。
島崎藤村(しまざきとうそん)1872〜1943
- 詩集「若菜集」で日本の近代詩の第一人者となった。
- 「破戒」を出版し、自然主義文学の先がけとなった。
宮沢賢治(みやざわけんじ)1896〜1933
- 岩手県出身の詩人・童話作家。
- 貧しい農民とともに生きながら、「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」などの作品を残した。
芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)1892〜1927
- 大正・昭和時代初期を代表する小説家で、「羅生門」「鼻」などの作品を残した。
- 時代の動きに不安を感じて35歳で自殺した。
小林多喜二(こばやしたきじ)1903〜1933
- 大正・昭和時代の小説家。
- 「蟹工船」などプロレタリア文学の名作を残した。
市川房枝(いちかわふさえ)1893〜1981
- 婦人参政権の実現のために戦前から運動した。
- 戦後は選挙運動にお金をかけない理想選挙によって、参議院議員に当選した。
マッカーサー 1880〜1981
- アメリカ合衆国の軍人。
- 太平洋戦争で日本が敗れると、連合国軍最高司令長官として日本の占領政策をおしすすめた。
吉田茂(よしだしげる)1878〜1967
- 太平洋戦争敗戦後に総理大臣になった。
- 1951年、サンフランシスコ平和条約を結び、日本の独立を回復した。
湯川秀樹(ゆかわひでき)1907〜1981
- 理論物理学者。
- 中間子の理論を発表し、1949年、日本人として初めてノーベル賞(物理学賞)を受賞した。
佐藤栄作(さとうえいさく)1901〜1975
- 昭和時代の政治家。
- 日韓基本条約の調印、小笠原諸島の返還、沖縄の祖国復帰を実現した。ノーベル平和賞を受賞。
田中角栄(たなかかくえい)1918〜1993
- 昭和時代の政治家。「日本列島改造論」を発表し、経済の発展に取り組んだ。
- 日中共同声明を発表し、中国との国交を回復した。
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